ドラドラ2021 7th PERIOD
審査員インタビュー
AKIHITO
■総評(U-12チーム部門、OPENソロ部門)
(※密回避と時間短縮のため各表彰ごとに1名に総評をお願いしました。)
お疲れ様でしたー、AKIHITOですー。
受賞された皆さんおめでとうございました。
ちょっと簡単に僕から1つだけ今日見た全体の総評として言わせていただきたいなと思うんですけど、これいつも言うことで特に挑戦される皆さんもいつも言われることだと
思うんですけど、音楽の部分のもっともっと知識を深めてほしいなと言う風に感じました。
ダンスってそもそもソロであってもチームであっても目で見てそして耳でも楽しめるから心に響くものがあると思うんですね。
それがやはりもちろん音楽ってなったりしてもやっぱそういう風に皆さんが耳で聞こえる部分と頭で感じる部分っていうのをしっかり形にして、チームだったら作品にする
っていうところに落とし込めてるとは思うんですけど。
音楽って僕らの権利じゃ無いんですね、この使ってる音楽、皆さんの使用してる楽曲って。
これって誰かが作ってて誰かがすごい色んな思いを込めてそこに僕らが今振りを作る。
その曲がカッコイイなと思ってコレオできるっていう状況があると思うんですけど、そういったところの、もちろん出演してる皆さんが選んでるんじゃなくて例えば
先生が選んでるとか状況はそれぞれ様々であったとしても自分がステージで踊る楽曲においての知識が無いって言うのは即ちその曲を何なのかが分かってないのと一緒だと
思うんですね、みたいな。
単純に聞こえる音でこういう音の見せ方こういう音のシーンの見せ方とかっていう、場面で目で見せることができたとしてもやはりどうしてもこの曲が仮に自分が生まれる前からある
ような曲なのか、この曲は例えばすごくポジティブな音楽には聞こえるけども実はすごいネガティブなこと言ってたりするのかとか。
そういう風に音楽の知識、どんな人が作ったのかとかっていうことを知るだけでやはり見せ方のバリエーションが増えるんですね、まずは。
だからそれがどうしても音楽って皆さんここにいるだけの人数の聴こえ方があるんです。
そしてそれだけの見せ方の驚きや感動ってのも作れると思うんです。
っていうところで見た時にどうしても音楽に対してのカッコイイから使う、これが好きだから使う、それが1番大事なことではあるんですけども、だからこそもう1つ掘り下げて
そういう知識を持ってあげるだけで表現力の幅って言うのは広がるんじゃないかなぁと思います。
それが例えば、今日で言えば、チームで言えばすごい、年齢がすごい自分の生まれる前の曲ばっかりを使ってらっしゃる方が、最近の曲もあると思うんです
この2、3年で出た曲とかもあると思うんですけども。
でも自分が生まれる前から出来た曲で自分が踊ってるってどういうことかっていうことを知るだけで
やっぱりそういう音楽が使われてる時にその時代はどんな時代だったのかっていうことをちょっと知識があるだけで見せ方とか変わってくると思うんですよ。
そしてそのそういう知識を深めてく中でオリジナリティって生まれてくんですね。
それがやっぱりどうしても用意された中でやってしまう、それが悪い事では全くないと思います。
ですが、やっぱそれを深める知識を深めることで初めて見てる人達に説得力が付くと思うんですね。僕は。
だからそれをもっともっと皆さんの中で自分が踊る曲やったらこういう風に使いたい、こういう風なことを知りたいとかっていう欲を深めてくれたらすごいショーケースにも
自分のソロのダンスにも色々通ずるものがあるのかなぁと思って見てました。
先生方が作ってらしてることでも自分達が作ってても、そしてソロで自分で用意してきたとしても皆さんがここに立つ訳ですからそれの知識を深めることで初めて皆さん
ダンスってものをもっともっと深めて行けると思ったので良かったら参考にしてみてください。
ありがとうございました。