ドラドラ2023 7th PERIOD 

審査員コンテスト後インタビューHAL/Charlie/人徳真央

※コンテスト後のインタビューは対談形式で行いました。


<町田おどり場建設スタッフ=以下、おどり場>
本日はどうもお疲れ様でした。

<審査員全員>
お疲れ様でした。

<おどり場>
今日のドラドラ2023 7th PERIOD 埼玉予選終わりまして全体を見て優勝したチームの勝因ですね、どういったところを評価したから優勝したんじゃないかというようなことを
ちょっとそれぞれ頂ければと思うのですが。

すみません、ではHALさんからお伺いしても良いですか?

<HAL>
はい、分かりました。

そうですね、優勝の今回結構部門によってはホントに競ってるというか1、2、3位同じくらいでしょみたいなのが何部門もあって、そん時の勝因、自分の分けた差っていうのは
ベースのダンス力プラス作品力みたいなところの1個先の個人個人のダンサーとしてのジャッジになのか客席になのかぶつけてくるような
さっき総評でも言った覚悟なのかオーラなのか、その人の生き様なのか。

12歳に生き様とか言うのなんなんでしょって思うんすけど。笑
確かに12歳でも15歳でもやっぱある子はあって。

<Charlie>
あるっすよねー全然。

<人徳真央>
ある。

<HAL>
それが今日の差でいえば差になりました、自分には。
優勝の決め手になりました、はい。

<おどり場>
真央さんはいかがですか?

<人徳真央>
私もちょっとHALさんと似てるかもしれないんですけど、生き様もあるし、集中力が高いチームがやっぱりダンスのクオリティーの質がやっぱ違かったかなって私は思いますね、はい。

<HAL>
うん。

<おどり場>
Charlieさんいかがですか?

<Charlie>
僕の場合は基本的にジャッジをする時に客観的に見るのが多いので、全体的に例えばスキルだったりバックボーンが見えたりフィーリングが見えたり
全体的に見えたところに衝撃を受けるので。

<HAL>
うん。

<Charlie>
例えばさっきも言ったステージングが上手いとか分かってるなーとか、自分の好き好みを覆されるようなところ、好き好みでは全然選ぶ訳じゃないんですけども。
最初の踊り出しで、あ、このチームはこのくらいのレベルで踊ってる人達なんだな、最初の10秒、20秒とかで。

それを上回ってこられたり、あ、ちょっと期待外れだなとか、なんか違った裏切りがあるなとかっていうのが多ければ多いほど自分の中では興奮してきてテンション上がってきて
それが評価に繋がってきたりするので、そういうのが多いチーム。

感動とか感情動かされるものが多いチームっていうのは自分の中では評価ポイントで高くなってきたのかなって思います。

<おどり場>
小さいU-12とかの子もいると思うんで、とにかく楽しく笑ってホント心から楽しく内面から出る楽しさみたいのが表に出るだけでもやっぱ惹かれますよね。

<HAL>
そうっすね、まぁ楽しさを押している場合は、はい。

<おどり場>
色んな見せ方はあると思うんですけど。

<HAL>
見せ方はそれぞれあるとして、はい。

<Charlie>
色んなのありますよね。

<HAL>
うん。

<おどり場>
ありがとうございます。

では、続いて入賞しなかったんだけど気になった人やチームがいたら頂きたいんですが。

<HAL>
HALからで、じゃぁ。

<おどり場>
お願いします。

<HAL>
自分はU-15チームの7番Rosetta。
もっと踊りこむとか基礎力、ファンデーションみたいのは上げてった方が良いのかなっていうのはあるんですけど、流れとか打ち出し方、切り込み方とか感じ方っていう意味では
ちょっと面白くって。

面白いなって思ったって感じですかね。
っていう意味で良いなって思いまして、そこが印象にすごい残りました。

<おどり場>
ちなみに真央さんはRosettaさんにどういう印象持たれてます?

