ドラドラ2024 4th PERIOD

審査員インタビューYOSHIO/Mana/Go

※コンテスト終了後に対談形式でインタビューを行いました。


<町田おどり場建設スタッフ=以下、おどり場>
改めまして本日ドラドラ2024 4th PERIOD、ジャッジしていただきありがとうございました。

<審査員全員>
ありがとうございました。

<おどり場>
2つお聞きするんですけども、最初は本日優勝したチーム、ダンサーいらっしゃると思うんですけども、そこの勝因といいますか、何かあればお願いします。

<YOSHIO>
どのジャンルも結構優勝わりかし1位、2位に関してはみんなその辺かなっていうのが、今回優勝してたんじゃないかなーとか思います、うん。
やっぱそこはわりかし場数とかかける思いとかしっかり練習してきたとか、そういう部分ではちゃんとやってきたことをやってきたんじゃねぇかなぁとは思います。

<Mana>
確かに、とんでもなくばらけてたとかはなかったです。

<YOSHIO>
ないよね、うん。

<Mana>
安定してたと思います、優勝。

<YOSHIO>
安定してた。
全体にみんな上手かったけどね、やっぱりね。

めちゃくちゃ素人でイェイ!って上がるようなチームはいなかった。

<Go><Mana>
うん。

<YOSHIO>
それくらいみんなダンスをちゃんと、歴がちゃんとある子達が出てたのかなって思ったし、うん。

<Mana>
単純に完成度も高かったです。

<YOSHIO>
ね。

<Mana>
部門ごととかではなくて大丈夫ですか?

<おどり場>
部門ごとに言っていただいても大丈夫ですし、全体でも。

<Mana>
大丈夫です。

<YOSHIO>
あとやっぱりコンテストだからチーム、チーム色々スタイルはあるだろうけど、ある程度短い分数の中で起承転結があるとか、あとはコンセプトが決まってるとかっていうチームって少しやっぱ得点が考える部分が
濃いからね。

見え方も良くなって、見てる俺としてはやっぱコンセプトがあるチームはわりかし、ホントに12の1番初めのチームも(Bloom)音の感覚も良かったしって、何チームかいたけどね。
そこはどうしても見入っちゃうかな。

特にソロ部門なんか1曲使いでやってところが多い中でちゃんと音編集してくる、1曲の中でも編集してくる子もいれば、ちゃんと2曲、3曲繋げてくるやつもいるしみたいな、うん。
そういうとこまで気遣われるとやっぱり見てる人も素人じゃないんで、そういうの気付いちゃうんで。

だからそういうところも気遣えてるってことは踊りだけじゃなくてちゃんと音楽も考えてんのかなーっていうところで俺はプラスにしてる部分もありましたけどね。

<おどり場>
Goさん何かありますか?

<Go>
そうですね、上に行くほど他の人がこだわってない部分をこだわったりとか、どう見えるのかが分かってるってのが核になってくると思います、うん。

<YOSHIO>
ね。

<おどり場>
ありがとうございます。

では、続いてもう1つのお題なんですけども、入賞しなかったけど良かったチーム、ダンサー1、2組理由と一緒にあげていただけたらと。

<Go>
チーム?

<おどり場>
チームでもソロでも。

<Mana>
これは難しい。

<YOSHIO>
入賞しなかったけどね、U-15のLOCKダンサーの3人組でもうめっちゃくちゃ右左右左めっちゃくちゃ移動してるチームがいたんだけど。

<Mana>
あーFunk Leaperz?

<Go>
あーはい。

<YOSHIO>
あのやっぱり移動距離のっていうのもやっぱりおっきく見せなきゃってところでしょう。
なんかやっぱりそういうところが距離感ってまだ場数が少ないからあれだけど、めちゃくちゃ移動してたじゃない?あれは俺は買っちゃうね、うん。

