★登竜門★ vol.26

審査員インタビュー

Mana

【総評】(U-9部門)

お疲れ様でしたー。

YASさんの後にどう喋ろーていう感じなんですけど、手短に。

チームからいきますね。
2人もおっしゃってたんですが、私も作品と踊り手のバランスっていうところを感じました。

小学3年生以下なので他の部門よりもって言ったらあれかもしれないですけど、踊り手の子ときっと先生から頂いている作品とのバランスが一番難しいなって私は、
2人も解説してくれたんで届いてると思うんですけど。

チームメンバー内での共有という、同じように上げてくってのは難しいかもしれないんですけど、複数いたらそのメンバー内で今日は5まで持ってこう、
今日は8まで持ってこうっていう、同じ上げ方がしていけると特に低学年の部門って言うのは 一緒になっても同じものが同じ感覚で共有できるのかなって感じます。

みんなの中で見えてくる自分達のチーム、完成形が同じところに向かっているとそのバランスっていうのが取れていくのかなと感じます。

みんなで共有出来てる、聞いてる音が同じだったりとか、今リリックを聞けているのか、後ろの音を聞いているのかとか、そのもらった振付というか振付以前にその曲を感じた時に
どう共有してるのかっていうのが大事だなって。

それがみんなで一緒に分かってそこに体が付いていった時にチームのバランスが取れていくんじゃないかなって感じました。

ソロは特に3年生以下なので体が出来てる出来てないっていうのはすごく差が出てきちゃうと思うんですけど、私は(先に総評を言ったゆーさくさんの)頭脳派の解説があったので
感覚的なところを言いたいんですけど、特にこの子供達が頭で説明されて考える、理屈で教わるよりもこの五感で今感じているもの、目で見た、ま映像でもホントのダンスでも
耳で聞いた音でも音の質感でも
例えば喋ってる喋り口調でも、すごく、もちろん匂いも
今マスクしてて突然夜帰りにマスク外すとこんな匂いだったっけって思ったりするじゃないですか。

なんかその五感で感じたものがすごくすごく前に出ると思うので、ダンスをしてる時に特にソロでその差を感じました。

絶対に踊りは練習量とかで差は変わってくると思うんですけど、前にいるジャッジに届く届かないみたいなところってやっぱり
そういうアンテナ部分っていうか感覚的な部分がすごい差として出てくると思うのでそれが魅せ方だったり、オーラだったりとか。

すごく抽象的かもしれないですけど、見てほしいって思った時に目の前の何を直したらいいのかなとかっていう課題よりも好きなものをずーっと見続けて聞き続けて
吸収、吸収していくみたいなところを特にU-9の子達に刺激をたくさん受けてってほしいなと思いました。

たくさん良いダンスをありがとうございました。
お疲れ様です。

 

【総評】(U-12部門)

お疲れ様でしたーManaです。
入賞されたみなさん、おめでとうございます。

新人戦ということで★登竜門★に私もたくさんのチームを出してきたんですが、とってもレベルが高かったです、びっくりしました、怖!って思いました(笑)。

U-12チームは、キッズチームはすっごくすっごく私も考えながらいっつも作ってるんですけど、今日は特にレベル高かったのもあるし、
たくさんチーム数があった中で特にHIPHOPも多かったと思うんですけど、その中でどんなオリジナリティーを出していくかって、これは先生目線ですけど
っていうところでいっつも葛藤をしていて、多分きっと振付をされてる方々はすごい悩んでると思うんですけど、同じような人数同じようなジャンルでいた場合に
どうやってうちが抜けるかっていうところを日々考えてます。

自分のもちろんかっこいいものを踊ってほしいて気持ちもあるんですけど、それ以上にやっぱり勝たせてあげようと思った時に抜け目を探すというか
どこが誰もいないかなって言うところをいっつも探しているところです、見てる人の記憶に残ってほしいなって思ってるっていうところで。

U-9でも言ったんですけど、やっぱりほとんど、作られた作品と踊り手、踊ってる子達のバランス、もうこれがホントに大事。

もちろん、練習量も大事だし良い作品だっていうことももちろん大事ですけど、その作品と踊ってる子達のバランス、バランスこれいっつも上手に説明できないんですけど
例えば踊ってる子達の見た目だったりとか性格だったりとか。

突然例えば私がめちゃめちゃ面白いことやってって言われても絶対できないです、YASさんじゃないとできない、とか
え、それいきなりここで言うの?ってことを頼まれてもできないようなこともあるので。

極端に言うとそういう面で、良い作品と良い曲とみんなのモチベーションとチーム内のバランスとっていうところが勝てる近道になるのかなと思って見ています。

だから踊り手の子達はちょっとできないことがあったりとか、もちろんテクニック的なこともそうだし、なんかちょっと移動に違和感があるとか、
振りの中でみんなよりちょっと上手にできないかもって思ったことがあったら自分から言える勇気をっていうか、そこまで踊ってる自分のネタについて
自分で考えた方が良いかなって思います、踊り手の子達に対しては。

