★登竜門★ vol.15

審査員インタビュー

SAYA YAMAMARU

 

 

 

 

 

 

【総評(前半)】

お疲れ様でした。
入賞した方々おめでとうございます。

私はヒップホッパーだから厳しく見るって言うのはしてなくて今日は単純に普通にシンプルに見て自分が心を打たれたっていうチームに高評価を入れてます。

全体的には子供って悪いとかってないって思ってるんですよね。悪いダンスをしてる子達なんて一人も別んにいなくて。
それぞれ本当に良いと思ってます。私は。

ただコンテストってなった時に勝ち方ってきっとあると思うので。ファッションをベースにするのか、曲をベースにするなのか、振付をベースにするなのか。
見せ方次第でコンテストってジャッジが変わってくると思うんですね。

例えば見ててすごい思ったのが音楽が重い曲がずっとズーンて続いてたら見てる方もこんな感じなんです。
起承転結ってすごく大事で緩急があるチームって見てて乗れたり、今こう来るんだとか。
そういう起承転結があったりすると見る人も変わってくると思うんですよね。

そういった意味で音楽ってすごく大事で。
こう(一定に)続いているよりかちょっと波があったりとかすると見やすくなるのかなって一個思いました。

あとは子供だから真面目って言ったらあれだけど意外にもみんな真面目ですごい目がこんな感じだった。
もっと音楽にシンプルに遊んだりとか乗ったりとか。その中で生まれる子供ながらの良さってもっと出てくると思うんですよ。

コンテストの練習をするのはもちろんなんだけど、その中でも遊びっていうものもちょっと勉強できたらなってすごく思った。
お母さんとか先生に言われてるからじゃなくてみんな本当に好きでダンスやってると思うから。

好きでダンスやってるなら音楽にのってる、その中で「こーいうの自分カッコイイかも」
ファッションもそうだと思うし。こういうの着てみたら私イケてるかも!みたいな。

そういう自分を好きになれる場所っていうのを探した方が良いのかなって思いました。

ダンスってそういうとこもすごく楽しいと思う。
一生懸命練習するのももちろんだけどダンスを遊ぶ中で生まれるものって本当にいっぱいあるから。それって子供だからできると思うんですよね。
だからもっとわーって出した方が良いと思いました。

私は以上です。
お疲れ様でした。

【総評(後半)】

はい、お疲れ様でーす!
入賞した方おめでとうございます。

ほとんど(ゆーさくさんが)言ってくれちゃったんですけど音楽大事だと思います。私もホントに同じようなこと思いました。

全体的な総評としてはU-12は私の中ではレベル高かったです。
みんな上手だったってホントに思いました。

時代が違うのか私の時はそんな曲も使ってなかった。そんな振りも出てこなかったし。
ちゃんとみんな音楽聞いてアーティストが好きでそれを真似するところから別に始めてもいいと思うから。
それをやってる子達が多かったって言うのがすごく嬉しかったです。

その中で絶対的に大事になってくるのが勝ちたいって気持ち。大事ですよね。
みんなそういう気持ちで来てると思うから。

勝ちたかったら圧倒的なスキルと音楽性。
あとはチームだったらチームとして何を見せたいのかっていうのをはっきりする。
これすごく大事だと思うんですよね。

HOUSE!JAZZ!HIPHOP!全部中途半端、中途半端みたいな感じだとすごく見づらくなってくるから。
そういうことじゃなくて何をやってても結局自分達が何を見せたくて何を伝えたいかってところが結局審査員にもそのまま伝わってきちゃうので。
そういうところは本当に大事になってくると思います。

ソロに関しては先生に作ってもらってる人も多いと思うんですけど音楽とその振付を理解するってところが大事になってくるかなってすごく思いました。

使ってる曲はホントにみんなカッコ良くて
Kendrick Lamar!ねぇ今流行ってるよねHUMBLE。
Janet JacksonでI Get Lonely使ってる子もいたりとか。あとJustin Timberlakeとか。