<人徳真央>
Rosettaは毎回作品力が凄くあるようなイメージのチームなので、今回はまた違った角度から難しい曲使ってくるなっていうのが。

<HAL>
うん、もう曲が難しいもんね。

<人徳真央>
もう最初聞いた時にこれ踊りこなすというか表現していくのが難しそうっていう印象で、後半にかけてすごく私は良いなーって思っていったので。

<Charlie>
それは僕も思いました。

<人徳真央>
その勢いに負けないダンスのスキルがついてくると。

<HAL>
うんうん。

<おどり場>
もうひと伸びいける。

<人徳真央>
順位に乗っかってくるんじゃないかなって思いますね。

<おどり場>
Charlieさん的にはいかがです?

<Charlie>
僕は正直そんなにっていう感じではあったんですけど、上手いなとは思うんですけれども。
後半ユニゾンだったりとか、後半にかけての作り込みっていうんですかね、っていうのは良かったなーとは思うんですけど、それ以外は逆に何も響かなかったですね。

スキルの部分で何かずば抜けてるものがあるかって言われるとうーんと。
構成だったりとか、ずば抜けてはいないけども作り方とかは、あ、上手いなーとは思いましたが、なんかやっぱりずば抜けたものがないっていう感じですかね。

<HAL>
うん、パンチは確かに。

<Charlie>
うん、ちょっとそうですね。

<HAL>
はい。

<Charlie>
それがストレートな一発バコンっていうのがあれば多分順位に入ってきたんだろうなっていう感じですね。

<人徳真央>
うん。

<おどり場>
ありがとうございます。
もう一方もしくはチーム。

<HAL>
自分ですか?もう一つ。
ちょっとすみません今全然考えてなかった。笑

<おどり場>
では、真央さんありますか?

<人徳真央>
私良いですか?

<HAL>
先に言っていただいて。

<人徳真央>
あ、良かったなってチームはU-12の10番のもーじゅー、HOUSEの。
2人の私は空気感がすごく同じな感じがしてて、抜きもすごくあってこれからもっと順位が上がっていくんじゃないかなって思いますね。

<HAL>
うんうん。

<人徳真央>
あとはU-12のソロの6番の樂くんの。

<HAL>
うんうん。

<人徳真央>
男の子であれだけ、ただ踊れるじゃなくて私は歌詞が聞こえるダンスをしてたなーってすごい思って。

<HAL>
はい、ですね。

<Charlie>
どこだ?

<HAL>
12の6番ですね。

<Charlie>
あーはい。

<人徳真央>
そう、ただね、あーいう邦楽で踊るJAZZのダンスってわりとバーッて詰め込み過ぎて何も見えず終わるってことが多いんですけど、すごいそこに乗っかる表現力もあったし
初めて聞いた曲だったけど、ちゃんと歌詞が聞こえてきたからすごく私は将来性があるなって思いました。

<HAL>
おー、嬉しいコメントですね。

<Charlie>
見やすかったっすよねー、あの子の踊りは。

<HAL>
うん。

<人徳真央>
うん、なんかアドバイス出来るとしたらスペーシングをもうちょっと上手く考えられたら良かったかなって。
結構1か所で踊ってた感じがあるかな、はい。

<HAL>
うん。

<Charlie>
難しいですよねー、ソロでねー。

<HAL>
そうっすね。

<人徳真央>
なんかJAZZの、前も言ったかもしれないんですけど、U-15のソロでもやっぱJAZZが多いから、JAZZって横振りの振りがすごく多いじゃないですか。

