ドラドラ2021 7th PERIOD
審査員コンテスト後インタビュー
※コンテスト後のインタビューは対談形式で行いました。
<町田おどり場建設スタッフ=以下、おどり場>
今日はどうもお疲れ様でした。
<審査員全員>
お疲れ様でしたー。
<おどり場>
ドラドラ2021 7th PERIOD 終わりまして今回全体を通して優勝した人やチームがあると思うんですけども、そこの優勝したポイントというか、要因となったところを
お聞きできればなと思うのですが。
<YUTA>
はい。
そうですね、全体を通しての優勝で大丈夫ですか?
<おどり場>
はい!
<YUTA>
なんか僕的にはやっぱ上位に入ってくるチーム、優勝、今回部門ごとによって人数が違ったりとかエントリー数で多分1位、2位だけとか、1位から3位までついてとか結構あったと
思うんですけど、やっぱり入賞したチームであったりソロの子であったりっていうのはまずもう基本的にそのジャンルの基礎への理解だったりとか自分の体の使い方
あとは音楽に対するアプローチっていうとこの表現はやっぱ一定以上の評価を得てたのかなっていう印象だったかなと思います、はい。
<AKIHITO>
トータルってことですよね。
<YUTA>
トータル、うん。
のレベルがやっぱ髙いから上位に来たかなぁっていう印象でしたね。
<AKIHITO>
まぁそうっすねー。
僕は結構今日がって言うことだけでもなく、よくコンテストっていうもので見た時に評価しやすいのかなぁーて自分が思う部分でもあるんですけど、
そういうところで見た時に2つあって。
1つはやっぱ音楽に対しての理解、自分達が使う楽曲に対しての理解がどこまで深いのかっていうこと。
これ今のは見せ方的なところだと思うんですけど、次は作品の観点からして、要は開始の15秒を大事にしてるのか、それとも結末のラスト30秒を大事にしてるのかっていう。
要は掴むところっていうのがちゃんとあるのかどうかっていうところ。
終わり方、始まり方みたいなところのそういったこだわりが詰められてるのかっていうことのこの2点がすごいコンテストを見てる上でもおっきいなって思ってて。
1チームだけを僕達は見てる訳じゃないんで、どうしても同じものが続くってか、ダンスが続くって言うところで見た時にやっぱジャンルが違えど自分達のそういう
こだわりみたいな部分とか、ちょっとその一風変わった見せ方だったりとか、自分達が、順序としては僕はやっぱ音楽に理解を持ってからそういう作品のこだわり。
要は掴みだったり結末だったりとかっていう所に繋げればすごく良いんだろうなって言う。
そういうバランス、そこの部分の繋ぎが上手い人達が今日も点数高かったのかなーていう印象があって。
自分がやる時も大事にしていることなんですけど、そういうところがすごくコンテストでは、これは多分僕だけじゃなく多分ほとんどの人が大事に、勝っていく人達が大事にしていく
事なんじゃないかなぁという風に思ってました、はい。
<YUTA>
うん。
<おどり場>
Manaさんはいかがでしょうか。
<Mana>
そうですねー、優勝したソロの子もチームの人もやっぱりさっきYUTAくんが言ってたみたいに全体のバランス、安心して見れるっていう感じ。
<AKIHITO>
安心感ねー、安心感大事。
<Mana>
そうですね、なんかこっちが考えながら何を伝えたいのかなっていう風に見るんではなく受け取れるっていうのが私の中での完成度で。
基本的にコンテストを見る時に完成度って言う面でどれくらいの仕上がりなのかなっていうのを見るんですが、その完成度っていうのがどれくらい練習したかと言うよりも
作る、動く段階から始まってるというか。
それがきっと受け取り手にスムーズに入ってきたものを完成度として捉える私は受けとめました。
そこが差になったのかなと思います。
<おどり場>
はい、ありがとうございます。
では続いて、今回入賞しなかったんだけど気になったダンサー、チームがいたらちょっと名前をあげつつどういったところが惹かれたかっていうところを教えていただきたいなと。
<YUTA>
そうですね、僕1番最初に思い浮かぶのはU-15のチーム部門のKaaRa、KRUMPのチーム。
これ多分年齢バラバラでやってるんですよ、多分上の子に合わせて下の子も一緒に出てたのかなーと思って。
小っちゃい子のインパクト
<Mana>
うん、すごい良かった。
<YUTA>
可愛いんだけど強いみたいな。
<AKIHITO>
しまってましたよね。
<YUTA>
引っ張ってたよね、そうそう。
ショー自体もねパワフルですごいね、KRUMPの良さは出てたかなーて思うんで僕は結構好きだったんすよね。
<Mana>
うんうん。
<YUTA>
なんかもうちょっとこう動きが、ルーティンとか2人ずつとか色々展開があったらもっと良かったのかなーていうのはちょっとアドバイスというか思った部分なんですけど
すごい見てて気持ち良かったですね。
<AKIHITO>
確かに。
<Mana>
なんか差があったのに良いバランスでしたね。
<YUTA>
うん。
仲良いんだろうなーと思って。笑
<AKIHITO>
僕はU-12のBUBBLES。
<YUTA>
あーLOCKのチーム?
