★登竜門★vol.27

審査員コンテスト後インタビュー

※コンテスト後のインタビューは対談形式でMC ACがインタビュアーを務めました。

 

<MC AC=AC>
お疲れ様でした。

<審査員全員>
お疲れ様でした。

<おどり場>
★登竜門★vol.27を終えまして、全体を通して優勝したチーム、ダンサーの主な決め手、勝因をジャッジの皆さんでお話いただけたらと思います。

<HisayO>
私はU-9ソロのYUITOくんは自分の中で結構ダントツな点数だったんですけど。

<708>
良かったですよね。
U-12に出たとしてもHIPHOPの中ではちゃんと抑えるとこ抑えて、良い感じのダウンのバタフライの深さであったりとか作品の作り方であったりとか
そういうところが。

<HisayO>
ステージングとかも良かったし、結構1人U-9の中であーやってステージとか使うのも、だけどやっぱU-9らしさの感じも残りあるしみたいな
結構すごいなって私は思いました。

<708>
U-9ソロのYUITOの場合はおさえるとこ。
全体を通して言うとジャンルごとにやっぱり審査員の人も、例えば今日のソロの人だったらU-9ソロのHIPHOP何人かいるけど、
その中でまず比べたりとかもやっぱするし、そういう中でもHIPHOPの中でもすごい良いとこ点数を取りやすいというか
ダウンの深さであったりとか、音を後半盛り上がるように作ったりとかっていう作り方も上手だし。

そういう意味で、普通HIPHOPの人って結構単調になりがちな場合もあるんですけど、作品の流れとして後半にもう1個盛り上がりを作ったことによって
JAZZとかの作品がすごいしっかりしてる人達にも対抗できるし更にそういうスキルあるJAZZ系FREESTYLEとかの人よりも遊び心とか余裕感とかも見えたので
そういう意味でやっぱり光るものがあったんじゃないかなって思います。

<MAA>
同じくなんですけどやっぱJAZZの子達に負けない体の強さがガッチリまずベースであって、最初のつかみと中盤2曲目の体バーやるとこでイェイってなるとこが
2か所あるっていうところでやっぱり。唯一2回イェイってなったのはYUITOだけかな。

<708>
そうですね、僕も。

<MAA>
でもやっぱ本人の身体能力とか日頃の練習ありきのパフォーマンスだと思うんですけど。
お父さんが平井堅に似てる。笑

基本的に体が弱くて優勝するってあんま見たことないっすけどね。
そこが当たり前のところからの作品性だったり色んなものだったりじゃないですかね。

<708>
前半は結構審査員的にも分からないというか、みんな上手そうに見えるしオーラあって良い感じじゃんって見えるんだけど、後半にMAAさんが言ってる体の
弱さであったりとか、あ、使えてないんだーっていうところが見えちゃうとどうしても点数を高く付けづらくなっちゃうなーって思います。

<MAA>
集中力もあるし。
自分のチームもそうなんですよ、体力ない、でもネタとしては上げてかなくちゃいけないじゃないですか。

最後のネタから作っていくとかあげるけど持たへんくてやっぱり振りをばらけだったりとかあらがどんどん出てくるので

<708>
やっぱあらが見えちゃいますよね、後半。

<HisayO>
そうですよね、最初は確かに出だしは良いなって思ったところもありますよね。

<MAA>
どんどん脱落していく感じ、そういうイメージですよね。

<HisayO>
そうそうソロが結構そういう感じ。
MAA先生も総評で言ってたけど、ソロが結構最初にあって良いなって思う人確かに多い、ほとんどそんな最初から大丈夫?この子みたい子はもちろんいなかったし、
すごい良いんじゃないってイメージでしたけど、全体的に。

ただ1位になるってなるとやっぱり最後までの体力とかモチベーション、見せ方もネタの作りもあるかもしれないですけど
WAKAちゃんとかも良かったですけどね。

<MAA>
俺3位くらいだったんすけどね、もうちょい低いか。
なんかちょっと子供っぽい雰囲気が僕的には引っかかったんですよ。
ただ雰囲気良くてあと後半も良くなっていくとか評価は高いですけど他の子達の方がグッといった。
でも全然点数も悪くはないですよね。