ソロが結構体が訓練というか鍛錬というか修行というか、体が作られているっていう面でやっぱりJAZZの子が上位に入りやすいのかなって思うんですけど、
柔軟性もあるし、テクニカル的なことをやられると私が、一応JAZZを教えてるんですけど、ブレイキンの技を見た時に うわぁってびっくりするような感じで
どうしてもストリートの人に届きやすいのかなと思って客観的にいつも見てます。

JAZZのジャンプだったりターンだったりとか、おぉーってなるところが印象に残りやすいのかなって思っている反面、こっからJAZZの子達が上に上がってく時に
これすっごい私気を付けてることあるんですけど、歌詞を大きく取ったりとか大振りっ言われる大きな振りとかシェネしてくとかとジャンプとか大きくとるプラス
細かい音取り、タカタカっていう音があった時に1、2、3なことがよくあるって、JAZZを見てストリートダンスの人に言われてきた記憶があるので
そこをすごくすごく気を付けました、勝つためにっていうか。

JAZZの子達がもっと上に上がっていきたいなって思う時にちょっと気を付けてみてください。

最後にソロで出てる子達が、チームで1つのネタをっていうよりは1人きりで90秒踊ってるっていうことだから1番自分の得意なことを詰め込めんでるはずなんですよ、
90秒の中で、っていうのを忘れずに苦手なことをやっても勝てないじゃない?って思って。

90秒のソロの作品を作ってる、もらってる子でも作ってる子達でも良いとこをいっぱい見つけてみてください、自分の、もちろんチームでもそうだけど
得意なことを何回も何回も何百回やって勝ってる子達に苦手なことで勝てないきっと。

だから苦手なことを練習するのももちろん大事だけど、まずは自分の得意なことを自分が、お母さんがとか見つけてあげるっていうのがすごい大事かなと思ってます。

はい、ありがとうございました。
お疲れ様でした。

 

【総評】(U-15部門)

お疲れ様でしたー。

新人戦ということでU-9、U-12、から見てきてU-15を見て、U-15、中学生部門とは言え新人の子ですよねっていう目でもちろん見たので、ダンスを始めてまだ何か月、数ヶ月とかの子も
いるかもしれないし、さっきのゆーさくくんと同じでU-15はそんなに大差なかったのかなっていう点あります。

私も15の新人チームを出してて新人戦を抜けさせてあげたいなって思って指導をしていた時に、もちろんその先生の作品力とかもあるんですけど、やっぱり中学生の子達なので、
そこから、例えばレッスンで教えてもらったこと、チームの作品でもらった振付を自分達でどうするかっていうのは中学生終わったら高校生になってキッズじゃなくなるので、
自分達の考えで動けるっていうのが大きいのかなって思います。

例えば、キッズの頃はもらった振付を自分達で何回も何回も練習すればある程度良い賞にもしかしたら絡めてたかもしれないですけど、中学生になってこのチーム戦をやるっていう時に
もらったものっていうのを一個超えるために、やっぱりチームの中で自分達で考えていくっていうのがすごくすごく大事だと思います。

心がちょっとずつ大人になっていく時にチームの中で自分と相手とお母さん達と先生達との気持ちの差って言うのも絶対キッズの頃よりも出てくると思うんですね。

自分の考えも徐々に沢山、自我も芽生えてきて、その中で1つの目標に向かって戦っていかなきゃいけないので、振りをもらった練習をしたダメだった何がいけないっていうところよりも、
よりもっていうか自分自身で考えてレッスンを受けるっていうか難しいと思うんだけどそれも、じゃぁ今日何に感動して帰ってきたかとか、今何に燃えてるかとか
それってチーム内とかで共有で来てたらすごいことだと、良い事だと思うんですよね。
私はそれをやってました、チームの子達に勝ってほしくて。

なんかやっぱり自分達で考えて自分達で受け取った気持ちって絶対次につながるから、それって先生に教えられるよりももっとちゃんと自分の中に残っていくことだと
思うんですね。
チームに関してはU-15はそれを見ててすごく感じました。

自分達でもっと考えて、そしたら先生にこれどうしようって言えることももっともっとあるかもしれない。
だからもうちょっとできることがあるなぁてチームの方はすごく感じました。

ソロも同じなんですけどSACHIちゃんすごくビックリしました、かっこ良かった。
パッと見てこのステージの上でスタイルがめちゃくちゃ良かったのもあるんですけど、すごいストップがクリアで。

自分の、その子のステージに立った時の見栄えに合ってるダンスってすごい見つけるのってホントに運命だと思うので、色々やって色々感じて
もちろん他の子も素敵なダンスをしてた子達も自分で鏡を見た時と自分が感じるものと人から見られるものってすごく違うと思うので
たくさんたくさん色んなものを見て自分のこともたくさん見てあげて自分に1番合うダンスを探せた時がめちゃくちゃ幸せだと思います。

すごくそれって大人でも見つかってない人多いかもしれない。
私も探している途中かもしれないですけど、それを探してほしいなぁと思いながら見ています。

それに出逢えたらとっても素敵なこと。
曲もそうだし、自分のそのファッションとかカルチャーとかもそうだけど見つけるべくして色々見てください、視野を広げて。

はい、ありがとうございました。
お疲れ様です。