★登竜門★ vol.28

審査員インタビュー

KAZANE

 

【総評】(U-15部門)
※この日は表彰ごとにおひとりずつ総評をお願いしました。

お疲れ様でしたー。
(泣いている入賞者を見ながら)すごいなんか泣くよねー、そーだよねー、いやなんか嬉しいなと思って、頑張って、一生懸命頑張ってきたから出る涙なんだなってすごいあーて思いました、もらい泣きしそうでした。

えっと皆さんお疲れ様でしたー。
入賞した皆さんおめでとうございます。
そしてこの大変な状況のこの時期にイベント開催してくださった関係者の方々やその為に練習した皆さんホントにお疲れ様です、ホントにお疲れ様です。

総評なんですけど、部門ごとに言おうかなとも迷ったんですけど、割とソロとチームの総評が似てたので総評言いながら間にソロやチームの話ができたらなと思います。

ざっと大きく分けて3つくらい、なるべく簡潔に話しますね、いっつも長くなっちゃうので頑張ります、はい。

U-9から見てたんですけど自分の総評は中学生で、今日U-15大体の子が、小学生もいたと思うんですけど中学生の子が多いっていうので、振付、ソロもチームもそうなんですけど、
自分で振り作ってる子もいれば先生の振付で踊ってる子もいると思うんですけど、振付の練習をめちゃくちゃしてんだなっていう人は沢山いて。

多分もうほとんどのチームがホントに今日のショーのためのショーの練習をめちゃくちゃ沢山したって子は沢山見たんですけど、ダンスの練習をもっとした方が良いなと思って。

ダンスの練習と振付の練習何が違うかっていうと、振付の練習は振付のクオリティーはもちろん上がるし、もちろん上がるんですけど、その振付じゃなくなっちゃった時に多分
もっかいゼロからになっちゃうんですね、振付の練習ばっかしちゃうと。

ダンスの練習が大事なのは、それこそ基礎だったり、HIPHOPやってる子だったらもう1時間ダウンだけでカッコよく見せれるように練習するとか。
それが出来るようになると振付じゃない瞬間とか、例えば移動だったり振りに入る前の動作とかだったりそういうところがめちゃくちゃ多分カッコよくなるんですね。

振付の練習だけをしちゃうと、その間の決まってない、作品中の振りが無い部分の見せ方とかがすごい急に素になっちゃったり急にいつもの中学生の子になっちゃうみたいなチームや
ソロの子が沢山いたんで、すごいそのショーにかける時間も大事なんですけど根本的にダンスの練習をすごいしてほしいなと思いました。

それはもちろん基礎とかテクニックの練習もそうなんですけどダンスの練習以外に色々、使ってる曲のアーティストのPVとか映画とか憧れてる人とかの映像を見たりとか、
そういうのでも良いと思うんですね、憧れてるダンサーの映像とかでも良いと思います。
見せ方とかも絶対変わってくると思うんで、そういうセンスも磨かれるんで。

ダンスの練習にそこも入ってくると思うんで、多分そこが強くなったらショー自体がすごい良くなるなって感じました。
入賞してるチームとか自分の中で得点が高いチームは、あ多分ホントに基礎の練習もしてるんだろうなっていうのは見えて、そこが1つ目ですね、はい。

2つ目はこれ中学生だからすごい言いたいんですけど、見ててホントにその衣装着たくて踊ってるのかなーとか、先生にこれ着てって言われたから踊ってるのかなーとか
本当にこの曲で踊りたくて踊ってるーみたいな子とかもいて、やっぱ好き嫌いが出てくる年頃なのですごい見てて分かるんですよ。

本当にこの曲でこの振付でこの衣装で踊りたくてこのメンバーが大好きでやってんだなーとかがすごい分かるんで、その好き嫌いを大事にしてほしいなって。

例えば、これちょっと先生を的に回すかもしれないんですけど、私がたたかれたらどうしよう、私は結構生徒とかに振付に対する振付とかがここの体の持ってきかたが
やりづらいからこうが良いですとかって言われるの結構好きなんですよ。