<HAL>
うん。

<人徳真央>
前に攻めてるのに前に届かないみたいなことが結構多いから、だからパワーがすごくストリートよりも弱く見える。
ずっと左右ばっかりで。

<HAL>
なるほどー。

<人徳真央>
だからそこで目力だったり顔だったりっていうのを体で正面にぶつけるっていうことを1個するだけで印象の残りは違うのかなって思います。

<おどり場>
2人いかがですか?樂さん

<Charlie>
男の子ですよね?良かったですね、すごく見やすかったし

<HAL>
良かったです。

<Charlie>
JAZZの中ではっていうと申し訳ないかもしれないですけど、すごく見やすい、分かりやすい踊り。

<HAL><人徳真央>
うん。

<Charlie>
歌詞にも乗せて

<HAL>
そうっすね。

<Charlie>
良い踊りしてるなーっていう感じですね。
上手いとかっていうのは

<人徳真央>
とかじゃないんですよね。

<HAL>
感覚的なところ。

<Charlie>
そこはホント、センスだと思うんで、本人の。

<人徳真央>
伸びそうって感じ。

<Charlie>
伸びそうですよね。

<おどり場>
すごい期待。

<Charlie>
期待は出来ます。

<おどり場>
多分聞いたらめっちゃ喜ぶでしょうね。

<HAL>
まさにそう思います。

<人徳真央>
(笑)

<おどり場>
Charlieさんどなたかいらっしゃいますか?

<Charlie>
ちょっと待ってくださいね。
でも入賞してるな

<HAL>
そうなんすよね、入賞してない中でっていうと

<Charlie>
そうですね、してない中で。

<HAL>
自分ちょっと先言っちゃって良いですか?もう1人分、すみません。

<Charlie>
どうぞどうぞ。

<HAL>
U-15のソロの12の望恵さん。
ちゃんとしてると思うのでちょっとしたことを変えていくだけで入るんじゃないかなっていう気持ちがあります、うん、はい。

<人徳真央>
私もそれに乗っかって良いですか?

<HAL>
ぜひ、ぜひお願いします。

<人徳真央>
シルエットで見せれる踊りのラインを持ってるからそこに自信を持って動きすぎなくても良いのかなーって思いました。
ザーって1分半終わった感じがしたのでどこを見てほしかったのかが分からないで終わったからみたいな感じがしました。

<HAL>
うん。
良い意味でですね、そういうのが変われば入るでしょって思うので。

<人徳真央>
うん、考えたら。

<おどり場>
Charlieさんいかがですか?

<Charlie>
それこそさっきちょろっと話してたっすけど、U-15のソロの最後の環ちゃん。
これでも話したいですよね。

最後だからっていうのもあるかもしれないし、JAZZで結構繋がってきたから良く見えたっていうのも多分あるのかもしれないですけども。

<HAL>
JAZZ、JAZZ、JAZZと来て最後だったからってことですよね。

<Charlie>
そうですね。
すごいシリアスな感じの空気から一気にガラッと変えてハッピーな空気感に持ってったっていう空気感の見せ方は上手かったというか正解だったのかなって思いますね。

<人徳真央>
うん。

<Charlie>
技術的なところでいうとまだまだなのかもしれないですけれども、運も力のうちっていう話きれないですけど。

<HAL>
うん。

<Charlie>
これがもうちょっと前だったりとかしたらまた順位変わってきたり、全然賞に入らなかったから悪いっていうのではなくってあと1歩だったんじゃないかなっていう感じですね。

<人徳真央>
うんうん。

<HAL>
バランスも良かったっすもんね。

<Charlie>
そうですね。

<HAL>
だからどんどん踊り込むというか基礎力みたいなところを充実させていけば全然このままいけるんじゃないかなっていう。

<Charlie>
このままで行ってほしい、むしろね。
衣装とかは良かったし。

<人徳真央>
うん。

<おどり場>
ちなみになんですが、OPENチーム部門でどこか気になったチームがいたらいただきたいなと思うのですが。

<HAL>
ってなると。

<Charlie>
2つ、3つしかない

<HAL>
3つの中でってことっすよね。

<Charlie>
この2つ…

<HAL>
ATLAS、あ、すみません、どうぞ。

<Charlie>
俺はどうでしょう、ポッパーだからなんですかね、早取りは気になったのと。

<HAL>
どちらの?

