ウラドラ2024 FINAL
審査員インタビュー
MAA
■総評
どうもどうも、お疲れ様です。
自分も子供達に振付してチームとかやってるんで、今日優勝した子達が出るドラドラFINALも自分のとこの生徒も出るんでどんな子達が決勝に行くのかなーと思いながら今日審査させてもらったんですけど。
自分がネタを作る時にめちゃくちゃ大事にしてる部分があって。
ちょっとこれあんまり言いたくないんすけど。
超大事にしてるんですよ。
つまりは自分がそこ大事にしてるからそこが見えるチームは結構やっぱり良かったりするしグッときたりというか。
これは個人的な好みっていうわけでもなくて自分も子供プロデュースし始めてもう20年くらい経つから、もうその20年の蓄積で優勝するチームってこんな感じかなって、ただ上手いだけじゃないっていうか。
今日もめちゃくちゃ上手い子達多かったんだけど、そこの部分が弱くてちょっとジャッジに響きにくいのかなーみたいのがあって。
自分が大事にしてるのは、なんで曲を繋げるのか。
つまりQuartzみたいな1曲使いのチームもあれば何曲か使ってるチームもあるじゃないですか。
これなんで曲変えるんだろうっていうとこなんですよ。
別に変えなくても良いんですよ、たかだか3分だし、ソロとかだったら1分半だから。
変える理由をちょっと考えてほしくて。
これ生徒というよりかはもしかしたら作ってる先生に向けてになっちゃうかもしんないですけど。
考えてほしいんだけど、自分的な答えとしては要はフロウ、抑揚ですよね、変化を付けるってことですね。
だから曲変えてもテンション一緒で、例えば構成めちゃくちゃすごい動かしてすごい構成付けてもずっと構成付いてると人間って慣れてきちゃうから、たった3分だけど飽きが生まれるというか。
だから例えば自分4曲付けるとすれば必ず上げて下げて上げて、で最後シックにとかその逆とか、必ずこれはめちゃんこ意識してるんですよ。
だからちょっと分かんないすけど、多分俺のチームとか動画見た時に音を消して見ても多分ここで曲変わったなって分かりやすいと思うんすよね。
音なしで見ても音変わったなとか。
だからそれがいわゆる分かりやすい展開、審査員的にも、おー空気変わったとか。
だからすごい例えばフォーメーションめちゃくちゃ動かして曲がいきなり変わった瞬間にガッて集まってタイトになってとか動きが小っちゃくなるとかソロでめちゃくちゃ大きい動きでバーッて動いてみるとか。
なんかそういうのはめちゃんこ意識してますということで。
なんでかって言うと今日思ったことが音変わっても変化しねぇなみたいな。
例えば今日JAZZの子がソロでめちゃくちゃ多かったけど、後半サビにグーって上がってくのに、あれ?上がらないなみたいな。
それちょっと、上手いんだけどちょっとモヤっというか、それでマイナスっていうことはないんすけど。
ってなるとそういう気持ちで審査してくと、逆にガーっていった時に踊りもダーって上がっていってその子の表情とかもグーって上がってくとうわめちゃくちゃ良いなーと思って。
自分的にはU-15の2位だった子がそこをすごい感じたんですよね。
だから多分出順2番でも結構順位高かったのはそういうとこかなと。
スキル的に今日やっぱ同じくらいの子もいたんすけど、その1曲の中のちゃんと曲のガーって上がってくところに対して踊りもマッチしててぴったりはまったみたいな感じでしたねー。
あとは恐らく自分が見るに今日ほとんど先生が振り付けてると思うんすけど、多分OPENソロは自分だと思うんすよ。
でOPENチームも多分ミニドリ。とかは自分かなそれ以外はどうなんだろう、ちょっと分かんないんですけど。
何が言いたいかっていうと結局先生がいて振りをもらうっていう待ってる状態ですよね。
鳥の赤ちゃんだったら巣で口開けて待ってる状態というか、で先生が振りくれるのを待ってる。
小学生までは先生に言われたことを忠実に、先生に褒めてもらえるまで頑張れば良いと思うんですけど、自分的に中学生以上はもうちゃんと自分達も参加していかないとドラドラの決勝とかレベルになると
