★登竜門★ vol.41

審査員インタビュー

ゆーさく

【総評】

お疲れ様でした。

言いたいことがいっぱいありすぎて言いたいことがないんです、そうなんです。
っていうのはやっぱり自分もすごく日々悩んで、日々どころじゃなくて何年も悩んでいて。

★登竜門★は特に皆さんが思ってる以上に各チーム各ソロのダンスへの向き合い方って違うんですよ。
だからさっきTOMOKA先生がおっしゃってましたけど、12の優勝のチームはTOMOKA先生のチームなんですよ、で優勝して初めてですってわーって泣くじゃないですか。

でもダントツで上手かったんですよ、どう見ても。
それをここまで上手いのに自分達はまだまだだって思える持ってき方もあるし、ほんのちょっと上手くなってそれを褒めて、実際上手いじゃないですか、上手くない下手、レベルはあれど、上手いを褒めて伸ばすか。
すごく難しくて。

皆さんが思ってる以上にもう全然違うんですよ
もうレベルバラバラな上にもう今日絶対優勝するぞって本当に疑わずに思って来てる人もいれば、もう今日最後みんなで踊れればいいねって思ってコンテストに出るチームもいるんですよ。

だからそれぞれのバックボーンというか背景を知らないと全然何も言えないんですけど、でもそれぞれがちゃんと成長してることを親御さんと先生と仲間とホント確かめ合えてそれを実感出来れば
コンテストは続けても良いと思うんですけど、それを実感出来ないんだったら自分はコンテストやらなくて良いくらいに思ってます。

自分はコンテスト大好きで超やりたいんですよ。
たまたま今日NanAちゃんいてNanAが小っちゃい時、小学生くらいの時にガンガンチームこういう風にみんなみたいにやってたんですよ。
それを俺見てたんです。、さっき楽屋で話して判明したんですけど。

そのNanAちゃんのチームってめちゃくちゃすごくて先生の勢いとかが。
俺も大っ嫌いだったんですよ。

(大っ嫌いという言葉への客席のリアクションに対して)違う違うの。
なんでかって言うといっつも負けるし自分の生徒も可愛がって超お前は俺が育てるぞって思って毎晩毎晩考えたりやってた子がパーって引き抜かれてそこね？みたいな、20年前くらいの話なんですけど。

でもその先生のおかげで俺めっちゃ頑張れたんですよ。
絶対あそこにいった子には負けさせねーって思ったし、絶対に良いチーム作ろうって思ったし。
でもそのおかげでめちゃくちゃ賞取れたんですね。

だからそこの観点から言うと今日出てる人達は正直めっちゃまだまだで超やりようあるなみたいな。
さっき言った優勝したチームも、belleはホントに★登竜門★レベルじゃないんですよ、これはもう分かった方が良くて。

自分の位置とか自分がなんのコンテスト出ててどういう子達と戦ってるかっていうのもホントに理解した方がよくて。

先ほども言った通り自分も悔しくて何やったかって言うと、その当時そんなYouTubeとかもみんな動画もあげないし、なかったですけど、もう各コンテストのエントリーリストを見て
そこに出てくる前回どっかで優勝したチームをアメブロとかで検索してそこのなんかちょっとホームビデオとか載ってないかなとか全チーム調べましたね、前日じゃなくて出る前に。

で、そこのチームと比べた時に自分のチームが全然違うジャンルでもキレで負けてたらもうここはこのチームに負けないようにしようとか。
各チーム特徴あるじゃないですか、ここは表現が上手いとか、ここはアクロバット1個結構強いなーとか思ったらうちは全部それを上回る部分を入れたんですよ。

っていう風に研究して、ホント超悔しくて、研究しても負けるし。
そんだけやってると今度生徒達とか親御さんの気持ちが足りないと思い始めちゃって。

そうするともう超迷子でして。
じゃぁ自分で自分の居場所作ろうっていって今自分のスタジオがあってこうやって、そしたらもうなんかみんななんもしなくても上手くなって、で上手くなって、なんもしなくても上手くなるくらい
環境が良くなったら良くなったでその価値に気付いてもらえないみたいな、もう難しくてホントに。

すげーしゃべりましたけど、これ20年分くらいをバーッと。

いや、今日ホントNanAちゃんに会った時に全てフラッシュバックして。
お前か！みたいな、ここにいるのかみたいな。

でもそれ全然悪くなくて、それがマイナスとは全く思ってなくて全部成長で。
次自分に関わってくれる人達の良い環境、良い環境って思って頑張ってやってるんですよ。

そのもしかしたら今習ってる先生とか、ちょっとU-6の子達関係なさすぎてごめんなさいなんですけど、今先生に付いてるじゃないですか。
その先生がどの状況なのかなって思うとどの先生のことも悪く言えないし、すごいなって思えるんですよ、自分のあの頃の気持ちかもしれないし、今の自分と同じかもしれないし。

ただ、間違いなくその先生のやりやすいようにやったら絶対あなた達のことを毎日考えてくれてあなた達が負けてたら超悔しいって思って絶対時間を割いてくれるんですよ、俺はそうでした。

で、疲れましたけど。笑
その塩梅よ、塩梅。

もうそのちょうど良い所を、自分の教えた、可愛がって育てた子が何人か残ってその子達が自分と同じような気持ちで生徒に教えてくれれば良いなって思って。

自分はちょっと自分の時間を作る代わりに今まで出来なかった、もう昔にガッてやってたのをもう1回やりたいって思ってるんです。
けど代表なんでみんなを平等に見るって超難しいんですよね。

だから早く引退して自分が見たいチームだけを世界一にしようみたいなのを早くやりたい、やりたいけど、そうなんですよ。
だからまだ全然なんで。
っていう風に目標があるんです。

だからそれぞれ目標を持って楽しく続けられるようなダンス生活をホントに送ってほしいと思います。
はい、ありがとうございました。