★登竜門★ vol.18

審査員インタビュー

MAA

 

 

【総評(前半=U-9ソロ・U-9チーム・U-12チーム)】

お疲れ様です。
僕もキッズのチームプロデュースしたり娘もチームやるようになって。だから今日先生が来てたり保護者さん、コンテストが違えばジャッジが違えば入賞違うぞみたいな。
そういうパパたち、ママたちの気持ちも先生達の気持ちもすごいわかるんで総評というか、何かプラスになるようなことが言えればなと思います。

U-9チームに関しては今日(チーム数)少なかったんすけどそれぞれやっぱり低学年、うちの娘も低学年で生徒も低学年のとこもあるから、やっぱり教える方もやる方も親御さんもすっげぇ大変なんすよ。
で特に僕が大事にしてるのはU-9、低学年はほぼ親の力がすごくおっきいと思ってます、はっきり言って。

で練習をさせるって言うんじゃなくて宿題でもそうですけど一緒にやるっていうことが非常に大事だと思います。だからお前ちょっと走りに行ってこいとか、宿題やっとけ、じゃなくてちょっと一緒にやろうよ、みたいな。
そこが少しでも自分がダンスできなくても一緒に見てあげるだけで全然変わると思うんすよ。で子供も見られてるって、よりコミュニケーションしながら、じゃぁパパ、ママも踊ってみてよ、とか言われながら。

それも1つの大事なコミュニケーションで、子供なんかすぐ上手くなっちゃうから、高学年になったら口出しもできなくなっちゃうからホントに時間を大事にするっていう意味でも低学年は一緒に共有するってことでやった方が僕は経験上良いんじゃないかなというか、伸びる。
とにかく怒る率よりほめる率の方を高くすると良いって思ってます。

チームに関して言えばELMO僕が前見た時よりちょっと人数減っちゃったけど上手くなってるなってのは思ったし、POWERFUL★ Jr.もその名前の通りすごく体を大きく使えてて低学年ていうその良さプラス思いっきりのHIPHOPの要素がすごく出てて。
その中でもNISORICK僕は1位にしたんですけど、ちょっとまだ振付に対して体が追い付いてないなっていう思いはあったんですが、難易度が高いものをほぼ7割は踊っててすごいなって印象を受けて。
それぞれの良さはあったんですけどそういう面で僕は今日そういう評価をさせてもらいました。

あとソロに関しては結構みんな上手で、入んなかったですけど僕はcoiroちゃんとかもすごく雰囲気あって良かったなって思いました。
中でもRUAちゃん優勝した要因として自分個人的には振りの流れが良かったなっていうところで、Sayuちゃんもcoiroちゃんもめちゃくちゃ雰囲気あってとても低学年には見えなかったんですけどもうちょっと展開とか、魅せ方ってあるじゃないですか。

映画でも面白い映画、面白くない映画あって、ちゃんと起承転結あるというか、最初にいきなりすっげぇ悪いやつ出てきて絶対こいつ犯人やろって思ったら最後お前やったんか、みたいなとか。
それくらいダンスもソロの1分半っていう短い中でも展開があると見やすくなるっていう面でRUAちゃんが良かったんじゃないかなっみたいな。

U-12チーム部門に関しては個人的に優勝したamuseさんと2位のLil JOKERSはちょっと抜けてた感がありましたね。点付けてても。
それはなぜかっていうと完成度っていう意味です、やっぱり。

amuseにしても出てきた瞬間踊りパッて始まった瞬間からちょっと会場の空気が変わるというか。

とにかく大事なことはこういう新人戦だと出ながら上手くなる、完成高めてくって方法もあると思うすけど、やっぱ未完成で特に経験値もまだ低いってところの子達も多いと思うんすよ。
その中で見るやっぱり完成度がしっかりグンてちゃんと揃ってるものが来ると非常に良く見えるというか、タイトに。
その2チームはホントに完成度っていう漢字3文字がドンって出るくらい、そういう面での勝因だったと思います。