ホントにカッコイイ~みたいな感じの時にうーもったいないみたいな子たちがホント多かったですね。

振付は良いんだけどそこをもっと自分の中でもっとこうした方がカッコイイんじゃないかみたいな。
そこまでいけてない!って子がU-15では思いました。
そういった意味では音楽性、振付性…そこをちゃんと理解するってとこが大事になると思います。

U-9でも思ったことだったんで意識してみたらちょっと変わるのかなって思って言ってみました。

JAZZの子達!さっきも言ってくれてたんですけどホントに多いですねーて思って。すごいですねーて思ったんですけど。
私もずっと6年JAZZやってたんですけど。
私もJAZZやってるからって目線で全然見てなくて良かったら良い!HIPHOPもそうだけど見てホントにかっけぇて思ったらカッコいいしそういうシンプルな気持ちで見てました。

無理に裸足で踊る必要性もないのかなって正直。すごく厳しくなってますけど思いました。
せっかくパドブレ踏んでピルエットやりますよって時にやんなかったりとか。普通だったらここで回るんですよ。そこでんーやんない!とか

足元キレイに見せたいからみんな裸足で踊ってると思うんですよ。
そこでふらついてしまったりとかターンが汚かったりとか足パーンて上げた時にひざが曲がっちゃってたりとか。

だったらちょっとストリート寄りにしてシューズはいててもターンて絶対回れるし。
ステップもしっかり踏めば見てる側も絶対気持ち良くパって入ってくると思うんで別にそこ無理しなく良いのかなって思いました。

そういう意味では広瀬 華ちゃんすごいターンがキレイでシューズ履いて回ってたよね。
シューズ履いてても回れるんだよね。

だからまずはそこからスタートしても良いのかなと思いました。
ベーシックで練習するときに裸足からやるっていうよりかはシューズ履いてしっかりステップやったら絶対きれいになると思うから。
そっから自分らしさみたいなものを崩していけばそっからまた個性も出てくると思うし、そういうのをちょっと勉強してもらえたらなと思いました。

HIPHOPに関しては私もニュースクールやってるんで手振りで見せる子たち結構多いんだけど形になりすぎかなってU-15の方はちょっと思っちゃいましたね。チームの方もそうかな。
ストップ、ストップ、ストップっていうか、こうゆうのって遊びだと思うから。それこそ音楽にのりつつのこういう手の練習するのすごく大事かなって思いました。

ここ日本だから関係ないと思うんすけど手先って全部一個一個意味もあるし
HIPHOPってそこもあると思うからそこまで追求できるようになったりとかするともっとラップが入ってくるって単純に思いました。

その3つを自分の中で練習したりとかチームだったらチームで切磋琢磨しながら頑張ってってほしいなって思いました。

落ち込む必要性はないかなって思う。
私も5歳からずっとやってきてるけど私も何回も死ぬほど負け続けてきてるから。
でも勝った時の喜びってさ本当に泣けちゃうんですよね。

その時に初めて自信がつくと思うから優勝するまで諦めないで頑張ってほしいなって思いました。
優勝してもこれから頑張ってほしいなとも思いました。

以上でーす。
お疲れ様でーす。

【優勝したチーム・ダンサーの勝因(前半)】

<U-9チーム部門…SPARKLE!>
すごく厳しく書いてる。笑
さっきジャッジコメントで言った起承転結っていうのが一番見えたチームかなと思って。
その中でもしっかり音楽に対しても振付に対しても好きでやってるんだろうな、楽しんで踊ってるっていうのが一番伝わったかなと思いました。
ただやっぱり人数多ければ多いほど一人一人の個性がもう少し出せればもっと良くなるのかなと思いました。