やっぱり3人でも2人でもしっかり舞台を端から端まで使うっていう。
っていう思いというか知識っていうかね、気付けるところってデカいと思うから。

やっぱ大きく見えるかな。

<Mana>
確かに。

<Go>
俺もそのチーム好きでしたね。

<YOSHIO>
うん、良かったよねー。

<Go>
等身大な感じ。

<YOSHIO>
うんうん、ね、確かに。

<Go>
飾らず、ホントに自分達が楽しくてあれをやってて。
そんなカッコイイ言葉も使わずおしゃべりしてる感じがすごい好きでしたね。

踊らされてない感じ、振りにっていう感じはしました。

<YOSHIO>
ね、自分で踊ってる感じがすごくね、素直だよね。

あとはソロでU-15のソロでriimiちゃん。
めちゃめちゃ作り込んでたね、うん。

衣装もそうだと思うけど、しっかり、今の子結構プロ意識高いよね、止め方とかも。
やっぱ若いとストップが弱かったりとか音の伸ばし方がちょっと足りなかったりとか、そん中で多分練習してんだろうなーって感じがね。

ここハート強いよね、みんなね。

<Go>
(笑)

<Mana>
そうですねー。

<YOSHIO>
度胸半端ない。
俺もうちょっと小っちゃくなっちゃうもんね、あんなんもう1人で出たら。

<Mana>
U-15のソロだと私8番の優亜ちゃん、とても好きでした。

U-15のソロは総評でも言ったんですけど、半分ぐらいJAZZでしたよね。

<YOSHIO>
そうね、JAZZ多かった。

<Go>
はい。

<Mana>
そう、ってなった時にやっぱり多分出てる子達は何したら勝てるんだみたいな状態に多分出れば出るほど陥ってっちゃうと思うんですけど、優亜ちゃんは私は彼女が歌ってるみたいな曲に見えたんですよね、この踊ってる使ってる音楽が。

すごい自分の表現っぽく見えたなと思って。

逆に先生の立場でお二人に聞きたいんですけど、こういうバーッてJAZZが並んだ時にどれを良いってピックアップするのかなーって、私が先生だったら気になるーって思うのでめっちゃ聞きたいです。

<おどり場>
あー確かに、他ジャンルの方のそういう目線。

<YOSHIO>
俺やっぱJAZZはある程度までいったらJAZZもだけど、もになっちゃうけど、感情とか人間、もう表現力の差かなっていうのは出てくる。
だってアクロバットもやっぱあんだけ出来るじゃない?

アクロバットを例えばどこで入れるかとかどう持ってくるか、どういう風につなげるかとかっていう、そこをみんな出来るじゃない。

<Mana>
みんなすごい。

<YOSHIO>
そう、その後の感情のグッてこう、みんなアクロバットの後の一呼吸のところとかも1つどんだけ表現で英語の歌詞だからわかんないけど、やっぱバラード流れたら、うん!って俺はなりたいし
力強い曲でダンって来たら俺も食いしばりたいし、HIPHOPにもあんだけど、もうそこ、そこに尽きるかなーって思う。

指先とかまですごい神経通してんなーっていう。
JAZZでも板付き音先色々あった時にやっぱ板付いてからなんのために板付くのかとかさ。

深読みしちゃう部分はやっぱHIPHOPよりJAZZとかの方が深読み俺はしちゃうかなってのは見てて。

<Mana>
意味深な感じにも見えますもんね。

<YOSHIO>
そうそうそう。
わりかしやっぱHIPHOPがアニメとか漫画だったら結構JAZZとかは本だったり、そういうクラシックな感じ方をしてしまうからね、やっぱりね。

シェイクスピアっぽい気持ち、分かんないけどね。
表現があれで難しいんだけど。

<おどり場>
ニュアンスはすごい伝わります。

<YOSHIO>
だけどそこのジャンルでなんとなーくLOCK聞いたらLOCKだなーとかHIPHOP見たらHIPHOPだなーって分かるように、そこの感じるものが多分すべてになってくるのかなーとか思うけど。
それでもみんな結構すごい表現力してるけどね、うーん。

<Mana>
かなり、そうなんですよ。

<YOSHIO>
だから難しいよね。

<Mana>
そうなんです、だから身体能力的には物凄い訓練てか、鍛錬されてるはずなのに、みんな。

<YOSHIO>
してるよね。

<Mana>
ここから勝ち上がるってなったらっていうあと一歩のところで、やっぱりストリートダンスと結構な波長の違いがあると思うんで、JAZZダンスって。
そこを聞きたかったです、ありがとうございます。

