★登竜門★ vol.13

審査員インタビュー

KAZANE

 

 

 

 

 

 

 

【総評】(前半)

お疲れさまでした。
入賞したみんなおめでとうございます。

久々にキッズコンテストのジャッジやらせてもらったんですけどU-9、U-12ていうことで純粋さをすごい感じて。
例えば表情一つでも無理矢理こうしなきゃっていうんじゃなくてホントに自分で感じてそう思ってるんだなっていう純粋さをすごい感じました。

総評としてはたくさん言いたいことがあるんですけど今日このコンテストの結果ですごい自分の中で一番感じたことでU-9、U-12チーム部門で言わせてもらいます。

チーム部門に関してはすごいダンス力もそうなんですけどチーム力の大切さをすごく感じました。
優勝した2チームは特になんですけど多分この子達ダンス以外の時間も一緒に遊んだりしてるのかなと思って。

なんか空気感がすごく一緒なんですね。でその空気感が多分同じような音のイメージをしてて。
そのチーム力によって途中顔合わせなきゃいけないって強制じゃないんですけど自然と合わせて。
なんかほんとにその全く同じような雰囲気の中で踊ってる感じがすごくして。

何チームかはチームとしてはちゃんとしてるんですけど1人1人が一生懸命踊っててそのチームの雰囲気がせっかくチームのコンテストなのに1人1人で頑張って踊ってますていう感じのチームが何チームか見えて。
せっかくチームコンテストとしてやってるのにもったいないなってそれをすごく感じました。

上位のチームはここまで一生懸命練習してきてっていう練習量が自信になってるのもあると思うんですけど。

私も一応チームがあってLUCIFERてチームでやってるんですけど本当にダンス以外の時間もすごく会ったりダンスの練習も振付の練習だけじゃなくて全然違う関係ない時にダンスの練習一緒にしたりとか…
コンテストの練習するためのチームじゃなくて本当に友達として仲良い集まりって感じがしてて自分のチームも。

それがやっぱ自然とチームとしてコンテスト出た時に現れるんじゃないかとすごく感じました。
それに勝って基礎力とか振付、構成ていうのが後から私は入ってくるものだと思うんでそのチーム力がホントに大事だって感じました。

今日入賞したチーム入賞しなかったチーム全部そうなんですけど例えば入賞したけど自分自身であんまり今日良いダンスできなかったて思うチーム、又は入賞できなかったけど自分たちの中で今日が今までで一番いいダンスができたって思えたならその感情をまず一番大切にしてほしいです。
もちろん結果も大事なんですけど結果がすべてじゃないので、その感覚は絶対に捨てないでいてもらいたくて。その感覚が次に絶対つなげてくれるんで。

優勝してもすっきりしない優勝だったら多分自分達すっきりしないと思いますし、今日賞入んなくても自分ら出し切ったら絶対それが正解だと思うのでそれを守ってほしいです。

ソロ部門!U-9ソロ部門なんですけど。
私入んなかったんですけどviviちゃんていうHIPHOPをした女の子がいてダンス力はまだまだなんですけど1番自分がこの踊りをしたいんだっていうのがすごい伝わって。
賞には入ってないんですけど本人に伝えてあげたいなって思いました。

先生が曲決めたり先生が振付決めたりとか自分で決めたりとかいろいろな子がいると思うんですけどやっぱソロなんで踊ってるのは本人なんでどれだけその曲が好きでその振りが好きでその衣装が好きでこの空間を楽しんだ人が勝ちかっていう勝負だと思うので。
それがちょっとズレちゃってる子が何人かいたんで「あ、この曲でその踊りなのにその衣装か」とかいろんなチームがいたんですけどそこが総合的に良かった子が今日上がったと思います。

