ドラドラ2020 2nd PERIOD

審査員コンテスト後インタビュー

YOSHIO/KAJ1/avecoo

※コンテスト後のインタビューは対談形式で行いました。

 

<町田おどり場建設スタッフ=以下、おどり場>
今日は一日お疲れ様でした。

<審査員全員>
お疲れ様でした。

<おどり場>
ドラドラ2020 2nd PERIODを終えて、優勝したチーム、ダンサーの勝因はどういったところにあると思いますか?

<YOSHIO>
まぁでもチームはチームでしっかりルーティンが揃ってて、で衣装が合って、そしてやっぱネタと曲のリンクでやっぱり一番目立ったんじゃないかなっていうのが単純に思いました。

<avecoo>
間違いないですね。

<KAJ1>
そうですね。

さっき会場でも言いましたけど、ソロはやっぱり自分に合ってる子、自分の見せ方分かってる子、それがやっぱ圧倒的にソロは映えるんじゃないかなと思いますよね。

<avecoo>
舞台に立っただけでも始めに華やかというか持ってるものというかありますよね。

<YOSHIO>
うん、こいつ多分上手いなとかわかるよね。

<avecoo>
分かりますよねー!雰囲気で。

<YOSHIO>
あれ!みたいなね。

<avecoo>
たまに逆もありますけどね。笑

<YOSHIO>
しっかりね!雰囲気だけ完璧なのにあれ?みたいなね。

<KAJ1>
そっちかーい!言うね。笑

<YOSHIO>
雰囲気先行ね。笑
逆に言えばその雰囲気を求めたいからずっとみんな頑張んだけどさ。

<avecoo>
そーですよね!

<YOSHIO>
雰囲気先行はたまにホントにいるけど、ある意味それはすごいセンスが良い話なんだよね。

<avecoo>
そーなんですよねー、持って生まれたものだから。

<KAJ1>
そーなんですね。

JAZZ多かったですけど、やたら技入れようとする子はちょっと逆効果かなっていう、もうちょっとダンスしたら良いのになっていう、
その動き先行みたいな子がちょっと残念だなっていう。

<avecoo>
そう!競技っぽくなっちゃうんですよね、やっぱり。
だからチームとかも競技っぽくなっちゃうから、それが良い場合とダメな場合というか、コンテストによって違うかなって思っちゃうから。

<KAJ1> 
行ききっちゃえば うわぁーもうすごい!ってなるんすけど、おぉん、みたいな、それくらいかみたいな感じになるとあんま良くないですよね、チームは。

<avecoo>
逆に聞いていいですか?
HIPHOPとかって逆に 「あ”ー!」みたいのって良くあるじゃないですか?
自分あぁいうの見たら結構ひいちゃう人で、あれってなんでなんですか?笑

<YOSHIO>
あれは多分おそらく色んな人の影響力があるんだけど、前半でもセオリーみたいなのあるじゃない、後ろ向きで終わったなっていう、JAZZでも座って始まるじゃないけど、
なんかそういう、雰囲気を出したらHIPHOPみたいな、あんまり意味はないんだろうけど、なんかやっぱそれをすることによって高まるものがあるんだろうね。

俺らの場合ってさ結構例えばバーンとかやるのってさ、結構喜怒哀楽の表現で、例えば強いスネアがさ、とかバスがさちょっと暴力的に感じる、
まHIPHOP自体がある時からギャングスターラップって、そういう日常の中で歌い始めたりっていう。
でもそれがやっぱ曲の雰囲気があったりとかするんだけど、全部がそれにはならないし、なんかそれをやっぱり見たままで真似ちゃうところだと思うんだよね。

俺はやっぱり殴ったり叩いたり踏んだり踏んづけたりっていうのが曲のスネアとかバスの音にリンクしてれば、わぁ!ってやった時にパンとかさハマったりとかするんだけど、
関係ないとこでやっぱやるじゃない。

そこの感覚って真似てやってるのと中身を付けてとってるのとじゃやっぱり違うから、そこの感性ってのは実際に本当に叩かれたり叩いてみたり、
その感覚とかってねぇ、やっぱ経験なんだと思うよ。

