ドラドラ2016 2nd PERIOD
審査員インタビュー
だーよし
総評
お疲れさまでした!
僕から言えることは曲の問題ですね。 いつも曲の中にバッドワードが入ってるどーのこーの言うんですけど、今日はそういうことじゃなくて。
ダンスを踊る時に曲っていうのはただ単純にダンサーたちを飾るための道具ではなくて。 曲から頂くものがあるチームとないチームがすごく差が分かれたんじゃないかなという風に思います。
曲を作った人の方が、その曲を作った時の雰囲気とかその曲で何が言いたいのかとか…歌詞がある曲は特にですね。 だからそういうのを借りて表現してるっていうのを分かってない人たちが多かったんじゃないかと思います。
多分キッズだから先生に曲を決められてこの曲で踊りますよ、ていう風に言われてると思うんですけどこれ実は結構レベルの高い話で。
みんな技術がすごくあるんですね。 僕なんかができないような技術を使って踊ってる子たちもすごく多いんですけど。
その分作品として見た時に曲の雰囲気と自分たちの表情とダンスとがかみ合ってないないチームが見てて悪い言い方をすると気持ち悪いなっていうのがちょっとありましたね。
それよりは持ってるものをナチュラルに出しているチームが僕はすごく心に刺さりましたね。
今日ジャッジで話し合ってたんですけどU-12チーム部門の…この子達ですね(指しながら)aRL? この子達は見てて僕らもホントみんなテンション上がって。
このダンスを踊ってみんなを楽しませるっていう、本当にダンスをやってる根柢の部分ですね。 みんなダンスをやって何かを人に伝えたくてステージ立っているわけだから。 それが単純に威嚇なのか、セクシーなものなのか、ダンスをやってることでみんなに楽しんでもらいたいなのか…
ダンスが持っているメッセージみたいなのがあるチームが僕は好きです。
あとヒップホップていうものが、別に僕はそんなにヒップホップについて詳しいわけでもなくて。 でも僕の先輩たちがやっているのを見てるヒップホップとちょっと最近意味合いが変わってきてるんじゃないのかなと思いますね。
決してただのダンスのジャンルではないし。 何かしらさっき言ったメッセージがあるチームがすごく好きです。
なのでヒップホップやってる人はホントKO-TAさん見てください。 大先輩ですから本当に。
ていう感じです。
お疲れさまでした!
優勝チーム・ダンサーの勝因・総評
全部通して自分のそのままが出てる、背伸びの仕方が自分のダンスをやってきた人生とか普段の生活とかと合致してるんじゃないですかね。 背伸びをしてるにしてもしないにしても。
逆にそこがミスマッチしてる子達が賞に入らなかったのかなと思います。
(U-12ソロ部門の)cocoちゃんは全部ちょっと違ったかなぁて思いますね。 表現の仕方とか顔とか曲とか。
(違ったかなというのは?という質問に対して) レベルが違ったかなってことですね。 この子はOPENでソロで出ても優勝したんじゃないかってくらいすごかったと思います。
入賞しなかったけど気になったチーム・ダンサー
ソロに関しては特にないかもしれないです。 入賞しそうだけどしない!ていうところにいる子が結構多くて。 点数入ってるところでいうと…
U-12ソロ部門…YUI
U-12ソロ部門…co-Rino
U-12ソロ部門…Ringo
もう一歩技術なのか表現なのか…がもう一つ乗っかると入賞圏内になるんじゃないかなという感じですね。
OPENの方はちょっと怖い人が多かったです。(笑) おいてかないでください…ていう感じです。
チームの方は
U-12チーム部門…aRL
表彰式で取り立ててほめたって別にそういうことではなくて。 SALLYちゃんが言ったみたいにいろんなバランスがあって入賞はできなかったですけど、単純にダンスを見せてもらってこっちが笑顔をもらえるような… ダンスこの子達楽しいんだろうな、仲良いんだろうなみたいなすごく幸せな気持ちにしてくれる子達でした。
U-12チーム部門…CHICK-FLICK
ナチュラルな感じですごい良かったんじゃないかなぁと思います。 ただコンテストなのでもう一パンチ二パンチ欲しかったかなっていう感じですかね。
U-15チーム部門は入賞者以外の子達がちょっとみんな怖いですね。 そんな威嚇されても…みたいな。(笑)
その威嚇がこっちが見て「うぉ、すげーな」までいってれば良いんですけど。 すごい悪い言い方をすると別に怖くないしと。威嚇されても。
いわゆるビッチ系の男を誘うような「うわぁ」やってもセクシーじゃないし。 なんか君たちがそういうのやるのはもっと恋愛をしたり先輩に呼び出されてボコボコにされたり… わかんないですけどそういう人生経験を積んで出るもんなんじゃないですかねぇっていう。
それがヒップホップだと思ってるんだったら何も言わずにKO-TAさんを見なさいっていうことですね。でも本当に。
自分が生きてきたものが出てのダンスじゃないですか。 だからちょっと背伸びしすぎなんじゃないですかっていう。
OPEN部門も全く同じです。
チーム部門に関してはそこですね。