そんな感じでもう少し細かいところも言いたいんですけど簡潔にまとめさせていただきます。

コンテスト的にはジャッジに聞かないようにってシステムなんですけど私は全然いいです。聞いても。
ただ、まず自分たちで考えてほしいです。
自分たちで考えてすごい考えて「あ、今日これがダメだったから負けちゃったんだ」って納得できたならそれが絶対に正しい答えなんでそれで受け止めてもらいたいです。

ただ考えてもわからない時ってあるんですよ。
何考えても絶対私達優勝したのになんで負けた?みたいな。(笑)
絶対そう思ってる人達いると思うんでもし考えても結果が出てこないチームはぜひ聞いてください。

もしそれでも聞きたいチームがいたらぜひ答えるんで私は全然大歓迎です。

はい、みなさんお疲れさまでした。
これからも頑張ってください。

【総評】(後半)

お疲れさまでした。
入賞したみなさんおめでとうございます。

前半の午前中にU-9とかのジャッジもやらせてもらったんですけど、ちょっと大きくなって体も大きくなって上の子達は根本的なダンスの力がすごい強いなって思って。
今日久々のキッズコンテストだったんですけど今までやったコンテストの中でも結構うまっ!ていうチームが多くて。
普通に上手いね、みんな(笑)

自分らがキッズ世代でやってたコンテスト出てた時よりダンス力のレベルが上がってるんだって思って。圧倒的に。

総評させていただくとU-15のチーム部門は、わりと私の中でも上位だったチームはあの距離のジャッジ席まですごい気持ちが伝わったというか…
自分たちこのスタイル大好きですみたいな気合がすごい伝わったチームが多かったです。

アドバイスっていうかこれからちょっと頑張ってほしいていうので一言あるんですけど結構前半のコンテストの時にしづにゃんさんも言ってたんですけど前半すごい良いのに後半下がっちゃうチームが多いって話をしてて。
私結構こっちの部門で感じたんですよ。

多分根本的に体力だと思うんですね。
気持ちも全てが良い状態で始まって途中までで出し切っちゃって、途中から疲れが顔に出ちゃってるってチームが多くて。

それってすごいもったいないんですね。
最初が良いのに…。で終わりの締め方も体力がある状態でやったらすごい良いのに「あぁ顔に出ちゃってる」てチームが多くて。

やっぱりすごい体力って大事で。私よく練習でやるんですけどコンテストとかのショーを5回連続で踊るんですよ。
で5回目にどれだけ1番良い状態で踊れるかっていう練習をすごいしてて。生徒達にもやらせてるんですけど。

やっぱ最初は大変なことになっちゃうんですよ。
顔とかも死にかけたような顔して踊ってるんですけど続けてるとその5回目も意外と楽になってくるんですよ。
1回やって休んでもう一回やってじゃなくて連続で5回。ちょっとやってみてください。

本当に体力ある状態で踊るとすごい余裕も出てくるんで。その余裕さが良さに変わると思うんで1個のコンテスト用のショーケース。
本番照明もあってお客さんもいて広いステージで…圧倒的に耐えてきた体力が違うと思うんで。練習よりも。
ちょっとみんな頑張ってほしいなって思いました。

ちょっと長くなっちゃうんですけどソロもすごいスキルがある子がすごい多かったです。
U-12で優勝したSARAちゃんは結構自分の中でダントツで。
スキルはもちろん個性もあって。スキルの上の自分でこだわってるところまでしっかり伝わったんですごい良かったなと思いましたね。

特にHOUSEとかJAZZやってる子達。
それ以外のジャンルの子もそうなんですけど、すごい気合が入っちゃうと肩に力が入って踊っちゃってる子が結構いて、それがすごいもったいないなと思って。

ここが力抜けるだけで全然見え方が違うんで首をちょっと伸ばすというか。
例えばHOUSEだとこういうステップも全然違うんですよ。(実際にやってくださいました)
肩の力を抜いて踊ってほしいなっていうのがすごいありました。

