ドラドラ2022 3rd PERIOD
審査員コンテスト後インタビュー②
※コンテスト後のインタビューは対談形式で行いました。
<町田おどり場建設スタッフ=以下、おどり場>
今日はお疲れ様でした。
<審査員全員>
お疲れ様です。
<おどり場>
本日ドラドラ2022 3rd PERIODを終えて優勝したチーム、ダンサーの勝因となるポイントを教えていただけたらと思います。
<SAYA YAMAMARU>
優勝については!勝因ですね、でもズバ抜けじゃなかったですか?ズバ抜けだった気がする。
<ERI>
でもズバ抜けてたとろこはあったね。
<SAYA YAMAMARU>
あれ難しかったね、ソロとかは難しかったけど。
<ちっひー>
確かにちょっとここだけ難しかった、U-15かLOCKチームが優勝して。
<ERI>
やっぱりLOCKは厳しくなりますよね。
<ちっひー>
LOCKちょっと厳しくなっちゃいました。
<ERI>
そうだねー。
<ちっひー>
けど、でも分かります、でも。1位ってのも分かる、みたいな。
<SAYA YAMAMARU>
結局だから多分1位になってる子達ってまぁこんだけジャンル問わずJAZZも入ってそれこそHIPHOPってカルチャーとして自由っていう部分もあるから
なんか全体をひっくるめてこうやって見た時に結局ズバ抜けて見えるか見えないかって言う、まぁそこすごい大事というか、なんかそんな気はする。
それで言ったらやっぱり作品力とかチーム力とか、まぁ要はバランスが取れてるチームが結局上に行ってることは間違いないのかなーって。
<ERI>
うん、それ大事だよね
<SAYA YAMAMARU>
私もズバ抜けて1位の所もあるけど、確かに悩みに悩んだみたいなところはもちろんあるから。
でもそれって言うのは結局さっきも言ったけど多分ジャンルもバラバラだしそれこそそれぞれの色っていうものがあるから、その基準点として何を取るかって言うところで。
例えばめちゃめちゃスキルをガッツリ見ちゃうとっていうところもありまへ~ん?笑
<ERI>
ありますー。
<SAYA YAMAMARU>
そこで言うとシンプルな目で見れなくなるというか、他ジャンルが来た時に対等に見れなくなるから。
だから結局そのバランスじゃないかなーて思いますけどね。
<ERI>
うん、難しい
<SAYA YAMAMARU>
だからソロなんて1番難しいよね。
<ERI>
うん、ね、もう。
<SAYA YAMAMARU>
ただ、でもソロに関しては、なんかそのバランスもないじゃないですか、変な話。
自分達のやりたいことをボンて出すだけだから、そこをジャッジがどう汲み取るかって、ここってコンテストだよね?っていうところはデカくないですか?
例えばショーとして見るのとコンテストだよねっていう気持ちで見るのとウチはなんですけど、なんかやっぱソロに関してはショーっぽく見えちゃってると
ホントに勝ちに来てる子もやっぱ沢山いる。
例えばFREESTYLEで緩く見せてる子より逆に作品をちゃんと作ってきてバチっと決めてる子がいたら熱量を私は取っちゃうかなー、結論、そうそうそう。
でも更にそこにちゃんとテクニックがあって、要はそのダンス力があってっていうのが乗っかってくるとやっぱそれだけで点数もウチは高くなってるかなって思うんですけど
どうですかね?
