ドラドラ2018 3rd PERIOD
審査員インタビュー
すずきゆうすけ
■総評
お疲れ様です。
受賞されたチームはFINALも頑張ってください。
受賞できなかったチームが圧倒的にコンテストは多いんで、よく水物って言いますけどね。
今日の結果は今日の結果として、何かがちょっと伝わりにくかったのかもしれないし、なんか調子が悪くて自分らの本領発揮できなかったのかもしれないし、もう一回見つめ直して。
教えてもらってる先生だったり、作ってくれてる先生がいると思うんですけど、もう一回見つめ直せる良い機会だと思って。
今日以降(2018年12/26以降年末まで)にコンテストってあるのかな?まだあるの?まだある?すごい時代ですね。笑
出れば良いってもんじゃないから、出るたび出るたび受け止めながらまた次につなげてってほしいと思います。
個人的に思ったの、はコンテストが多い時代ってのもあると思うんですけど、勝つっていうか、1つのショーをよく見せるというか、自分らの強みを上手く引き出すっていう部分ではすごく工夫が練られてて、
自分達のやってる踊りというか、良い所を上手くだしつつ、悪く言ったら弱い所を抜きつつってところがあると思うんですけど、それはたぶん先生のおかげっていうのがちょっとあると思うんですよね。
こうなったらこういう風に見えるよってとこ。
ただ目に見えない部分は踊ってる本人達にしかわからないところなので。
わかりやすく言うとJAZZやってる人達はターン1つ回る、指1本踏む、指先伸ばすってところに物凄く時間をかけてやってるから、やっぱりこういう勝負の場に出てきた時に圧倒的に1個の動きの説得力が全然違くて。
ストリートダンス、僕もロックダンスをやってる人間なので、もちろんそこはそこのこだわりはあるんですけど、ちょっと負けてるかなってのが個人的には感じて。
どうその穴じゃないけどね、そこはもしかしたら負けちゃうかもしれないけど音楽性、遊び心、良い感じの脱力、良い感じの力みだったり、どこをこういう場で勝負に持ってくるかっていうのがポイントになってくると思いました。
ちょっと専門的な話なのでピンとこないかもしんないですけど、ご飯に例えるとわかりやすいのかな。
作ってるご飯は良いんですよ。
ただこの食材の下準備がちょっと足りてないというか、ちょっと前に塩ふるとか、ちょっと前に醤油に漬けるとか、そういう部分がちょっとサボっちゃってるかなっていうところが何チームか見えて。
そこはどうしても僕達もストリートダンス長くやってる人間からするとちょっと物足りなく感じちゃって。
ちょっと薄いな、出汁きいてないなって感じになっちゃうと思うんですよね。
ちょっと地道に時間かかることですけど、こういう目に見えない部分っていうのをもうちょっとこだわって、教えてくれる先生もそこはすごく大事に言ってると思うので。
じっくり、じっくり、長いダンス人生ですから、じっくり時間かけてじっくりやってったらいいと思います。
食材が違うのは、産地とか、どこにある、どこからできましたとかって言うのはあんまり関係なくて個人の頑張りでどうにでも威圧する部分ではあるから、踊ってる本人達が1番そこを実感できればドーンて伸びてくると思います。
そんな感じですかね。
またチャレンジしようと思う人、今すぐにはできるアドバイスじゃないですけど1つずつ伸ばしてくれたらと思います。
お疲れ様でした。
ありがとうございました。