【優勝したチーム・ダンサーの勝因(後半)】

<U-12ソロ部門…Rira>
この子スキルほんとにすごいなぁって思ってて。言ったらすごく安定してましたね。
そこにもう一つ自分流みたいな…。
音楽性とスキルは申し分ないのであと一つ自分にしかこれは絶対できないみたいな?そういうのがもう一つ見つかるとさらに良くなるんじゃないかなって思いました。
そういった意味では<U-12ソロ部門…広瀬 華、Kotone、H!NaKA>もすごく良かったです。

<U-15チーム部門…Mona€a>
「カッコよかった!ノリがあるともっと良い!」て書いてある。
純粋にすごくかっこよかったです。振付カッコよかった。あとここのチームは揃ってましたね。で衣装も良かったし。
コンテストとしては勝ちに来てる作りをしてるからあぁって感じがありましたね。
ただHIPHOP的に言っちゃうとノリっていう部分がもうちょっとあると…。
遊びの部分がもうちょっとないと見てる人がリズムがちょっと崩れちゃうかなみたいな部分があって。なのでもう少し音楽を聞けると良いと思います。
<U-15ソロ部門…Rena>
点数高いな。カッコよかったんだけどもう一歩…
ちょっと形になりすぎちゃったかなぁっていうのは正直思ったかな。
もうちょっと自然体でナチュラルで。立ってるだけでも雰囲気あるからそのシンプルさのままで行けば良かったのかなって思いましたね。
ちょっと肩に力入りすぎちゃってて力んでた感じがした。カッコイイのはそのままで良いからとにかくステージにいっぱい出て慣れて自分の見せ方を追求すればもっと良くなると思います。

【入賞しなかったけど気になったチーム・ダンサー(前半)】

<U-12チーム部門…chou- chou>
すごく早取りだったんですけど。笑 でも一番楽しんでた。のってたし音楽好きなんだなぁっていうのがありましたね。
ただ基本的なことが体がしっかりできてないって部分でちょっと点数低かったんですけど、そこがしっかり出来るようになってくればしっかりマッチするのかなって思いました。

<U-12チーム部門…NaNas Lily>
ここもベースとなるものがしっかりあれば多分もうちょっと良くなるのと。
人数多ければ多い程合わせとか大変だと思うんですけど、その個性を出していくなのか、NAKAJIさんが言ってた簡単な振りで合わせていくのか。
個々、チームによって違うと思うんですよ。
だからそこをしっかり決めてちゃんと見せればもうちょっと点数は高くなったと思います。
【入賞しなかったけど気になったチーム・ダンサー(後半)】

<U-12ソロ部門…H!NaKA>
華もあったしどっからそんな振りをもってくるんだろうっていう振付がたくさんあって。
見た感じ先生が作ってる感じもなくてすごくナチュラルだんたんですよね。
私は個人的にすごく好きでしたね。

<U-15チーム部門…camducks>
ノリがこのチームはすごく良くて純粋に「あぁ音楽のってるねー」みたいな。
ただやってることはすごくシンプルで。シンプルすぎるから何か一つ足りないんですよね。
ベーシックですごく簡単な振りなんだけどみんなで合わせて遊ぶっていう部分ではダントツ一番良かったです。
あとは一人一人の個性もあったらもっと順位高かったかもしれません。
<U-15ソロ部門…SO>
すごい背高いと思った。やりたいことがはっきりしてて一番見えやすかった。
ただその中でもカッコイイのは「うん、そうだよね、わかる」って感じがしたのでカッコ良さだけじゃなくてもっとスキルの部分でテクニックをもうちょっと詰め込んでいる方が大人の見せ方がもうちょっと出来る子なのかなってちょっと思いましたね。
シンプルで見せれなきゃなのはU-12までだと思うんですよね。
ただU-15になってからは大人のカッコ良さだったりグルーブ感だったりっていうのを出していかなくちゃいけない年になってくると思うんで、そういった意味でテクニックをもう少し追求すれば彼はすごい伸びると思います。
っていう未来を描きました!この時!見えました!
<U-15ソロ部門…★Yuhki★>も一緒でした。未来を感じました。