★登竜門★ vol.7
インタビュー
suzuyaka
■総評
みなさんお疲れ様でした。
今日はU-9部門があるということで小っちゃいコが多くて…
私幼稚園の頃にバレエをはじめて、最初は親に連れて行かれて365日一日も休ませてもらえなくて、イヤでどっかに隠れて出て行かなかったりしていたくらいでイヤイヤやっていたんですけど…
なんだかんだ5年間365日踊り続けたんですね。
なんでそんなことができたんだろうって考えたときに、結局最初はやらされてなんとなくはじめたけど途中から踊ることがすごく楽しくなって「もっともっとちゃんとしたステージに立ちたい」って幼いながらに自我が目覚めた瞬間があって、そのときから自分の中でかわったんですね。
今みんな…特にちっちゃいコとかまだまだダンスってどんなジャンルがあるんだろ?とかコンテスト出ていてもよくわからずに出ているコもいるかもしれないけど、自分の気持ちが芽生えたときにはじめてそこから「もっといろんなことを知りたい」「もっともっと深いところまでダンス知りたいな」って思うタイミングがそれぞれ来ると思います。
もう芽生えてるコは自分の意思でいろんなことをがんばってここ(ステージ)に立ってる気がするんですね。
なので、今日はチームとしては振りも揃ってるしある程度ちゃんと踊れるんだけど、でも個々の気持ちみたいなものは届かないチームがいくつかあってもったいないなーって思ったので…
無理矢理そういう気持ちをコントロールできるものではないからこれからだと思うんですけどいつか芽生えたらいいなーと思って見てました。
私JAZZの人なのでJAZZのことを言うと…
今年1年かなりコンテストでジャッジしたんですけどほぼ(JAZZが)いなくてさびしかったんですけど、 今回ちょこちょこいて…
あんまりキビシいこと言うとJAZZのコが出たくなくなるから軽い感じで…(笑)。 アドバイスみたいな感じです。
JAZZってターンする前にプレパレーションとる事が多いんですよ。 (実技を交えて)この動作で2秒使ってるわけです。この2秒の瞬間に「あ、次ターンくるな」っていうのがだいたいのジャッジの人だったらわかっちゃうんですよ。
それってすごいハードル上げてて、「はいこの次ターンきます」ってわざわざ次の動きを教えてくれる感じ。その後回り出すから「どれだけ回ってくれるのかな?」って思っちゃう。 そしたら(あまり上手に回れていない仕草をして)ふふふ…(笑)。
シェネとかもそうで、踏み込んだ瞬間「シェネするな」(上手にできていない仕草をして)「あ、どっかいっちゃった」みたいなのがけっこうあって…
ジャンプもそう。「次跳ぶな」(上手にできていない仕草をして)ふふふ…(笑)。
JAZZって技をする前にバレやすいのでバレないようにごまかしてやるとか、やるんだったらおもいっきり高く跳ぶとかつまさきをのばすとか。
そういう技=自分の強みだと思ってやっているものが逆にマイナスになっちゃうときってよくあるので、ぜひ基礎を忘れずに…ターン系はかなり基礎積まないとキビシイのでがんばってください。
■優勝チームの勝因・総評
いつもそうなんですけど、優勝するチームって当たり前ですけどスキルが高くて…プラス、例えば5人チームだったら5人全員が同じくらいの高いスキルを持ってて個々がたってるチームに点数を高く入れるんですけど…
誰かセンターにいる人だけうまいっていうチームはよくあるし平均的にうまいんだけど個々の印象がないっていうチームも多くて、優勝するチームって必ず個々の印象も残るしチームとしても一体感があるっていうところが多いので…だいたい1位になったチームは…特にU-12だと2位や3位もそうですね、チーム力だけじゃなくて能力も高いっていうところがありますね。
■入賞しなかったけど気になったチーム・ダンサー
<U-12チーム部門…5☆19>
踊りがすごいよかったとかじゃないんですけど、ちっちゃいコの方がダンス始めたばかりなのかな?っていうくらいのコなんですけど華があるんです。
JAZZの人からするとメチャクチャ大事で、一生懸命練習すれば身につくというものではなくて持って生まれたもの…それこそU-9ソロ部門のりゅうくや女の子達…U-9の部門には多いんですけどステージに立ってちょっと踊るだけで華やかになるっていう。そういう力を持っていたなというのが印象に残っていて、このまま一生懸命続けてくれたらいい踊り手になりそうだなと思いました。
(他にいますか?の質問に)
U-9ソロ部門のコは全員拍手。あんなちっちゃくてかなり堂々としててびっくりしました。純粋な気持ちがヒシヒシと伝わってきて素敵でした。