<AKIHITO>
LOCKの男の子と女の子。
このチームはなんか非常に惜しいとこを突いてるなって思ってて。
僕HIPHOPがメインでもちろんやってるんですけど、LOCKってLOCKにしか出せないエンターテインメントとしての活気のあるネタってやっぱ作れるのがLOCKの良いところでも
あるじゃないですか。
<YUTA>
うんうん。
<AKIHITO>
なんかそれが出てるのですけど同時にやっぱ2人で踊ってるんでLOCKの、2人のロッキンの方向性がなんか定まってないなっていうのがやっぱりちょっと感じてしまったのが。
だからあれが2人がちゃんと向くところが、ロック、要は言ってしまったらトゥエル、ロックのあの方向性だけでも合えばなんか見え方全然違うんやろうなーていうくらい。
なんかすごい要は楽しませれる間が出来上がってたはずやのに、やっぱダンスの、さっきもそれこそお2人もおっしゃってたように技術的な部分での方向性が
ちょっと違うから上手く歯車が合わんかったなーって思いながら見てて。
<YUTA>
うんうん。
<AKIHITO>
持ってきてるものはすごいなんかHIPHOPからは絶対出せないようななんかカラーが出てたのはすごい良かったのかなーていう風には見てました。
<YUTA>
まぁU-12で変な話そのLOCKって中々こう丁寧に踊れるチームってあんまりみたことない印象だったけど。
<AKIHITO>
まーそうですね。
<YUTA>
まぁ基礎がしっかりしてっていうか、ちゃんとLOCKになってたのかなっていう印象ではあったかなー。
<AKIHITO>
どっちもどっちでカラーはしっかり出てるんですけどみたいな。
でもチームダンスだからーみたいな。
<YUTA>
そうそう!そうだね。
<AKIHITO>
だったらもっと芸術的な観点も大事にしてもっとそれぞれがソロ踊ってるようなダンスとかに持ち込めばもっと良いんやろうなって思うんですけど
でもしっかり揃えるダンスやったりするんで、しっかり揃える系やったんで。
<YUTA>
確かに。
<AKIHITO>
だったらこれちょっと入口だけでもちょっと方向性定めるだけで多分かなり化けそうな感じはありましたね、はい。
<Mana>
私もとっても好きでした。かっこよかったです。
BUBBLES良かったですね。
別のチームだと私U-15のチーム部門の1番で踊ったONE OF A KIND+。
<AKIHITO>
あー
<YUTA>
あー良いっすねー。笑
<Mana>
ONE OF A KIND+がすごく好きでした。
<YUTA>
うん。
<AKIHITO>
僕もちょっと
<Mana>
なんか後半にかけてどんどんテンションが良くなって
<YUTA>
うんうん。
<Mana>
なんかこっちもすごい引き込まれながらノリながら見れるっていう感じで、きっとあの子達あの曲かけといたらそのままずっと踊れるんじゃないかなって。
<YUTA>
そうだね。
<AKIHITO>
あー分かります、分かります。
<Mana>
っていうすごい良さがあって、その分前半戦のインパクトっていうか
<YUTA>
うん確かに。
<Mana>
戦いに来てるっていうのをなんかガツっと引き込んでくれたらもっとバッと順位上がるんじゃないかなって思うくらいなんかチーム感良かったかなーて思います。
<YUTA>
そうですね。
<AKIHITO>
まぁ単純に上手かったっすよね、ダンスが。
めちゃくちゃ上手かったっすよね。
<YUTA>
セッション上手そう。
<Mana>
うんうん。そうですね。
<AKIHITO>
確かに。
僕も結構高得点ですね、はい。
<Mana>
うん、カッコ良かったです。
あとは…
<AKIHITO>
ソロとかもなんか言っときますか?
<Mana>
ね!
<おどり場>
はい、もしソロの方いただけたら。
<YUTA>
ソロで言うとやっぱOPENのa8noちゃんは惜しかったっすねー。
僕結構良かったと思ったっすけど
<Mana>
うんうん、カッコ良かった。
<おどり場>
優勝がってことですよね?