<avecoo>
それはめっちゃデカいと思う

<KAJ1>
まぁ今色々見れる、見れ過ぎちゃうから、逆に。

<avecoo>
確かにそれはあるのかなー。

<YOSHIO>
だからある意味技術先行が多いんだよね。
感性がやっぱり一番俺らの時代は、みんな感性先行で切り口だったんだけど、今は本当にダンス習える場所とか見れる場所すごいあるから、きっとそこ先行で技術で、後から
そっちを持ってくるっていう、また俺らと全く逆なパターンになってるとは思うから。
そこの問題なんじゃないかなとか思うけどね。「

<avecoo>
確かにそうっすね。

<おどり場>
ありがとうございます。
では最後に、入賞しなかったけど気になったチーム、ダンサーがいれば理由も含めて教えてください。

<YOSHIO>
俺はオンラインで出てた子でU-15チームのEleff Bettyっていう子で新潟からの参戦なんだけど、Biggieっていうアーティストの曲で全曲縛って出てたんだけど
まぁそういう、その縛ったことに意味があるかどうかちょっと本人に聞いてないから分かんないんだけど、なんかそういうことで意味を感じたりするわけで。

だからもしそういうのを考えてBiggie縛りで行こうねーなんてこの年でやったらセンス良いわっていうところ、狙い所は合ってるんじゃないかなって感じ。
色んな振り作りの中で、曲の選び方も縛るって結構カッコイイとは俺は思うよね。
コンセプトとかそういうのがやっぱ見え隠れするとなんか良いのかなって言う、まず一つ、うん。

<avecoo>
多分ジャッジ3人ともなんですけど、映像の男の子、オンラインの子、あの子なんか残る。

<KAJ1>
記憶には残るよね。

<YOSHIO>
U-15ソロのKOUね。

<avecoo>
そう!記憶には残る!そう、なんか良かったっていうか。

<YOSHIO>
ある意味あれHIPHOPっぽいもんね。

<avecoo>
ほんとですよねー!

<YOSHIO>
あぁいうのって結構HIPHOPなんだよね、多分ね。現代的なあのノリっていうかさ、上手い下手とかじゃなくて。

<avecoo>
じゃなくて映像でも来たから

<KAJ1>
ゴーグルをもうちょっと激しく投げんのかな思ったら優しくて、内面優しいやんみたいな。笑

<avecoo>
そうそうそう!

<KAJ1>
あんな感じで出てきてんのにみたいな。

<YOSHIO>
ウェーブも途中から通す、そういうところがね見えちゃうところなんだよね。

<avecoo>
でもそこが良さだったりしますよね。

<YOSHIO>
でもまぁ本人の名前が出てる時点で勝ちだよね。

<avecoo>
ですよね、ほんとに。

<KAJ1>
間違いない。

<YOSHIO>
俺は思う、目立ってなんぼだと思うし

<KAJ1>
僕はU-12のこれもオンラインの子なんですけど、静岡から来てくれてたFlowinっていう2人組のHIPHOP。
ダンス上手かったんですよ、シンプルにHIPHOP良くて、これ生だったらなぁって思ったくらい上手かったんですよ。

なんであかんかったかいうたら風の音うるさいなっていう、そうそうそうそこはじゃぁちょっと編集で音かぶせようよていう、ちゃんと差し替えようよって
でもダンス良かったんですよー。

<avecoo>
めっちゃ良かった。

<YOSHIO>
ナチュラルでねー。

<KAJ1>
撮り方と風の音が。
そこ気づいてほしかったなーみたいな、だからなーほんまは生で見たかったなーっていう。

<avecoo>
なんかスタジオ借りてて、5分前のチカチカが、あぁいうの気になっちゃうの。

<KAJ1>
あーいたいた。

<avecoo>
あそこやるんだったらもうちょっとなんか映像何回も撮れるんだからあんた気になるでしょ?みたいな。
そういうところはなんか撮り直しがきくからこそやってほしいなって部分はありました。

<KAJ1>
ほんとに、だから良さを活かせてない、動画の良さが。
そうそう、でもカッコ良かったです。

<YOSHIO>
そう考えたらKOUが一番映像っぽかったよね。

(笑)

<おどり場>
ありがとうございました。
今日はお疲れ様でした。

<審査員全員>
お疲れ様でした。