<YOSHIO>
そうだね、あとは希だね。
すごい綺麗に全部来るからそこのHIPHOPもそうだけど、個性を出す時に壊すじゃない?一回。

壊した部分って、え、意味分かんない!ってところが1個でもあると山場になったりとかするから、より考えさせてくれたりだとかするとおーなんかおーみたいな気持ち良く終われるかなとか思うけど。

<Mana>
確かに。

<YOSHIO>
みんな素直だよね、HIPHOPもね。

<Go>
自分は評価っていうか1番上手い子か、それ以外か、なんか癖があるとか。
今日の場合だったら技がちゃんとその音楽である理由があって出せるかとか。

あと今日気になったのはいわゆるパワームーブみたいなものに対しての立ち踊りみたいなところでどれぐらい見せてくれる、見せてくれるっていうか、良いなーって思えるかっていうのが今日すごくあって。
同じJAZZでも多分立ち踊った時にいわゆるHIPHOPとかソウルとかみたいなノリが見えると、出来てそれもやってるみたいになると1個差が出るというのと。

あともう1個は動かない瞬間にどれぐらい見せてくれるか。

<Mana>
うん。

<YOSHIO>
間をね、難しいよね、詰め込んじゃうもんね、やっぱりね。
止まってんの難しいしね。

<Mana>
U-12の琴美ちゃん?あの最初背中バンって見せた子、全く立ち振る舞いめちゃくちゃキレイだなと思いました。

<YOSHIO>
どんな教育受けてんだよね、うん、ホント。
すごいよねー。

<Mana>
背筋彫刻みたいになってる。

<YOSHIO>
筋肉バシバシだよねー、みんなねー。

<Mana>
うん。
立ち姿最初すごくめちゃくちゃ綺麗でした。

<Go>
みんなホントにすごい。

<YOSHIO>
見てるよねー。

<Go>
ホントにすごい分、すごい子は1番上手い子だけで良くなってしまうっていうのがちょっとあれだった。
あとさっきYOSHIOさんも言ってたけど、崩してくるみたいなので言ったら、あの鹿児島の子?とかあの子はJAZZじゃないと思うけど、良い感じに歩き方汚ねぇなぁみたいな。

<Mana>
あー。

<YOSHIO>
なんか逆に良いよね。

<Mana>
なんか土臭かったそれすごい分かる、OPENソロの。

<Go>
そう、なんかその所作の、ダンスでも所作でもあるけど、歩くみたいな行為にすごいその人らしさが出るとかはすごい良かったっすね。

<Mana>
そこで言うとU-15の5番のHarukaちゃん、すごく独特な音どりというか、動きもすごい独特だったんですけど。

<Go>
うん。

<Mana>
なんかあれが突き詰められたらめちゃくちゃ面白いダンサーに、魅力的な感じになるんだろうなと思いました、おーってなりました。

<Go>
僕はU-15はミミィさん、邦楽で踊ってた子は結構。

<YOSHIO>
1人、JAZZの子ね、、女の子1人いた。

<Go>
出してる技術はみんなと一緒ですごい華があるかって言うとそうでもないけど、出しどころがすごいちょうどいいなって。

<YOSHIO>
ちょうどよかったね、確かに。

<Go>
僕は結構好きでした。

<YOSHIO>
ギャップね、ギャップ。
確かに、確かに

<Go>
あの子も良かったな、15番のShioriさん。(U-15ソロ)

<Mana>
うんうん。

<YOSHIO>
はい。

<Go>
なんかJAZZっていうか1人だけなんか体の出来具合がちょっと違う。
バレエなのかな?なんだろう、ちょっと違う

<YOSHIO>
ね、色々混ぜてるよね、きっとね。

<Go>
同じJAZZだけどちょっと綺麗ーみたいな感じで、その子とか特にもっと動かなくて良かったのになって。

<Mana>
うん。

<Go>
絶対もっと動かなくて見てられるタイプだなーと思ったんで。

<Mana>
確かに、つま先1つでみたいなタイプな気がする。

<Go>
あと4カウント止まってても十分成立するというか、そっちの方が良かったみたいなのもありました、はい。

<Mana>
うんうん。
ありがとうございます。

<おどり場>
ちなみに今結構今ソロが出たんで、先ほどFunk Leaperz出ましたけど、もう1組チームあったりしますか?
入賞しなかったけど、良かったチーム、今結構ソロをダーッと出してもらったのでもしよければ。