私はこうって与えたものに対してやっぱりそうじゃないかもって思うことって絶対あると思うんで、それは人間なんで。
だからそこを言い合える関係ってすごい良いなと思って。
え、この振付ダサい!とかじゃないですよ?笑それを言った時は私は知らないです。

でも絶対に良い先生はそれをしっかり受け止めてプラスにして返してくれると思うんで。
やっぱ偽りがあるダンスって全然魅力に感じないんで。

ソロに関しては自分で表現変えれると思うんですけど、チームとかに関してはチームで練習してる時とかに、私この音こう取りたいんだよねとか、
こっちじゃなくてこうが良いんだよねとか、やっぱ気持ち良く踊ってほしいなーっていうのはあるんでそこは素直になってほしいなっていうのは2個目です、はい。

で3つ目なんですけど、わーもーすごい長い、ホントにごめんなさい。
3つ目はダンスをやってる、ダンスを踊ってる子って絶対2パターンいて、1パターンは別にプロとかは目指してない、でもダンスがすごい楽しい、ダンス楽しくて仕方がないから
もう踊ってる自分最高!みたいな、でも別に一流とか目指してない、ダンスがただ踊るのが好きで、それで趣味だけどコンテスト出てみたいっていう風にやってる子と
もうめちゃめちゃ世界レベル目指してダンスやってる子と、ダンス目指して今日出てきてる子と絶対2パターンいて、私どっちも大事だと思うんですよ。

そうやって楽しむのが第一でやってる子はそれを貫いてほしいし、自分はプロを目指して小っちゃい頃からやってきたんで、こっちのパターンが大事だなって思うんで、
ちょっとこっちを目指してる方へだけ、こっちを目指してる人のために言いたいことがあって。

本当に残るダンサー、本当に将来的に残るダンサーて2つ大事なとこがあって1個は人が見てないところでどれだけ努力できるか。
お母さん達が見てる前、先生が見てる前での練習量じゃなくて1人の時にどれだけ頑張れるかっていうのがすごい大事、そこの努力ができるかどうか。

あとは体がどんだけ強いかなんですよ。
これめちゃくちゃ大事で体幹とかも言うんですけど、やっぱ体幹があるだけで、例えばしっとりする踊りとか止める動きとか、そういう練習をしなくても体幹があればできるんですよ。
体幹があればコントロールが全部きくんで。

この体の強さを鍛える練習を絶対してほしくて、でここって1番キツイんですね、地味だしキツイし体幹を鍛えるトレーニングって。
でもそういうトレーニングってめちゃくちゃ、そういう地味でキツイトレーニングこそ力になるんでこの2つを大事にしてほしいなと思いました。

で!で1番最後にもう1個良いですか?
もう1つ最後にパフォーマンスする上でやっぱりさっきRIKIYAくんが言ってた、どっちかTSUYOSHIさんも言ってたかな?TSUYOSHIさんが言ってたのかなRIKIYAくんが言ってたのかな?

前に出すっていう、パフォーマンスなんで前に出すっていうのはすごい大事で、人間ってオーラっておでこと胸から出るんですよ、オーラって。
だから舞台上で猫背の体勢の人ってあんまオーラ感じないんですけど、胸張ってる人ってすごいオーラが出るんですね。

踊ってる時に常に堂々と自信満々に踊ってるだけで、それだけでパッと、しかも照明もあるしオーラって出るんで、出そうと思えば出るんで、そこを、そういう踊りの人だけでも
良いんで出しに行くと絶対に伝わるんでそこは躊躇しないでやってほしいなと思いました。

いっぱい中学生、自分も中学生の時に1番コンテスト出てたんで思うことが沢山沢山言っちゃったんですけど何か1つでも参考になればなと思います。

私はまだまだ上を目指すんで皆さんも頑張ってください。
ありがとうございました。