<708>
U-12ソロはホント良い子多かったですよね。
ホントMAAさんが言ったみたいにみんなかっこ良かったってよく審査員言うけど、ホントにかっこよかった、今日、ホントに。

<HisayO>
そんな感じですよね。

<MAA>
レベル髙かったって言われてそうか?社交辞令的なやつあるじゃないですか、あーヤバかったみたいな。

<AC>
ありがとうございます。
総評を聞いていて思ったことがいくつかありまして、まずMAAさんがおっしゃっていた動きを合わせるための予備動作とか、
一歩踏むにもタメがあってから踏むのかとか、あとはタイミングだったりとか形よりも音に対する聞き方、取り方の方が重要だっていう認識に聞こえて、
それを合わせる練習など聞けたらなと思います。

<MAA>
さっきも行ったように揃えるていうことがらに対してもこういうことあるなってまず生徒に言って あ、なるほどって訓練しなきゃいけないっていうか。
すごくごく当たり前のことなんすけど、意外に自分も当たり前すぎて忘れてたというか、途中の形をちょっと気になるところ、
1人だけ手がピロンてなってたところとかやってあげなとか、そういうのを僕は気にしてたんですけど、細かい振りをやった時にバチって揃うチームと
揃わないチームの差っていうかすごい見たり話とかを色々したときにやっぱ動き出しのスピードとか、HALくんとか話してるんすけど、あの人64ビートとか言ってて

64て何?て思って。

こう回すとか言ってて多分生徒も絶対分かってないと思うけど、でもそれくらい深いレベルというか。

でも確かにホントに動き出しのタイミングとスピード、ゴール一緒でも違うんですよね、見え方が全然。

出だしのタイミングとスピードと終わりと、割と動いてる時はそこまでそんなに動いてるから実際そこまでは気にならなくてもやっぱり、でも細かい早いになると
やっぱり気になるのかな。

特に今日それを強く感じたんですよ、チームで、U-9なんかめちゃくちゃ感じたし。

<708>
多かったですね。

<MAA>
単純に言えばホントただただ形が違うっていうのは目立ったけど、更にプラス、タイミングが全然違うやんみたいな、動き始めも止まるタイミングも違うしって。
U-9のチームやったらまぁあそこかなっていう感じで、それぞれ。
だからタイミングだけでいったらU-9のチームに関したら2チーム目の子が(Dawg jolie)合ってたなって、JAZZの子達の方がまだ。
作品内容だったりトータルで考えたらやっぱり3人のJollyBeeの方が。
それぞれ課題はあると思ったんすけど、今日は。

<HisayO>
今日MAA先生の準備がっていうのもそれはHIPHOPだとしてなんですけど、それでもJAZZでも今日10人のチームで結構揃うのってそれをJAZZに置き換えてって
思ったらジャンプするタイミングとかでもジャンプすればそこが合えばいいわけじゃなくてみたいな、それこそ本当に起動ていうかどこを通ってそこまでいくか
みたいなのとかを、やっぱそこを揃えないとっていうのが。
結構それが揃うと良いのになって思うチームが結構10人とかJAZZのチームでは見て思いました。 

多分先生的には作りはそこを決めとしてここバシッと行くぞみたいな感じで流れ作ってるのはすごい見えるんですけど、実際にやってる子達は
みんなバラバラみたいな感じで飛んでたりとか、飛んでるは飛んでるんけどみたいな、共通してるのかなと思いました。

入りが、準備が違うっていうか、飛ぶ準備も多分同じように足のはこびやってるけど細かくじゃぁどこを通っていくのかみたいなのとかが多分違うから
飛ぶ位置も違うし飛ぶ向きも違うしみたいな。

そうするとやっぱ着地も変わってくるしみたいなとかっていうところが結局共通して同じことをMAA先生の総評を聞いてJAZZの子達もそういう風に
とらえてくれてれば良いなって思ってました。