全然あればで。

<YOSHIO>
俺ね、チームでね、入賞しなかったけど、U-12だな青山兄弟、うん。

<Go>
あー。

<Mana>
あー可愛かった。

<YOSHIO>
俺単純に詰め込まないで、しっかりビートとスネアを、あれやっぱ見やすくて年相応ですごく舞台映えするかなって俺は思ったかな。

<Go>
良かった。

<YOSHIO>
うん、見てたら1番途中まで見やすいかなって思った、ダッシュなところから始まって。

<Mana>
確かに。

<Go>
(笑)

<YOSHIO>
どういうのかな?走って

<Go>
下手から上手に行くだけなんだ、うわーみたいな。

<YOSHIO>
でも良いよね。

<Go>
良かった。

<YOSHIO>
衣装もちょっとウルトラマンっぽい感じの、戦隊ものみたいな感じでちょっとその年らしさってのがあったし。
うん、良かった。

<Mana>
うんうん。

<YOSHIO>
チームで見てたらあれだね、やっぱOPEN部門の2チーム出たけど、やっぱロッキンの3人組になるといきなり大人の見え方が。

<Go>
うんうん。

<Mana>
うんめちゃくちゃオシャレ。

<YOSHIO>
あそこからだね、やっぱりみんなね、色々優勝して頑張ってもらって。
結局でもやっぱりあそこっからみたいなところが。

自分で作って自分らで音編集してやっぱそこの土台に立ってるなっていうのがすごく1番最後の3人は感じたから。
別格だよね、やっぱりOPEN部門はね。

変わってくの、うん。

<Mana>
確かに。

私U-12の2番のchrys、ゴールドの5人組の子達のチームがすごい構成とか見せ方が練られてて面白いなって思ったんですけど、まだまだやっぱり5人のすごい体の線が細めで踊ってる。
5人いるからJAZZだとだいぶ鮮やかに見せれると思うんですけど、それがあの子達の体が強くなったら、この作品を表現できるようになったらすごい強いチームになるんじゃないかなって思うぐらい作品が
めちゃくちゃ練られてたなって思いました。

<YOSHIO>
うん。
音外す子1人もいなかったなー、すごいよねー。

<Mana>
うん、みんな上手。

<YOSHIO>
早取りあるだろって思う、絶対あるんだけどなかったね今日ねー。
そこに音はねぇだろーはあったけど、振りとかの部分で。
でも音外してねーなーみたいなのは結構でけぇなー。

大体半分くらい外してたけどなー昔はと思うけど、ホントにみんなリズム感良いよねー。

<Go>
そうっすね。

<Mana>
すごい。

<Go>
OPENの負けちゃったけど、Nootsは伸びしろというか。

<Mana>
うん、かっこよかった

<Go>
結構ムズイ、JAZZとかエン拍子みたいのを使ってて。
使ってるっていう状態ではあったけど、多分それでなきゃいけない理由が出てきた時に多分強くなりそうだなっていうのはちょっと思いましたね。

むずかったです、でも多分LOCKのチームと比べるし、2チームだから。
圧倒的に分かりやすさが相手にあったし、絶妙ですよね。

<Mana>
うんうん。

<YOSHIO>
うん。

<Go>
でも好きなもの続けてほしいって感じです、好きなら。
好きか分かんないけど、聞いてないから。笑

聞いてないからわかんないけど。

<YOSHIO><Mana>
(笑)

<YOSHIO>
続けてほしいよね。

<Go>
続けてほしい。

<YOSHIO>
うん、早く来いよみたいな。

こっち来いよみたいな。

<Go><Mana>
(笑)

<おどり場>
ありがとうございます。

では、以上で。

<審査員全員>
ありがとうございました。