ドラドラ2018 2nd PERIOD

審査員インタビュー

Caori

 

■総評

お疲れ様でした。
総評いつももっとちゃんと細かくまとめるんですけど、まとめきれてないので上手に話せるかわかんないんですけど。

まず私はJAZZをやってるので、この舞台に立つ上での目線、顔の角度が気になる人が多かったかな?チームも個人もっていう感じがしました。

と言うのも毎回コンテストの会場によって舞台が変わってくると思います。
今日は舞台が上がってて、今座って見てる方たちが見てる目線がダンサー、踊ってる人の目線になると思うんですけど、今日は結構下じゃないですか。
皆さんが座ってる位置もそうだし、審査員もこのフロアで椅子に座って見てるので、ちょっとみんなに見降ろされてる感じというか、踊り手が見降ろしてる感じのステージだったと思うんですね。

その場合、普段もしかしたらあごあげたりとか視線を上にしたりしてるのかなとかっていう風に思ってたんですけど、結構白目がちで顔が怖いようにみえちゃったりとか。

多分普段の練習ではフラットに見える表情かもしれないけど、ちょっと今日だときついかなみたいな表情の人も結構いたかなっていう風に思いました。
会場で場当たりしてる時に番号確認したり、ステージの床の感じ確認したりとか色々確認したいことあると思うんですけど、審査員からどう見えるかっていう目線のチェックもやっぱり大事かなって。
すごい簡単なことかもしれないですけどそれが結構表現の面では大事かなっていう風に感じたので参考にしていただければなと思います。

あとはチーム部門全体を見て思ったのがダンスのパワーバランスがチームのメンバー内で揃ってないのかなみたいなチームが結構いました。
5人チームがいたとしたら5人のパワーの100が合っているのかみたいな。

自分は100出しててもその隣の人の100はもしかしたら10少ないかもしれないし、逆に20多いかもしれないし、みたいな。
その100が100だったり80だったり70だったり80.5とか…そういうように見えてしまって、もうちょっとチームバランスというか本当にパワーバランスを合わせていくと迫力も出るかなっていう風に思いました。

あとは構成を変化するときですかね。
例えば立ち位置の次の移動に行く時にスピード感が違うと番号が気になるってのも私は正直あるんですけども「あれ、一人だけ勢い出なかったな」とかそういうのもちょっと気になっちゃって。
パワーの出方も違うというか、そういうのもちょっと全体的に気になりました。

この2つが兼ね備えて初めてチームの空気感ってものができるのかなって私は思っているので、それがHIPHOPだとグルーヴとかってことになるのかなって私は解釈をしてるんですけど、そこがチームでイコールになってるチームがやっぱりいいチームになってたり良い作品が見れたなって思うのでちょっと改善してみると良いのかなと思いました。

ソロは基本的に皆さんめちゃめちゃ良いんですけど、やっぱり1分半なので「私にしかできない」ていうソロの勝負どころっていうのが強かった人が勝ったのかな、今日はっていう感じがしました。
私が得点を付けた順位とはまた違ったので色々割れたりとかはしたと思うんですけど、勝負どころ?1分半気持ち良くわーって踊って勝てるかって言われたらやっぱりそういうことじゃないのかなーって今日ソロ部門を見て感じたので、自分で作ってたりするのであれば改善をしてみてください。

以上です。
ありがとうございました。