<ちっひー>
そうですね。
自分が持ってるポテンシャルというか実力を超えるほどの熱量、伝える力みたいな子は今日あんまりいなかったような。
どっちかっていうと持ってるもので勝負みんなしてるなっていう印象はありましたね。
なんかたまにいるじゃないですか、もっと頑張ってほしいけど、でもすごい伝わる、なんか超良いみたいな、そういう感覚には今日はなんなかったかなっていうか
普通に上手いなっていう点数の付け方はしたような気がします。
<SAYA YAMAMARU>
うんうん。
<ERI>
ねー難しいー。
<SAYA YAMAMARU>
しかもオンラインとその場っていう今回2通りあるっていうのですんごい良い、やり方としてはめちゃくちゃ良いと思うんですよね。
ただ、使い方、例えばこの場所で踊ってるんだったら、せっかく1人だからこの場所をどう使うかって言うことも絶対大事だと思うし、オンラインの子達もそれは一緒だし。
別にそこって比較する必要性がないというか、その場所で踊ってんだったらその場所で作れる空間っていうものは自分たちで作れるはずだから。
<ちっひー>
私オンラインちょっと今日思ったのがカメラが動くじゃないですか。
あれはどちらが、こういう楽しさがあるから、それはちょっと聞いてみたかった。
<SAYA YAMAMARU>
うんうん、分かるわかる。
<おどり場>
せっかく体系綺麗にしてるのに
<SAYA YAMAMARU>
そう、でもそれだけで結局熱量も違うし、だからパワー力も変わってくるし疲れ方も絶対変わってくるし、その点オンラインは難しいかもしれないと言えば難しいけど
ちゃんとまぁ上手くセンターから撮ってその場所っていうのを大事にして同じ空間として作ってる子達は絶対入ると思うから。
それやりようだと思うんですよね、やり方、やりようだと思う。
例えばそれぞれの1人1人のこのジャッジの基準ってあると思うし、例えば私だったらさっき言った4つ基準、チーム、作品、ダンス、音質。
でここが結局何かが足りてないと足りてる子達はやっぱり基準が高くなる、ただそれだけだと思う。
これって結局ジャッジが変われば順位も変わるって多分そういうことだと思うから、何かが足りてなかったっていうのは結論自分の中でこれ出してくれると思うんで
ここ聞いたうえでじゃぁどういう風にとらえるか、受け取るかだけの問題だと思うので、そうそうそう。
なんで負けたんやろうっていうところを考えなければ良いっちゃ良いんだけどね。うちらもそうだったじゃん?
<ERI>
うん、そうよ。
<SAYA YAMAMARU>
あんま聞きたくねぇなーって時とかもあるじゃんねー。
でもプライドとか我とか一回捨てて、でもホントに勝ちたかったらそういうところ人1人見方っていうのは絶対違うから、なん蓋開いてみてここが足りてなかったんだなー
じゃここちょっと補ってみようかなっていうやり方でウチは全然良いと思うし。
ただ、でもあたし達はもうこれで行きます!だったら全然それで勝負しってった方が良いと思うし、それで勝てる場合だって全然あるから。
<ERI>
うん、ある!
<SAYA YAMAMARU>
うん、そうそうそう。
<ERI>
衣装がダサかろうが。
<SAYA YAMAMARU>
うん、そう、そうそうそう。
<ERI>
それに勝るもっとね、チーム力だったり
<ちっひー>
そう、その差が今日はあんまなかったような気がするんすよ私は。
このここめっちゃ良いのにここなーって言うよりは大体良いとこは平均的に超えるとかだったり、ここ頑張ろってとこは平均的に色んなことが。
分かりましたか?
これ衣装めっちゃ良いのに実力がっていう差があんまりなかったような気がして
<SAYA YAMAMARU>
ここは切っても良いと思いますけど、要はズバ抜けがいなかったってことだよね。
要はホントに勝ちたい、ほんっとにもう絶対勝つぞーていうその気持ちの部分も含めてっていうのがまぁーねっていうところですかね。
そこはちょっとオブラートになんか上手く
<ERI>
最初に言っちゃったのよ、私、最初に総評で言っちゃったのよ。
<SAYA YAMAMARU>
あー言っちゃったの?
<おどり場>
では、続いて今回の出場者の中で入賞しなかったけど気になったチーム、ダンサーがいれば教えてください。
<SAYA YAMAMARU>
U-12からいく?あ、でも全体でか
私良いですか?丸してあんねや、これ。
あ、でも入ってるのか、順位、そっか。順位入ってない子の方が良いですよね、そうですよね。
<WAN-CHAN>
入ってない子を言ってもらいたいですが、プラスでどうしても言いたい場合は入ってる子ちょっと触れてあげても良いと思います。
<ちっひー>
ちょっとロッカーなので名前上げてあげたいんですけどU-15のBUBBLES、LOCKの子です。
結構LOCKで私見ちゃうのが、やっぱちゃんとトゥエルだったりロックだったりポイントだったり、やっぱり意味があるので、それを練習して磨いて振付とか作品に活かせれたら
良いのになみたいな。
振付が先行しちゃうと結構んーって思っちゃうんですよ、私は。
っていう面ではすごい基礎の部分とか1個1個の1つの動きをすごい大事にしてたとこは良かったなと思って。
あとはもっとはみ出る部分というか、逆にそれだけで型にはまって、ちょっと上手いことやってほしいんですけど面白味というかっていう、LOCKダンスっていうだけじゃなくて
2人にしか出来ないLOCKダンスみたいな感じのプラスαで出来たらもっと良くなる、面白くなるかなって思ったので頑張ってほしいですね、はい。
<ERI>
男女の
<SAYA YAMAMARU>
はい!10番ね。
<ERI>
すごいちっひーに向けて踊ってる感じがした。
<ちっひー>
2人ともねー知ってる子なんですけど。
<ERI>
あ、そーなんだ!