<YUTA>
うんうん、2位だったんすよね、もうちょっとだったなっていうところがあるなぁ。
ていうところとあとそうだなー
<Mana>
U-15のソロのKokoちゃん良かったですね、うん。
なんかすごくカッコ良くて、JAZZのソロが続いた時に起爆剤になれそうな作品の持ってき方だったんですけど、ちょっと強すぎる表現に体が持ってかれちゃってたっていうイメージ。
<YUTA>
うんうん。
<Mana>
でもなんかすごく彼女の表現が魅力的だったからあー惜しいって思いながら見てました。
なんか安定したらすごく、もっと魅力的になりそう。
<YUTA>
確かに。
<AKIHITO>
僕ソロに求めてることだと思うんですけど、やっぱチームとは違って1人じゃないですか、まずそもそも。
だからもっと癖が出てて良いのになって思うことがやっぱ多くて。
って言うのもやっぱり2人いて、3人いてダンスチームだったら、その3人が好きな曲を選べるとか、その繋がってる先生が教えてる普段の曲でとかって言って
やっぱ着地点が上手くハマると思うんですけど、ソロの場合ってそういった自分の感性みたいなもんをもうふんだんに出してる方がこっちとしてもめちゃくちゃ見やすく
なるんですよねー。
なんか皆さんちょっと別に悪いとかじゃないんですけど、やっぱ選曲も結構横道なとこ突きすぎててみたいな。
<Mana>
うんうん。
<AKIHITO>
確かに要は世の中で言えばオリコンチャートに入るような曲として選ぶっていうことも、すごいその観点も大事なんですけど僕が思うことっていつもそこが大事じゃなくて
自分が好きな曲が大事やと思うんで。
それがもっとあなた好きな曲あるでしょ?みたいなっていう選び方してる子がやっぱ多かったんで。
<Mana>
すごい分かる。
<AKIHITO>
そういうのを突き出してたのは唯一U-15のオンラインで出てきた子かな、Yunaっていう。
<YUTA>
あートップバッターだった子だ。
<AKIHITO>
なんか癖、その曲の癖みたいので言えば、これも戦いなんでコンテストなんですごいハマる時もあればハマらん時もある。
それはステージによってとか環境、空気感によって全然違うとは思うんですけど、なんかそういう部分をちょっと取っ払ってまずは自分のやりたいこと自分が見せたいことって
いう土台が要は客観視じゃなくて主観視でちゃんと出せてたのはすごいソロっぽくて好きやったなーて思いながら見てました。
<Mana>
ね、すごい良い子な作品が多いというか。
<AKIHITO>
そうそう!
悪くないんですけどね、全然悪い話じゃないんですけど。
<Mana>
多分みんなすごく良い子なの。笑
もっとなんか悪ガキっぽい
<AKIHITO>
はい
<YUTA>
尖って良い部分はありましたよね。
<Mana>
そうそう。
<AKIHITO>
それ絶対この世で1番好きな曲じゃないやろみたいな。笑
<YUTA>
笑
<AKIHITO>
この世で1番好きな曲はもっと偏屈じゃないですけど自分の中にあるものやと思うから。
<Mana>
全然それを出して良いし、それを出した時の方が自分の個性だったりこだわり?
<AKIHITO>
そうですよね、いや、アーティスト性も認めやすくもなりますもんね、なんかすごい。
<Mana>
ねー、が出る気がする。
<YUTA>
確かにそういう意味ではね、ちょっと考えちゃったなって部分。
自分の好きを押しとおさなくて空気読んじゃった。笑
<Mana>
ほんとほんと。
<AKIHITO>
結構審査とかしてたらほんまに皆さん、世の中の皆さんそうだと思うんですけど、バランス良いものあんま求めてないというか。
<YUTA>
笑
<AKIHITO>
トータルでのバランス、要はスキルがあってとか衣装が良くて選曲が良くてとかトータルそういうバランス、外側のバランスは良くても中身のものってやっぱりもっと
こう突出してた方が評価されやすいんですよね。
それ良い意味でも悪い意味でも
だからそれをなんかすごい出せるのがまさにこの世代の決勝出てる、OPEN部門の子達はもうちょっと上なのかもしれないけど、基本的にこのキッズのシーン、キッズのダンスって
そういうところがおっきな武器になるはずやけどみたいな。
すごいなんか良い意味でも悪い意味でも綺麗にまとまってるのが多かったかなーていう印象はありますね。
<おどり場>
確かに、めっちゃ楽しくやってたらなんか惹かれますもんね。
<AKIHITO>
そうです、そうですね。
何やってんの?みたいなっていう。
たまにいますよね、なにやってんの?ていう
<Mana>
なにこれ!?って思いたい感じ。
<YUTA>
うんうん。
<Mana>
だよねーじゃなくて。
<AKIHITO>
そうっすね。
<Mana>
え、なにそれ?って思いたい。
<AKIHITO>
それすごい楽しみですよね、それ見れたら。
<YUTA>
確かに。
<Mana>
で、どうすんの?みたいな。
<AKIHITO>
そうそう。
自分の広げ方が出来るのがやっぱソロの魅力ですよね。
<YUTA>
って思う。
<AKIHITO>
うん。
<Mana>
そうですよねー。
<おどり場>
ありがとうございました。
今日は1日どうもお疲れ様でした。
<審査員一同>
お疲れ様でした。