★登竜門★ vol.19

審査員インタビュー

chika

 

【総評(前半=U-9ソロ・U-9チーム・U-12チーム)】

お疲れ様でしたー。

前半の3部門(U-9ソロ・U-9チーム・U-12チーム)見させていただいて思った感想を言わせてもらいます。
まずこのコンテスト自体が優勝経験のない人たちのコンテストということで、正直もうちょっとこのステージに立つ目標がバラバラなのかなと思ってました。

例えば初ステージでとりあえず踊り切ること、とりあえず前回よりレベルを上げること、そういう意思でステージに上がってきてる人たちが多いのかなって。
でも見た感じとしてはしっかり優勝を狙ってきて勝ちたいって気持ちが前に出てるチーム、ソロのみんなが多かったなってすごく感じてて、やっぱりすべては本当に気持ちだと思うんで。
やろうとすればやるし、やらないって思ったらやれないしみたいな、普通のやるやらないの気持ちが全部大切だと思うので、そういう気持ちのみんなにすごいリスペクトしたというか、すごいことだなって思いました。

部門ごとに思ったことが違うので部門ごとで言わせていただきます。
U-9チーム部門は本当にすっごいシンプルなんですけど、全員本当に伸びしろがまだまだあるなって感じました。

このチームごとにキャラクター、雰囲気、これを売りにしているみたいな衣装、踊りを見て、1個飛びぬけた才能が見えたんですけど、それに何かが付いてきてなかったりっていうのがすごく明確だったかなと思いました。
でもU-9のチームなんでこのステージに上がること自体本当にすごいこととまず自覚してほしいです、自分で。
なので後は頑張るのみというか、みんなも先生についていって努力するのみだなと感じました。

U-12チーム部門も同じだったんですけど、それぞれ本当に私の個人的な感想なんですけど、このチームのどこが足りないですか?って言われたらパって答えられるくらい足りないところが1チーム1チーム明確だと思うので本当にやる気次第だなって思います。
さっきからやる気やる気って言ってるんですけど自分達のやる気次第で賞の価値も全然変わってくると思うし。

例えば本当に踏ん張って毎日練習して取った最下位とか、まぐれで取れた優勝とかだと本当に価値が全然違うし、自分にとっての賞の価値が変わってくると思います。
それが今後に絶対つながると思うので、さっきからやる気っていう薄っぺらい言葉で片付けてしまうのが申し訳ないくらいに本当に自分の気持ちをまず大切にしてほしいなと思います。

U-9ソロ部門が1番私的には濃かったなって思えました。
本当に全員まだすごく小さいのにキャラが1人1人立っていて、本当にそれは今後も絶対大切にしてほしいなと思いましたし、だから負けたから自分のキャラをこれやっぱり評価されないからやめようとかいうのは絶対してほしくないなと思いました。

やっぱり大人になればなるほど色々考えれるというか、頭が柔軟になってくるので、あ、こういうのは評価されないんだなとか気付き初めてくるんですよね。
だから自分のスタイルがどっか違うとこに言っちゃって訳わかんなくなっちゃうってことがすごい多いと思うので。

小さい時からこのステージに立ってしかも1人で踊ってることがすごいし、それでキャラが確立してることがすごいと思うのでキャラだけは、キャラだけはというか自分が目指してる方向性?
ソロでやってやる、っていうその方向性は絶対に曲げないでほしいなって思います。

だから自分の方向性を曲げずにあとは自分に足りない部分を自分で考えて、足りない部分を自分なりに足していけば、それがまだキャラがなってなくてもそれがどんどん磨かれてみんなが納得してくれるような作品になっていくんじゃないかなと思います。

3部門見させていただいて、何度も言うんですけど「やる気」が後ろのジャッジ席まで届いてきたのでまだまだめげずに頑張ってほしいなと思います。
本当に今日はありがとうございました。
お疲れ様でした。

 

 

【総評(後半=U-12ソロ・U-15ソロ・U-15チーム)】

お疲れ様でしたー。

後半3部門(U-12ソロ・U-15ソロ・U-15チーム)見させていただいて思った感想を短くストレートに皆さんに伝えられればと思います。
全体的に見た感想はスキルが高いチームが多くて、チームだと揃ってたりとか、当たり前のことって言っていいかわからないですけど当たり前のことができてるチームが多いなっていう風に感じました。
その中で更に思ったことはセンス!