ちっひーの方を2人共ガン見でずっと踊ってるなーていう、届け!みたいなのがすごい
<ちっひー>
なんかちょっと言ったらスクービードゥも1個しかできないんすよね。
それがちょっと私は、スクービードゥ1個でも色んな見せ方がある、出来たらもっと面白くなるな、みたいな。
多分1個の動きがワンパターンだからちょっと。
逆に優勝だったAZRSTERSは真逆で振付が先行の感じ、でも作品力がすごく高いし気持ちも入ってたし、多分見せ方が。
<SAYA YAMAMARU>
全く多分同じ私。
BUBBLESは作品は良かった。作品は良かったんだけど、ただ1つ1つの動きに対してのアプローチが少なかったかなって思ったのと、あと気持ちの部分で、そうね、気持ちよ?
っていう気持ちがしました。笑
無、無やったね、基本、うん。
なんかその点で考えたら1位の子達は純粋に楽しんでたっていうのも多分あるだろうし
<ERI>
余裕があった。
でも今1位の話になっちゃったけど
<ちっひー>
すみません、ちょっとLOCKで丁度いい比較で言っちゃったけど、まぁそんな感じでまぁちょっと名前上げてあげたかったなと思うんで。
<ERI>
いいねよね、だから
<SAYA YAMAMARU>
作品は良かったけどっていうのさ、1番悔しいね、多分すごい作り込んできたしっていう所で考えるとね。
もう1つ何かがっていうとそういうことなんだろうね
<ちっひー>
逆にねこうばっかりでスポーツっぽくなるのもまぁ難しいとこではあるけど、音楽に乗っての感じがもっと出たら良くなるかなと思いました。
<SAYA YAMAMARU>
間違いない。
逆にさーJAZZの子達はERIから見てさーJAZZの子達この子達めっちゃ良かったけどーみたいな
<ERI>
うん、JAZZ
<ちっひー>
JAZZの子でもすごい上手な子いっぱいいましたよね。
<ERI>
いたね。
<ちっひー>
なんかこうアクロバット、ソロ?
<SAYA YAMAMARU>
JAZZの子達はね、そうだね。
<ちっひー>
入ってないけど、あれはどうですか?
U-12のChinaちゃんとかはどうでしたか、えんじドレスっぽい
<ERI>
あー!良かった。
<SAYA YAMAMARU>
そうね!Chinaちゃんね、はいはい。
<ERI>
綺麗だった、すごく。わたしも良いところに入れてました。
<SAYA YAMAMARU>
良かったね。
<ERI>
うん、良かった。
<SAYA YAMAMARU>
ただ、あれかな、伸びが足りなかったかなって、1つ言うんであればって思ったかな。
だからJAZZもそうよね、だから言ってしまえば作品はめちゃめちゃ良いんだけど細かいとこ見てしまうと特にソロに関してはめっちゃ見ちゃうから、そりゃぁソロだから
そこに関してやっぱスキル、テクニックっていう部分ではね。
Chinaちゃんは伸び、伸びかなーて思ったなー私。あともう1個!あともう1個!ってなったかな。
<ERI>
と、もうちょっと表現力があったら。
でもすごく良かったです、良かったは良かった。
人と違う自分にしかない個性と言うかがもっとあるなと思った。
<SAYA YAMAMARU>
多分ジャンルもFREESTYLE JAZZにしてるからだったらって感じがするからね。
JAZZとして見せるんだったらもう完全にじゃぁターンめちゃくちゃ綺麗に見せるとかそこを工夫した方が良いと思うけど、FREESTYLE JAZZで行くんだったらもっと、もっと出せた
かなとは思うね。
でそれプラスやっぱりJAZZっていう、こういうジャンルがあるから、しっかりスキル、テクニックが後からついてくればもっと良いかなとは思う。
確かにこの子もっと伸びる気がするから、顔も可愛いし。
<ERI>
シルエットもキレイだしね。
<SAYA YAMAMARU>
うん、顔タイプだし。(笑)
<ERI>
かわいかったよね。
<SAYA YAMAMARU>
ね、可愛かったよね!