<AC>
ありがとうございます。
最後に708さんの総評の中で細かい表現に自分で自分で気づくのが大事だってお話があって、U-15での話だったのでその年齢で自分で気づくところがあった方が良い
っていうことだと思うんですけど、U-12とかU-9になると自分ではなかなか気づきにくいのかなぁ、でも自分から先生に聞くっていうのも
ちょっと聞きづらい面はあるのかなとも思って、先生からのアプローチっていうのも必要不可欠なんですかね。

<MAA>
僕はそれはそうだと思いますよ。
やっぱりみんな気づいてくれたら必要もないし、でもその必要性をちゃんと先生が促すようなレッスン方法だったりなんらかは必要。
じゃないとただただ、いや違う、いやそれ違う、違うってやっても多分難しい。

<708>
最近気づいたことの中に先生の中でも揃えるのを教えるのが得意な方とそうじゃない方がいるっていうのに気づいて。
そうするとそのチームはやっぱ自主練とかもっと大事になってくるしとか、だからそうなんですよねー。

もちろんやっぱりそれでも先生の作品が素晴らしかったりしたらそれはそれで良いし、先生全員揃えるの頑張ってくださいよっていうつもりもないし
それはそれで先生に言ってもらえないんだったら、そういうものだから自分達で頑張るっていうところも大事だし。

あとはよく音を聞くとかっていうのを審査員の人とか言いますが、ちょうどえりな(Soulm8)と喋った時に「私は音を聴くっていう意味がダンス始めた頃わかんなかった」って。

<MAA>
でも俺も分かりますそれ。

<708>
音聴いてるしって思うし僕らは今歌の中に音が入ってんのが分かってMAAさんもHisayOさんも振りを作ったりとかされてますけども
でもそれを理解できない人はまだたっくさんいるし。

<MAA>
めちゃくちゃほぼそうですよ。

<708>
ほぼそう、だから審査員がいくら音聴いてって言っても多分言語が違うっていうか、伝わらないんですよ。
だから上手く言い換えれば言いたいんですけど、そういう意味でU-12で優勝したチームのBBQ SAUCEとかは、MAAもおっしゃってましたが、音楽を体で体感して
先生はもちろんめちゃめちゃ音聴ける人なんですごい音にあった振りでプラス体を使いきってる。
唯一使い切ってたっていう感じが良いと思いました。
やっぱ色々それぞれだなって思いました。

<MAA>
でもこれHOUSEとか音に乗りやすいんかなって思って、乗りやすいジャンルというか。
分かんないですけど、手がどうこうとかあんまり気にせずシンプルにやれて楽しいのかなって。
よく見えますよね。

<708>
U-12の作品が結構良いチーム多かったんですけども、そういうとこの保護者の方とかはまだ分からないと思うんですよね。

例えばなんでBBQ SAUCE、僕らはすごいって分かるんですけども、優勝したけどうちの方が構成凝ってるしうちの方が衣装も見栄えするしって
絶対思うと思うんですよ。

でもそこを1個抜けないと気づけないところがあって、でもそれってそんな難しいことじゃなくて、僕はみんなが最近音楽をちゃんと大きな音で
聴いてないなて最近わかりました。
聴いてない人もいるし音リピートでずっと聞くって言うこともないし。

僕だったら振り作る時にアプリで音をその部分だけリピートして何回も音聴いて振りを作るんですけども、音をしっかり聴くっていうのが
そんな難しいことじゃなくて先生達も振りづくりでやってたりとか。

<MAA>
自分のスタジオにマジ欲しいですもん。
クラブまで爆音じゃなかったとしてもちょっと音に包まれるような自分がすごい好きな音がかかっててイェーイとかて子供でもやってるそういう時間が
必要なんじゃないかなと思うんですよ。
じゃないと音聴くっていうか感じることできへんやろうな思って。

海外の子とかそういう文化があれば自然に乗るじゃないですかやっぱり。
子供でもなんでも、それかっこいいつって、それ日本人が一生懸命首がこうでって真似する感じがナチュラルじゃないっていうか。
リズムトレーニングってほぼないじゃないですか、海外で。

そのナチュラルさBBQ SAUCEそういうのすげぇ上手いなて思って

<AC>
ありがとうございます。
ということでインタビュー以上になります。
ありがとうございました。

<審査員全員>
ありがとうございました。