おっきい舞台だとすごい伝わりやすいんですけどJAZZの子とかもそうなんですね。
すごいここに力が入っちゃうとすごいいきなりみんなキッズなのはわかってるんですけどすごいキッズっぽさが出ちゃうというか。

肩をもっとリラックスした状態で今のダンスを踊るっていうのをちょっと心掛けてほしいなと思いました。

次言うことは全チームには関係ないんですけど何チームか録音音源の音量がちょっと低いのかな。
または録音の仕方が特殊なのかっていうので低音だから強いはずなのにすごい軽く聞こえちゃうチームが2、3チームくらいいたので。
もし会ったら直接伝えたいなと思うんですけど録音するところから気を付けた方がいいなって思うチームが何チームかありました。

個人からの総評は私は全然大丈夫なんですけど、さっきも言わせていただいたんですけど自分で踊って何が悪かったか、なんで勝ったのか、なんで負けたのかっていうのは自分で考えるのが1番大事だと思ってて。
お母さんとか先生とかジャッジに言われることよりも自分で感じたことが1番自分に足りないものだと思うんでまず自分で考えてもらいたいです。

自分で考えたうえでそれでもわかんないって時はぜひ私にまで聞きに来てください。
それを前提に私は受け付けてるのでぜひ聞いてください。

今日はお疲れ様でした。
これからも頑張ってください。
ありがとうございました。

【優勝したチームの勝因】

登竜門というコンテストのジャッジは初めてやらせていただいたんで本当に今日の優勝者に共通するポイントでしかないんですけど…
迷いなく自分の踊りたい踊り方、自分の踊りたいダンスを真っ正面からぶつけてくるチームが多いなと感じました。

迷いながら踊ってる訳じゃないんですけどちょっと自信なさげに踊ってる子やチームが意外に多くて。
でも優勝してるチームに関しては日頃の練習やアイソレが気持ちとともに全部自信になって。ある程度の技術の面もしっかりしてて。
全てが重なって前に出てくるので優勝したチームにはそれが共通して感じられました。

【入賞しなかったけど気になったチーム・ダンサー】

<U-9チーム部門…f4>
ダンス力だけで見ちゃうとまだまだこれからだなと思ったんですけど自信というかオラオラ感が今の小っちゃい子であんまいないなって中でこの4人はすごいあって。
その感じによって多少ズレや構成のズレとかは出ちゃったんですけどもそんなこと関係なく俺達はこれやりたいんだってものが伝わって。
これでダンス力ついたらすごい良くなるなって思いました。

<U-9ソロ部門…VIVI>
まだ体そんなに大きく使えなくダンス力はまだまだなんですけど衣装と選曲と踊りの雰囲気がすごい合ってて。
あの年齢でこの雰囲気が出せるのはすごいなと思いました。

<U-12チーム部門…tamer>
途中ちょっと衣装の帽子のミスはあったんですけどそれでも関係なく最後までしっかり集中して突き通してて。
細い子ってパワー出しづらいんですけど体細いのにパワーを見せれるようにすごい工夫してたんでそれをもっとこれから繋げてもらいたいなてすごい思いました。

<U-12チーム部門…CON-QUEST>
メンバーの技術のズレが見えちゃってもったいなかったんですけど構成というか振りの作り方がコンテスト向き。
私がコンテスト出るときにすごいこだわっているポイントが作品の作り方であって。このチームの作り方がそれに1番近くて。
すごい先生研究してるんだなと思いながら、これがもっと踊りこなせたらすごい強くなるなとすごく感じました。

<U-12ソロ部門…穏>
多分JAZZが多かった分そこで比べるとちょっと技術の差があったかもしれないんですけどすごい表現力があって。
この子すごい強くなるな、上手くなるんじゃないかなってすごい感じました。

<U-15ソロ部門…果音>
HOUSEだったんですけど基礎もあって。ただちょっと踊りに集中しすぎちょって曲にあんま入り込めてなかったんでもっと曲聞いて気持ちよく踊ったらもっと良くなるなという風に感じました。