<ちっひー>
顔タイプっていうことで。笑
<SAYA YAMAMARU>
うん、顔タイプってことで。
じゃぁちょっとHIPHOP言っても良いですか?私。1個HIPHOPでPetite Head's(U-15チーム部門)
<ちっひー>
黒、黒の2人組?
<SAYA YAMAMARU>
そうそうそうそう。
これHIPHOP全体にすごく私思ってることだけどHIPHOPってホントに幅が広いから。
OLD SCHOOLもあるしNEW STYLEもあるし、それこそ自由なジャンルだから自分達がそれこそ何を見せたいかって結構HIPHOPは大事な気がする。
でこの子達ってまぁ見てて泥臭さとこの曲使うんだったらこの感じねっていう、やりたいことはめちゃめちゃ分かるんだけど、ただ、そこに特化しすぎて集中しすぎちゃうと
今度は各々の個性が潰れてきちゃうから。
HIPHOPだからこそ作品も含めて各々の良さを出すっていうことをしていかないと、うん、それこそ2人だったらもったいない。
やっぱりそれがじゃぁ大勢で例えば5人チームで個性もバラバラで、だけどテクニックもあって作品力もあってってなると絶対にこっちの方が勝っちゃうから。
でも2人でも言えば勝ってるチームっていっぱいいるし、でもそれってなんで勝ててるかって言ったらHIPHOPとして自分達が本当に何を見せたいかっていうのと
各々がしっかり高めてるっていうところって1番デカいから。
ここもうちょっとね、チーム力もそうだし各々でも頑張って行ったらもうちょっとね多分点数高くなるかなと思います。
低くはないんですよ、私。
<ちっひー>
うん、結構良いなとは思いました私。
<SAYA YAMAMARU>
そう、カッコイイの!めっちゃカッコイイ!うんやりたいことすっごい分かる!
ただ、もう1個っていうのはそういうところにあるかなって思うから良い意味でもちょっと考えをリラックスしてみてホントに自分達、お互いがお前これ好きだよな、あれ好きだよね
みたいなことの会話から生まれるものってたくさんあると思うから、そういう遊びをHIPHOPはありだから絶対。
だからそういうのをやってって作ってったら多分もうちょっと良いかなって思いました。
それってグルーヴにも繋がってくるから、そう、ちょっとグルーヴに欠けるって私書いてるんで。
ちょっとそうですね、ちょっと苦しくなっちゃった、そういった意味で。
なんかもうちょっとその辺勉強したら良いんじゃないかなと。
<ちっひー>
OPENチーム7番チームなまけものはどんな感じ?
<SAYA YAMAMARU>
あーね、TLCんとこ、TLC使ってたとこね。
<ちっひー>
ボーダーの
<SAYA YAMAMARU>
これなまけものちゃん達ねー曲めっちゃ良いんですよ、使ってる曲めっちゃ良いし多分センスはあるんだと思うんだけど、私ねジャンルがねぇFREESTYLE-HIP-HOPて
書いてあるんですよねー、HIPHOPで良いんじゃねぇかって、HIPHOPってFREESTYLEな部分あるよねぇっていう。
でもウチ入ってなくて良かったっていう部分でいったらdizzy?デニムのとこ
<ERI>
あー
<SAYA YAMAMARU>
は、まぁ、あ、めっちゃ曲好きなんだねって言うのはすごい伝わってきたかな、音楽はすごい好きなんだねって伝わってきた。
ただ大勢だからチームとしてのまとまりって言うのがあんまり見えなかったっていうのが結構デカかったかもしれない。
<ERI>
大勢だとそれだけ出来ることが増えるのを期待しちゃう。
<SAYA YAMAMARU>
それはあるね。
そう、オシャレだし
<ERI>
オシャレだったね。
<SAYA YAMAMARU>
そうそうそう。
オシャレだし、多分本人達も踊ってて気持ち良いんだろうなってすごい伝わってくるし良かったんだけど、そう、ただこの人数をどう活かすっていうところってOPENって
絶対もっと考えられるはずだから。
多分自分達で作ってると思うからOPENになると。
要はその作品の色ですよね、7人だからこそできることって沢山ある。
でもそれは本人達自分達が分かってないと絶対出来ないから、自分のことも相手のことも。
それが果たして出来てるかなっていうところでちょっとそういう感じが見えちゃった。
そう、だからもうちょっとまとまりがあると良かったのになって思うけど。
<おどり場>
はい、ありがとうございます。
じゃぁこれでインタビュー終わりたいと思います。
お疲れ様でした。
<審査員全員>
お疲れ様でした。