<Charlie>
ATLAS。

<HAL>
ATLAS、なるほど、そうっすね、はい。

<Charlie>
と、これはもう全体的にかもしれないですね。
OPEN部門の全体的にユニゾンが結構多かったイメージですね。

<HAL>
うんうんうん。

<Charlie>
なんかOPENというか今日のコンテスト全体かもしれないですが。

<HAL>
かもしれないですね、全体的に。

<Charlie>
ユニゾンってやっぱり自分の中では必殺パンチが出なければ効果的ではないんですね。

<HAL>
うんうんうん。

<Charlie>
ただ単にユニゾンを見せるだけっていうのはジャブでもなければストレートでもない。
なんの見せ方にもならないようなユニゾンをしてしまうと、そこの前後も生きてこないので。

<HAL>
うん。

<Charlie>
ユニゾンが自分の中ではATLASが多くてちょっと飽きてしまった。

<HAL>
そうっすね、なんかATLASが自分が評価した場所は、評価っていうか、ここは良かったんじゃないかなって思うのは、1番最初のところが結構落ち着いて踊ってたりしてて。
段々後半にいくにつれて、多分攻めようとしたところあたりから、さっきCharlie君が言ったように早取ってたりちょっとスカスカに見えちゃったりとか。

<人徳真央>
うん。

<HAL>
なんかどんどん完成度が落ちてっちゃった可能性があるので、でもあの中に自分達の良さとか答えはあると思ってて。
それをちゃんと3分間使って起承転結いければ良かったのかなとか。

<人徳真央>
うん。

<Charlie>
確かに、後半につれてちょっと焦り見えてきた感はあるっすね。

<HAL>
とかですかね、はい。

<Charlie>
あとはチームとかだとU-12の$LAPS。
なんか構成とかは結構展開か、起承転結はついてて。

<HAL>
ついてましたね。

<Charlie>
まぁまぁまぁテンプレ通りの踊り方ではあったんですけれども、逆に言うとテンプレ通りすぎる踊りだったのかなっと思って。
良いんですけれどもね、すごく良かったし自分の中では順位結構高かったんですけど、そこから何か飛びぬけたもの、例えば構成でこんだけ上手い構成するんだったら
もっとこだわっても良いだろうし。

<HAL>
うんうん。

<Charlie>
スキルをもうちょっと上げるなのか、何か突出したものもうちょびっとあったらまた入ってきたのかなーっていう感じですかねー。

<HAL>
うん。

<Charlie>
HIPHOPから見てどうです?$LAPS。

<HAL>
自分は結構入賞圏内には入ってなくって。
もうちょっと入賞圏内にいるとしたら同系列では1番(GlueGrit)の方が自分の中では評価が上で。

今回もっとエグい子達がいてそれでも入ってないんですけど、6番の$LAPSさんはそうなんすよね、そのテンプレ感みたいなところかもしれないですね、自分が思ったのは。

新たな工夫とかこの子だからこういう動きになってんだなとかのリノベーションが我々には伝わんなかった、やってるのかもしれないけど、もちろん。
し、工夫してるんでしょうけど、もちろんね。
頑張ってると思います。

めっちゃ良いと思うんですけど、そこが同系列のちょっとバスンって入れながら踊るHIPHOPっていう意味では1番の子達はそれを見せながら色んな構成や色んな見せ方っていう
ちょっと10:0じゃない、6とか7のちょっとファジーな空間というか、ニュッて見えたりワッって見えたりっていうのが構成やダンスの中で多かったので、かなー。

系列でいうとその2チームはそう見えたっていう、はい。

<Charlie>
あー良いっすねー、そうですよねー。

<HAL>
いや、でも分かります。
$LAPSさんの良いところもめっちゃ分かるっていうか。

<人徳真央>
うんうん、同じです、はい。

<おどり場>
ありがとうございました。
以上でインタビュー終わります。

今日はどうもありがとうございました。

<審査員全員>
ありがとうございました。