★登竜門★ vol.30 SPECIAL

審査員インタビュー

ゆーさく

【総評】(DAY1 : U-12ビギナーチーム部門、U-9ソロ部門)

これやってみたいんですけど、全部話すと長くなっちゃうんでチーム活動のどういう風にやってったらいいのかなーっていうことか、優勝するにはっていう
どっちが聞きたいかなっていう。

(AC)
じゃぁちょっとアンケートを手上げてとってみましょうか。
はいじゃぁまず1つ目は。

(ゆーさく)
1つ目はチーム活動をこれからしていくうえでどういう風にしてったらいいか、が気になる人!はい。

(AC)
手あげてみてください。

(ゆーさく)
少な!

(AC)
チーム活動について

(ゆーさく)
そうチーム活動、今日出てる…なるほど。
ありがとうございます。

じゃぁ優勝するためにはどうしたらいいかを聞きたい人。

(AC)
圧倒的に多いですかね。

(以下総評)
なるほどねー、ありがとうございます。
いや、ここなんですけども自分も究極の一般人なんですよ。

だから色んなこと考えてきて、優勝するにはどうしたら良いのかも考えたし、その先の優勝して何なの?も考えたし、自分がこれがすごく良いなと思ってても
それが出来てどうなの?とかすごい考えてたんですね。

今上げて皆さん優勝の仕方を気になると思ったんですけど結局差を出さなきゃいけないんで、自分が今やってることは優勝を目指すっていうことよりもチーム活動を上手く進めることを
めちゃくちゃ1番大事にしてるんですね。

例えば今日TOGEPIE優勝して今日初めて出ました、U-9です、でもU-12で優勝しちゃいましたって言って、すごいんですけど自分からすると別にそれは特別すごくはない。
なぜなら、そこの環境もなんとなく知ってる、先輩達がいるのも知って、振付してる人もどういう感じか分かってる、まそうだろうなっていう。

まぁなんて言うんでしょうね、結果は意外と狙っていけるものなんですよ。
その狙うための幅を利かせるためには普段のチーム活動を大事にすることがすごく大事だと思ってるんですね。

自分は例えばJAZZの子今日ソロで優勝したと思うんですけど、どう考えるか。
自分の生徒が、例えば今日U-9であんだけ体きいてしっかり世界観作って踊れました、じゃぁ自分のジャンルがHIPHOPだったとする時にそれで勝負していけないって考え方なんです。
そこにないものをやっぱり自分で入れてく。

で例えば面白いんですけど、これもうホントなんですけど今日出たソロのU-9で優勝したJAZZの子がU-12に入ったとするじゃないですか、そうすると恐らく厳しいんですよ。
本人も分かってると思うんですけど。

だけど今日入賞してないRIO-Aくんは12に入った時に今日優勝した子は入賞しないけどRIO-Aくんは多分入賞すると思うんですよね。
この意味がすごく分かるのがダンスをやってく上ですごく大事なんですけど、これをやって、ここまでやって体きかせてこれが出来たら良いって先生言うじゃないですか
お母さん達いうじゃないですか。

それで結果を出したいんだったらスポーツやった方が良いんですよ。
こんだけここの距離を速く走れたらどんなに形が雑だろうが何だろうが金メダルじゃないですか、優勝じゃないですか。
それはやっぱスポーツなんですよ。

だけどダンスじゃないですか。
ダンスって何っていう時にはジャッジがいてその人の心にどう刺さるかなんですよ。

だから仮にめちゃくちゃ上手いJAZZの子達が10チームいて1人だけJAZZじゃないめちゃくちゃ楽しそうに踊る子がいたら絶対この子に点は入るんですよ。
でも他は割れるじゃないですか、みんな同じ感じだから。

点割れる中で1人すごくみんなの心を引くダンスをしたらみんなから点が入るんですよ。
で合計したらその子優勝しちゃうんすよ。
それが普通にこの先起こってくんで。

で何が大事って、自分が出してるものは何かを自分で分からないと、このコンテスト活動って言うのはホントにやんなくて良かったなって思うんですよ。

これは周りの先生達を見ても、めちゃくちゃ頑張ってるダンスの子見ても、みんなが憧れるような人見ても大体そうなんですよ。
優勝しても良い終わり方しないんですよね。

自分はそれを10年くらい前に色々自分でも経験して、周りも、めちゃくちゃ優勝してる、コンテストのファイナルで優勝してる人もその行方を見てたんですよ。
その時に優勝してもそこにあるものは意外と小っちゃいなって思ったんですよ。
小っちゃいし結構大変だし、そこ意外にもっと大事なことがある、しかもこの年で。