今回はこんな感じで総評とさせていただきます。
ありがとうございました。

 

【総評(後半=U-12ソロ・U-15ソロ・U-15チーム)】

お疲れ様でーす。
各部門で思ったことをちょっと言わせてもらいますけど。

U-12はPearちゃんすっごい素直に嫌味がなく入って見れたというか。結局みんな出る側からしたらやっぱり緊張してると思うんすよ。
だけどその緊張が審査員とかに伝わっちゃうと審査員もうん!ってなっちゃうっていうか、ホントにリビングでゆったり映画見れるくらいの余裕というか。

だから緊張しててもそれを出さない、ある意味ステージ立ったら開き直れるくらいのプレイヤー、華、そういうのがないとダメなんじゃないかなって思って。
そういう意味ではすごく素直な踊りだなぁって思えました。

あと優勝した空良ちゃんは僕はびっくり仰天って感じでなかなか満点って出さないんですけど今日は10点満点というか、10点までで出してくれってことだったんでホントは50点くらいな感じなんですけど。
そんくらいびっくりしました。そのくらい完成されてて。

で長野県。U-15で優勝した子も長野だもんね?
先生が素晴らしい先生なんでしょうね。ホントに踊りにすごく出てる感じで。

やっぱりU-15のソロもそうなんですけど一言コメントで書いてるんですけど、やっぱ良い子、上位に来た子全員体が強い、使えてるってのばっかり書いてるっていうのが印象的だなぁって僕ちょっと思ったんですよね。
その中でもあぁ、ちょっとここ惜しいなとかもあったんですけど上位に来た子は個人的にはちょっと差があったような感じがしました、U-15に関しても。

U-15のチームはソロとちょっと違ってここ惜しいな、ここちょっと足りてないなっていう、マイナスの要素が多かったのがちょっと残念で。
もっともっと全力でできるじゃん!とか、立ち位置とか割とうるさいんですよ、でもどうでも良いんですよ。

なんかちょっと矛盾してること言ってると思いますけど、結局サッカーとか野球とかとダンスちょっと違うところってサッカーっていくら練習しても相手が変われば動きも変わってくるじゃないですか。
どういう状況か読めないっていうか。そこを臨機応変に対応してくっていうのがスポーツ。

ダンスって練習したことを要はこのステージで同じ様にある意味やれば良いわけじゃないですか、同じ様に。ホントに。
だから練習で100%やってここでもちゃんとやったものを出せるっていうのがまず1個の目標だと思うんすよね。

それでそのお客さんとか、やっぱり人間だからシーンとしてるとか、ワーと盛り上がってるとかでやっぱり変わってくると思うんすよね、中は。
そこら辺の多少のズレはそれはしょうがないとは思ってるんで。

だけど明らか位置ズレてるとかってダンスやってない人でも分かるじゃないですか、フォーメーションがおかしいなって。
俺的にそれって練習不足なんじゃないかなってちょっと思っちゃうんすよね。だからどうでも良いんだけどうるさいんですよ、すごく。うちの生徒に対しては。

だからまずは他のチームに勝った負けたって言うよりは自分でちゃんと普段やれてることをしっかりできてるかってとこなんでしょうね。
本番だけかますぞって言ってもやっぱそれ普段練習そんなにやってないのに無理でしょ、みたいな。
逆に本番だけやってやるぞってなると動きのズレにもつながってくるし。

だからもっと練習しなさい、じゃなくてもっとできるよ、っていう。
中学生、U-15体もどんどん強くなっていってるから、できます、できるんじゃないかな!っていう思いがちょっとあって。

それが良い意味で登竜門っていうイベントだからもっともっとレベルが高い、登竜門を卒業するチームの子達ももっともっとやっていける子たくさんいると思うし。
練習が好きなやつなんていないと思うから、だけどやらないと結果にはつながってこないよってところでチームの子達すごい頑張ってほしいなって思った感じです。

はい、以上です。
ありがとうございました。