踊りとかの振りとかすごく大事だなって私も見てて感じて、センスってすごく難しいと思うんですけど人によってこれは良いと思うとか、これはちょっと…て思うものが全然違うからセンスってすごい難しいんですけど、
だからこそ自分の好きなこととか良いと思うことをどんどん自分で突き詰めることでこのチームにしかないセンスだったり、ソロの子にしかないセンスだったりが生まれてくると思うんで。
それが良い悪いは正直見てる人によって変わってきちゃうと思うんですけど、それを作り上げることがすごい大切なのかなと思いました、全体的には。

個人的にチームごとに思ったことは沢山あるんですけど、1番不思議というか思ったことがU-15部門のチームのエントリーがすごく多かったんですけど、U-15のソロ部門の人が5人で。
本当に私が思うのはソロは本当にやった方が良いというか、時間がある限り絶対やった方が良いと思ってて。

絶対損はないし、もしその子が、いや、ソロはちょっと…チームを頑張りたいんでって言うのであれば絶対ソロやってもチームの為になるような自分の価値観と経験の勉強にも絶対なるし、
先生がどんな思いで作品作ってるのかも自分で作品作って出ることによって絶対わかることがあるので。

それをわからないとチームで先生に振りもらってて一生懸命頑張って踊ってても伝わる範囲が限られてきちゃうというか、
という風に私感じるので絶対時間があって、余裕があるならソロも同じくらいの気持ちで最初は良いと思うんでやってみてほしいなと思います。

※※※※※町田おどり場建設より※※※※※
★登竜門★ vol.19の全体の枠がいっぱいになりエントリー受付期限前に締め切ったこともU-15ソロが少なかったことの要因と思われます。
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最後はこれは今日の感想とかではないんですけど私自信が数年前、4、5年くらい前におんなじこの★登竜門★ていうコンテストに出ててチームで優勝を頂いてこの★登竜門★、新人戦を卒業してるんですよ。
ソロとかも出てて5位とか頂いたりとかしてて、だから本当にみんなと同じ道というかを歩いて来て、その中で今こうやってジャッジとして呼んで呼んでいただいてて。

今まで自分が何してきたかなーって考えた時に、私は1個1個沢山コンテストとか大会とかソロ、チームで出てきたんですけど、その中で次のコンテストに向けての意気込みもやる気もそうですけど、かける時間とか
1個1個のコンテストを大切にしてたのは本当に自分で自信持って言えることで、それは今も続けてることで。

継続は力なりて言葉があると思うんですけど、それで何回も何回もステージたってあーダメだったなーとかってなっても全然力にはなってないと思うんですよ、正直。
経験値にはなってると思うけど自分の力になってるかって言ったらそうじゃないと思うので、そのステージにかける時間、気持ちは大切だと思っているので、1つ1つのコンテストで次は絶対負けないって気持ちを大切にしてほしいです。

私が負けた時は何がダメだったのかをまず考えて何がここの1位の子に負けちゃったんだろうとか、なんで入らなかったんだろうとかを自分なりに絶対答えを出してから練習に臨むようにしています。
自分がそれでわからないまま突き進んでも方向性がわからなくなっちゃうと思うので、それに沿っては周りを見ることが1番大切だと思います。
周りを見て勉強するのはそういう意味だと思っているので自分に必要なものをどんどん、どんどん考えて。

1個1個の大会をWAN-CHANさんもそうですし、他のコンテストオーガナイザーしてる皆さん、みんなの経験、勉強になるように毎度開催してくれてると思います。
1個1個のコンテスト負けてもいいやって気持ちで臨んだことは私は1回もないので、そんくらいの気持ちで強くこれからも戦い続けてほしいなと思います。

今日は本当にありがとうございました。