ドラドラ2019 FINAL

審査員インタビュー

KAZANE

■総評

お疲れ様でした。

自分もコンテスト出たりする側なんで、いつもジャッジをさせていただく時にわりと総合的に見てます。
勝ち負けが付くってみんな分かって出てるんで、それこそ5段階にしてもあれですけど、例えば衣装、選曲、個性、基本的なスキルの部分だったり基礎の部分で、そして作品力。

その中でどういう波があって、どういうストーリーを考えてその作品を作ったのかなーみたいなところとかも全部総合的に見てます。
自分はそこまで気にしてるんで、それを見てほしいって自分は踊ってる時に思ってたんで、自分はそういう風に見るようにして付けました。

今日色々思うことはあったんですけど、その中でもやっぱ1番思うことは、振付をもらってるチームだったらもらってる先生と自分達チームメイト全員、
そして自分達で作ってるチームだったらそのチームメンバーで良いんですけど、どんだけ同じところに向いてるかっていうのをすごい感じて。

大人数のチームとかでよくあったんですけど、自分さえ目立てばいいとか、優勝したい!っていう気持ちで踊ってる子と楽しんで踊れば良いみたいな思ってるチームだったりとか、
ある1曲の中でもその曲でこういうイメージで踊ってるとか、そうじゃないイメージで踊ってるとか、その1個の作品に対して踊ってる空間でのみんながシェアしあってる、
言葉に伝わりづらいんですけど、「同じ方向向いてるかどうか」っていうのが、今日は自分の中でジャッジの勝敗に関わっていたっていうか。

ある程度上手い人たちが多い中で勝敗を決めるってなった時に、先生は勝たせたいけど本人達は思ってないとか、そこのズレって作品を見てすごい伝わるなと思って。
別に個性とかを全く出さず完全にバチ揃えで、でも優勝にだけ狙ってますっていうチームも全然良いと思うし、ホントに同じ方向向いてさえいれば私はそれで良いと思って。

でも1人でもその中でそうやりたくないって子がいるんだったら、そのやり方は違うと思うし、練習を通して自分の思ってることを言ってほしいなって思いました。

結構自分の中で今日上位だったチームはホントにおんなじことを思って踊ってるってか、練習以外の時間も一緒に共有してたりとか、練習のやりかたとかも、
先生とのコミュニケーションとかもちゃんとしてるんだなっていうのをすごい感じて。

結局将来的にはみんな違うことやりたいってあるかもしれないんですけど、この3分間しかジャッジは見れないんで、その3分間で伝えるってなった時にやっぱり
そこの結束力っていうのは大事だなと、ある程度基礎とか、スキルとかあったうえでの話なんですけど、
そこをもっと自分達の強みとして出して良いんじゃないかなと私はすごい思いました。