ちょっと厳しいのかなと思うんですよね。
先生の振りに口出すっていうことじゃなくて自分達もどうすれば良くなるんだろうっていうのを考えるって行動して、何かちょっと思うことあれば先生と相談したりとか、自分でやれることっていう積極性ですよね。
それが多分チームを良くするのかなと思うので。
やっぱり自分で考えてるのが多いほどうまくなると思います。
だから先生の振りもらってめちゃくちゃ賞をとりまくってるチームって多分そんなにもう考えるのをやめちゃう気がして。
だってもうそれ踊っとけば、踊ってステージ立てばある程度賞とれちゃうってなると、なんもしないような人間になると思うんですよ、やっぱ効率を求めるから。
やっぱりなるだけ苦労せずに便利な方が良いと思うから。
だから自分の経験上あんまり賞取らない子達の方がどう見せようかって考えるから。
で色んな先生言行ったり自分で考えたり何かやったりってやった経験が多くなるから。
だからあながち先生にもらったもんだけででバンバンとってもあんまり良いことないなとは思っちゃって。
一時期チームダンスって子供育てるのに良くねぇんじゃねぇかみたいになっちゃって、そこから振りとか浮かばなくなって。
その時1チームギリ小っちゃい子達のだけしかやらなかった年もあったくらい。
チームコンテストってホント、チームコンテストっていうか先生がいる周りってちゃんと自分っていうものをしっかり考えながらやってかないとマイナスになっちゃうのかなーみたいのもあったんで。
中学生以上はそこも含めて動いてほしいなってちょっと今日見てて思いました。
ラストに、自分的に今日響いたチームというか、さっきもちょっと言いましたQuartz良かったっすね、めちゃくちゃ。
JAZZ、今日JAZZ多かったんだけ。ど、ちょっと違う、HIPHOPの領域、R&Bテイストなんですけど、ラップでずっと踊って、でもスキルがちゃんとあって。
その意外性すごい良かったし
でもちゃんと後半、立ち踊りしか出来ないのかなこの子達って思わせたかった最後にフロアというかアクロバットというかフロアというか体強いじゃんっていう。
普通だったらもうちょっと体きくんだったらちょっと小出しにしたいんですよね。
だけどそれせずに最後にかためてきたっていうところって結構デカかったなって思って。
例えば自分の中で100点の技を持ってるとするじゃないすか、すごい技を。
それを1分半の中で100点、100点、100点ってやって、で最後にもう一回100点の技ボンって入れて、そしたら合計でも400点にならないんですよね、これ。
結局人って最初お!ってなるけど段々慣れてくるからだったらもうあえて我慢して、使わずに最後に一発やった方がちゃんと評価がおお!ってなるのが人だと思うんですよね。
あとはそれで言うとU-15?さっき言った美羽さん?U-15の2位だったかな?めちゃくちゃ良かったの。
あと優勝したHarukaちゃんはすげぇ良かったです。
あんだけJAZZが多い中でちょっと違ったというか、うん、ちょっと見たことない。
ターンでも絶対JAZZの子は側転するなーってあとは側転からのひねってこうやった形で落ちるなーとか、こう入ったらこうするなーって見える中ちょっとターンの仕方が変わってたりとか
ファッションもちょっと違ったしスキルも当然しっかりあったから評価は高かったと思います。
あとはミニドリ。もすごい、もうちっちゃい頃からずっとやってる3人にしか出せない空気感みたいな、ものすごい、振付が揃ってるとかじゃなくてすごい感動したんすよね、僕も、引き込まれたというか。
あとはOPENソロの由暖ちゃんもすごかったっすね。
元々バトルがすごい上手だったんすけどやっぱフロアーをめちゃめちゃ広く使ってあとは自分の武器というか、下半身の強さっていうのもしっかりとアピールして由暖ちゃんすごかったっすね。
っていうちょっとそういった感じで。
今日はありがとうございました。