★登竜門★ vol.41

審査員コンテスト後インタビュー ゆーさく/TOMOKA/NanA MAEDA PART2

 

<AC>
では今日ちょっと技術的なところからも表現力っていう話がこの話の中で出たんですけど、ジャッジ3人それぞれ1個ずつ出していただきたいんですけど、表現力を高めるためにこれをやった方が良いっていうことを
ちょっと1つずつ教えてもらいたいです。

ダンス以外で、ダンスの練習の中で表現力をっていうんじゃなくて、ダンスの表現力に活かすために別の何かをこれはやっといた方が良いぞっていうものを1つ教えてもらいたいです。

<ゆーさく>
まぁ。

<AC>
じゃぁ最後にしますか。笑

<ゆーさく>
いやまー何個もあるけど。

<TOMOKA>
じゃぁ。

<AC>
何か1つに絞って、これは良いかもね、特にキッズの子達、特にこういうやっぱりこれから優勝を目指すぞーっていう子達に向けたアプローチでちょっと、でもまぁダンサー全体キッズダンサー全体を
見てもらっても良いんですけど。

だけど、こういうやっぱり新人戦に挑む子達、どれだけこのメンバー全員が何回コンテスト挑戦してきて優勝とれてないかは分からないけれども、子供達にダンスの表現に通じる何か経験を積ませるものみたいなものって何が良いと思いますか?

これは完全に主観で良いです。
こんなことをやってきた、こんなことを伝えたことが生徒にあるとかっていう何か。

<NanA MAEDA>
いや表現力ムズイな。

<ゆーさく>
俺はもういっぱいある。

<AC>
いっぱいある。笑

<TOMOKA>
私もある。
でもジャンルに完全によるんですけど。

<AC>
もう全然ご自分のジャンルで大丈夫です。

<TOMOKA>
良いですか?

とにかくまずは色々なものを見る、まずは。
映画だったりミュージカルだったり音楽だったり。

<ゆーさく>
そうそう。

<NanA MAEDA>
うん。

<TOMOKA>
とにかく沢山見る。
色んな人生を見る。

<AC>
人生を見る、なるほど、人の人生を見る。笑

<TOMOKA>
そう。
難しいー、伝えるの。

でもそれをやったところで大袈裟になるから、まずはまー大袈裟から入って良いと思うんだけど、そこを経験、あーでも小っちゃい子もいるのかー、難しいなー。

<AC>
(笑)

<NanA MAEDA>
難しいっすよね。

<TOMOKA>
でも経験を積みながら、それをしながらナチュラルにしていくというか。

<ゆーさく>
任せて、任せて。

<TOMOKA>
はい、お願いします。
まとめてください!

<NanA MAEDA>
うん。

<ゆーさく>
いや、映画はね、小学校の子に、すごい頑張ってる子にどうしたら良いですかって親子共に言われた時に言ったのね。
うちのレッスンを1日辞めて映画を自分でチケットを買って見に行きなさいって、それがホントに芸術面を育てることだからって言ったんだけど、結局響かずその子は辞めてしまうんんだけど。

だけど結局最後までダンスをやるんであればホントに映画を見た本数が多い人が絶対に上手い。

<TOMOKA>
うん。

<ゆーさく>
これは間違いない。
それが本であったり美術館であったりするんだけど、単純に言うとそんぐらいの差が出る。

でもそれが価値観が分からないじゃないですか、小学生とか。
ホントちっちゃい子に俺が言うのは自分で料理に味をつけさせる。

例えばこれは塩が合うのか醤油が合うのかソースが合うのかって言うのを自分で試させる。
卵に醤油派とソース派ととか塩派っているじゃないですか。

<AC>
いるいる、ケチャップもいるしね。

<ゆーさく>
そう、それをママとかに出してもらうのばっか食ってるんじゃなくて、自分でじゃぁこれに、じゃぁママがいっつもソースなんだったらソース以外で何が合うと思う?っていうのを考えることが表現になる。
でその違いを感じる。

例えば映画オススメした子も結局他のレッスンを受けに行っちゃったわけ。
俺がもう辞めろって言ってね、その曜日は。

その曜日ダンスなんかやってないでもっと色んなものを学びなさいって言ったけど、結局やめて他のレッスンを受けたわけ。
でもそれって結局人に与えられた価値観をもらいに行ってるだけだからどこに行ってもまー逆に一緒なのよ、うちでやってても一緒だし、外でやってても最初は新鮮だけど根本的な成長はしてなくて。

だからそこの映画を見て学べっていうところと、例えば料理に何が合うかとか、女の子だったら服に何色が合うのかだとか、そういうのを考える、でもしくは失敗する。
料理だと面白いから食べてまずっとかなるじゃないですか。

そこが自分が考えて出した答えっていうのが表現、何をしたいの?これで何をどう思わせたいの?みたいな。
上手いって思わせたいの?甘いって思わせたいの?マズイって思わせたいの?みたいな練習になるんじゃないかなって俺は思ってるんですよね。

<AC>
なるほど、はいはい。

<TOMOKA>
深いね、確かにね。

<NanA MAEDA>
一緒ですね。

<TOMOKA>
うん、もうそこが1番。

<NanA MAEDA>
うん。

<TOMOKA>
本当に、知ることですよね。

<AC>
知ること。

<ゆーさく>
ホントね、映画見ないとかさ美術館に興味がないとかネタに困んない?と思う、逆に。何をもって表現、ダンス、振り作ってんの?って。
多分振り作ってないからそれ言えるんだろうけど。

