ドラドラ2020 5th PERIOD

審査員インタビュー

コジマイサム

 

■総評

皆様ホントにお疲れ様でした。

久しぶりにコンテスト審査員やらせていただいて、ホントに素敵なダンスを浴びるように見ましてホントにありがとうございましたとこっちが感謝をしたくなりましたね。
ホントに皆さんお疲れ様でした。

僕お2人のように話がそんなにうまくないんで言いたいなぁと思ってたことをですね、ちょっとかいつまんでお話させていただきます。

僕ですね、一昨年だったかな?同じような感じでFINALじゃないドラドラコンテスト(予選)の審査員させていただいたんですが、ちょっとレベル下がったかなって正直思いました。
こういうコロナ禍なのでやっぱり練習にも制限があったりとかっていうところで仕方ないのかなーっていう風には思ったんですけれども、
その点少しだけ残念だなと思いつつ見ておりました、っていうのが正直なところです。

僕がずっと見てたのがですね、色んなジャンルの方が全部門いたんで軸っていう部分をちょっと見さしていただいて、表現、表現力っていうところをしっかり見させていただいて、
軸っていう部分はどのジャンルも関係なく、やっぱり踊れば踊り込むほど自分の中に入り込んでくるものでしょ?

結構そこってすごく重要で軸が入ってくれば入ってくるほど安定感が出てきて、審査員として見てた時にまずこいつ軸あんのかなみたいなところで見ます。
なんならもう立った時にそれを見ます。
立ってブブって自分のスタンスに入った人がいたら、あ、これは見る甲斐があるなっていう風に思うんですよ。

だけどなんとなくここに立つからこうやって立ってるっていうのって結構バレるんですよね、見てて。
そのくらい自分の中で自分が今どこのどういう感じで立ってるか、どう見られてるかっていうのを分かるぐらいイメージトレーニングしたり練習したりして落とし込んでいけると
良いのかなっていうのはすごい思いました。

大体10秒20秒くらい見てると大体このくらい練習してるのかなっていうのが見えてくるんですよ。
そこってやっぱりプロフェッショナルなダンサーから見るとバレますのでしっかり練習していただけたらなーなんて思います。

あとですね、感じたことねちょっとね箇条書きしたんでとびとびになっちゃうかもしれないですけど、実力差の無駄って書いてあって
チームの中で結構実力の差があるチーム多かったです。

目立つ子、やっぱ真ん中のほうにいるんですよ。
だけど僕は結構目立たない子を見てました。
目立たない子実力ちょっと若干微妙だなみたいなところってやっぱりしっかり評価すべきなのかなって思って、審査員として。

やっぱり少ない人数のチームもいれば沢山のチームもいるし、そういう中でどういう風にそこをフラットに考えて審査をするかって考えた時に
やっぱりそういうところって結構見ちゃいますね。

多分色んな人そこを見てると思うんですけど、隠さなきゃいけないところがあっちゃいけないと思うんですよね、やっぱり、こういうショーアップしたコンテストの
ショーケースとかになってくると。

だからそういう風に思ってるポジションの人達とか絶対自分で分かってると思うので、まず1人の練習の時間っていうのを必ず作って練習してください。
1人1人が成長してないとやっぱりそのチームの力にならないし、それ掛け算にならない、マイナスになってしまう。

そういう風に思うので、なんか自分そういうとこあるなーとか思う人いると思うんですけれどしっかり練習をしてほしいなっていう風に思いました。

あともう少し良いですか?
そうですね、あと先程ちょっとSHINTAROさんもおっしゃってましたけど、やっぱ情報がすごく多い時代で、まこれ振付の話とかになってくるかもしれないんですけど
色んな振付をして色んな情報が入ってきてるので先程バファリンさんもおっしゃってましたけど、ホントに全部のリリックを拾ってとかね、
詰め込み詰め込みになっているとは思うんです。

それが全然悪いこととは思わなくて、それはそれでカッコイイんですよ。
カッコイイんだけどそれをしっかりとね理解して自分のものにしてない子達が多すぎる。

これがカッコイイんでしょこういう雰囲気がカッコイイんでしょとかっていうのはなんとなく分かってるんだけど、そこまで分かってるからそれをやるっていう感じに映ってしまう。
それがなんでカッコイイのかとか、それこそカルチャーっていう部分になってくるかもしれないけど、なんでこういうのが生まれてなんでこれがカッコイイんだろうっていうのを
自分で知って自分で楽しむ。

楽しくてやるっていう方が絶対にそれの楽しさとかが伝わってくるんすよ。
それが先生が作ったコレオグラフだったとしても1人1人がそこまで落とし込めば絶対に出てくるので。

今ホントに言葉でいったら口数の多いダンス、おしゃべりなダンスが多い。
それこそバファリンさんのシンプルなっていうところがホント響いたんですけど、ホントに上手いこと知ってホントこれだけでカッコイイってのが伝わってくるていうかね。
でもそれ分かっちゃうんですよ、審査員の人達ってね。

そういうおしゃべりなダンス派手で良いんですよ。
派手で良いんだけど大事な部分てもう1つ下の部分だったりとかするので、そういうところまでみんながダンスを楽しみながら覚えてくと良いのかなっていう風に思いました。

そんなところですかね。
あと正直映像と舞台っていうのすごい難しかったんですけど、映像って平面のダンスで舞台ってのは立体のダンスじゃないですか。
そこのあれってすごい難しかったんですけど面白いなぁと思いつつ。

でもその立体の良さってやっぱりあるじゃないですか。
照明もあって奥行きがあって浴びるパッションがあって音と環境と、やっぱ五感で感じられる。

だけど映像にも良いところがあって、そういう面白い時代になったんだなとか思いつつ、だけどそこでも良いモノは良いって伝わるんだっていうのは今日分かりました。
それがたとえ映像だったとしても立体になったとしても審査員の人ってやっぱそこしっかり見れるんだなっていうのを思ったんで
色んな形でこれからもコンテストもあると思うんですけど色々挑戦していただけたらなーっていう風に思います。

そんな感じで今日久しぶりのコンテスト審査員だったんでドキドキしちゃったんですけどすっごい楽しくてホントに沢山素敵なダンスを見せてくれたみんなにありがとうございました。

以上でございます。