1つ言っときますけど、もうこの年でダンスで職業にする、ダンスで世界一になるってホントに親子で思ってるんだったらもうガンガンやってください。

だけどこれから先自分が教えてる時思ってるのは、この子はダンス好きかもしんないけどダンスを仕事にしようとは親子共に思ってないだろうなっていう、
一般人の心をやっぱ忘れずにコンテスト活動をさせてるんですね。

初めてお会いする方もいると思うんですけど自分もコンテスト出し始めてからもう500、こないだバーって計算したら500以上入賞させてるんですよ。
その割合も優勝がもう三分の一とかで、もうほとんど優勝か準優勝か。

でもそれはなんでかって言ったら今この世の中でこの流れがある時に1番穴を狙ってくんですよ。
だから全然自分の子が1番上手いとも思わないし、それにその優勝してる子にももちろん言ってるんすよ、自分が1番上手いって思うなってことも自分の位置を分かれって
すごい言ってんですよ。

だけど良いダンスにすれば入るっていうのをやっぱ見せてる。
ホントに自分は自信が無かったし結果を出させられなかったんですよ、1番最初、それこそ10年前とかは。

だけどそこで自分が出来ること、全チームに、全チームの先生を知る、先生がどんな振付をしてるかを見る、でそこの子がどんな練習をしてるかを聞く、試す、をマジで
やったんですよ、何百って。
でそれやった結果全部それ俺的に間違いだったんですよ。

1番練習、1日5時間練習したらいいと思うじゃないですか。全然いらないです。
だし、週に5本レッスンした方が良い、4本した方が良い、週2で大丈夫でした。
なんかね、全然違うんですよね。

で、そこの感覚を親子もちゃんと共有していかないと、お母さんダンスやってないパパダンスやってないってなると先生がこうやって足って言ったら
これが出来るまでやるじゃないですか。
でもさっきMana先生が言ったみたいにその子に合うダンスだったら意外と明日にでも優勝したりするんですよ。

だから自分は自分の生徒を見た時にこの子に似合う振りを作るんですね。
なんなら聞いたりするんですよ。
2パターン作ってここの分じゃぁ2エイトここの2エイトこのパターン、このパターンどっちがやりやすい?って聞いて、じゃぁやりやすい方で出ようみたいな。

普段のレッスンはちょっと難しいことするけど、ここでコンテスト出て優勝したいってさっき手上げたじゃないですか。
優勝したいってことは結果が欲しい訳じゃないですか。
結果を欲しいのにここで不完全なことをやっても優勝するわけがないじゃないですか。

だから出来ることで1番ジャッジに伝わるものをここに出す、でそれが出来るのは先生なんですよ。
そしてそこに向かわせる良いやり方をちゃんと導けるのは保護者の方なんですよね。
それに子供が頑張れば良い。

で3つあれば、ここは多分優勝経験が無いコンテストですけど、全然この上のコンテスト、ファイナルでも入るってのは3つが上手く合わさった時。

だけど、ここで優勝するためだったらどれか1つあれば良い。

めちゃくちゃ先生が振付慣れてる、こういう場で。

か、めちゃくちゃ上手い、JAZZの今日入った子達ね、JAZZの子なんか基本的にもう上手い子しかいないんすよ、でそういう上手い、抜群に上手い。

か、保護者がめちゃくちゃその子達の気持ちを上げるのが上手い、まぁ言ったら先生の気持ちを上げんのも上手いとか。

もうそういうのもコミュニケーション全部含めてですね。
そのどれかがあればここは優勝できるんですね。

だけど、この先にはもっと、もっともっといっぱい目指さなきゃいけないものがあるし、この先何年かもやるかもしんないですけど
とにかく良いダンスの仕方をしてほしいし、ここの裾野を広げることがダンス業界もおっきくなることだと思うし。

まだまだめっちゃ上手い子達みてやばいなって思うかもしれないっすけど隙だらけです、もう狙い所だらけ。
だからぜひ見る目を持ってダンス、ってかコンテスト活動すごい楽しんでほしいなと思います。
めちゃくちゃ楽しめるんで、楽しめてない人もいっぱいいますけど。

まそんな感じで、はい、ありがとうございました。