<AC>
多分もらったものをやっているっていうこと

<ゆーさく>
そうそう。
映画好きで自分が良かったって思うし。

<AC>
まー確かに。

ミュージックビデオとかを。

<ゆーさく>
うん、そういうのでも全然良いだろうし。

<AC>
見ない子ってやっぱり、やっぱ少なからずいる。
自分達が使ってる音楽をどういう人が歌っててどういう人達が演奏しててみたいな。

<TOMOKA>
あーそれ大事。
年代とかもあるし、その時代をちゃんと勉強してその時のファッションはどうだったかとかやっぱそういうのも大事だし、その人達はどういう表現をしてその街を歩いていたかとか。

やっぱりそういうのも歩き方に出るし、やっぱそういうのはめちゃくちゃ大事だと思う。

<AC>
もうまさにそのミュージックビデオはその音楽の世界観を表現してるものだし。

<TOMOKA>
うん、そう、表現してるもの、分かりやすいと思う。

<AC>
映画だって恋愛を表現しているものもあれば、戦争なのかラブストーリーなのかみたいなところもあったりするし、なんて言うんだろうね、俺も常々考えてるけど。
これだけを、何か1つに絞れないというか、それこそ映画だったり料理だったりとか、ものを見る。

音楽を聞くだけじゃなくて、例えばライブを見に行くとか生の音を感じるとかっていうのも。

<TOMOKA>
うん、あと英語をちゃんと訳す。

<AC>
曲、音楽の中身を知るっていうこと。

<TOMOKA>
それ大事。

<AC>
すごいこと歌ってたりするもんね。

<ゆーさく>
めっちゃ分かるよ。

<AC>
(笑)

<TOMOKA>
なんでそれでそれを。

<NanA MAEDA>
意味分かってる?って。

<ゆーさく>
でも、俺ひねくれてるの知ってるじゃないですか。

<AC>
うん知ってる、よく知ってる。笑

<TOMOKA>
(笑)

<ゆーさく>
ミュージックビデオを見るのは逆に最後にしたくなってくる。

<TOMOKA>
あー。

<ゆーさく>
で、もしこれ見ちゃうとそれに引っ張られるから。
仮に最後、振り作った後に見た時に入りが同じ空気感だったり、同じような例えばミュージックビデオなんだけど、出てる人の立ち方とか動き始めが一緒だった時にめっちゃ気持ち良いみたいな。

<AC>
答え合わせみたいな。

<ゆーさく>
そうそう。

<AC>
まずだから自分で考えることを優先してその後に答え合わせっていうね。

<ゆーさく>
そうそう。
だし英語訳すのも正直俺面倒くさいめちゃくちゃ。

だけど振りに悩んだ時に英語訳すともうね、スッて出てきちゃう。

<TOMOKA>
あーそう分かる!すぐ出来る!

<ゆーさく>
だからでも逆にそのスッで偏っちゃう可能性もあるっていうのもあるし。

<TOMOKA>
確かに。

<ゆーさく>
でも振りで悩んでる人はホントに英語訳すと。

<TOMOKA>
うん。

<ゆーさく>
なんだよこれで入れば良いじゃん!みたいな感じで作れるし。

<AC>
うん、そうね。

<ゆーさく>
で全てが上手くいくっていうのはめちゃくちゃ分かる。

<TOMOKA>
うん。

<ゆーさく>
困った時に。

<AC>
はいはいはい。
困ったときのまー最後のね。

<ゆーさく>
俺はね。

<NanA MAEDA>
最後の手段

<ゆーさく>
俺はね。

<AC>
NanAちゃんはどうですか?

<NanA MAEDA>
やーでもやっぱり同じですね、やっぱりリリック見るし絶対に、洋楽使うからリリック見て作るし。

<ゆーさく>
厳しい先生に付いてるもんね。

<TOMOKA>
(笑)

<ゆーさく>
自分についてはね。

<NanA MAEDA>
はい。笑

<AC>
キッズの時どんなことやらされた、やらされたっていう言い方はあれかもしれないけど。

<NanA MAEDA>
キッズの頃はでもやっぱ表現って1番難しいから。
例えば顔もそうだけど無理してウェーとかウーとか歌うとかじゃなくて自然に出るのが良いから、やっぱ音楽いっぱい聞くもそうだし、うんでもいっぱい踊りましたね、よく踊った。

とにかく踊りまくってました、私。

<TOMOKA>
うん、やりまくる、踊りまくる。

<NanA MAEDA>
で経験、色んなとこ出て上手いチームをまず見て。

<TOMOKA>
うん、研究して。

<NanA MAEDA>
研究して、うわ、こういう見せ方カッコイイなって思ったやつをちょっと取り入れてみたり、それを自分流にしてみてみたいな、オリジナル。

<AC>
まず模倣するところから始めてそこに自分らしさというかそういうのを加えるってことね。

<NanA MAEDA>
自分の、完コピするじゃなくて、ちょっとここだけを。

<TOMOKA>
いただきまーす。

<NanA MAEDA>
いただきまーすみたいな。

<AC>
自ら踊ることも大事だけど、言ったらものを見るっていうこともやっぱり、ダンスもやっぱり見ること、客観的にっていうことだね。

<NanA MAEDA>
それはある意味料理みたいなもんですよね。

<ゆーさく>
うん。

<AC>
そうだね。

<NanA MAEDA>
取り入れて自分流入れてっていう。
それ料理とかも一緒だと思いました。

<AC>
なるほど、はい。
じゃぁ結構がつっと聞けたんで満足です。

ということで今日は1日ありがとうございました。

ありがとうございました。
お疲れ様でした。

<審査員全員>
お疲れ様でした。