<インタビュー1の続き>

<WAN-CHAN>
WAN-CHANです。
僕からみなさんに一つ質問というか、ご意見を聞きたいことがあるんですけど、コロナ禍でオンラインコンテスト増えてるじゃないですか。
あとダンサーが動画作品を残すっていうのが増えてると思うんですけどコロナが落ち着いても継続してそういう文化は発展すると思いますか?

これからのダンサーはそういう部分にも力を入れないといけないか、コロナが落ち着いたらやっぱりみんなリアルタイム、現場に戻っていって
作品は作品でもちろん残ると思うんですけど、今後のダンサーはどういう風にオンラインとも付き合っていったら良いかなみたいな。

もちろん分からないと思います今後のことは。だけど予想というか感覚としてどんな風にお考えですか?

<SHUHO>
そうっすね、俺としては共存させてくのは良いのかなと。
逆に言うと映像得意な人も全然いますし、生じゃないものが得意な人が今度は本領発揮できるところもあるのかなっていう、そういう意味で言うと。

でまぁやっぱ生で見るのは現場に来なきゃいけないっていのが基本なんで海外の人に向けてとか、そういうものってなかなか多分難しいと思うんですけど
映像とかオンラインってのは海外ともスムーズに繋がれるっていう意味ではすごい良いと思うし、世界中の人がそういうの探すのって基本的には生で見てきたもの
じゃなくて映像を見てオファーしてくる人もやっぱ多いんで。

とはいえ全部オンラインになるってことは絶対にダンスってものに関しては間違いなくないとは思うんで、だからそこを上手く共存してやっていくのかなー。
得意分野を1個、枝分かれする道が1個増えたっていう感覚なのかなって感じっす、俺は。
だから前向きにとらえてるっていうか

今までめんどくさくて生が1番だからあえてやらなくて良いよねってところに取り組まなきゃいけなくなってしまったっていうところで言うと
意外とやってみたらすんなりいく人もいるし、だからここに関しては逆に良い機会になったのかなって

<WAN-CHAN>
要は自分の今まで届かなかったとこまで自分をアピールできる武器にもなる。

<SHUHO>
そうですね、そしたらまた映像とか見え方とか映像作品とかまたみんなが新しいとこに、今まで興味がなかったとこまで興味がいくことにもなったりとか
新たな才能が開花される可能性もあるかもしれないしみたいな。

でも元々やってるものもなくなるわけではなく、もっとみんな逆に言うとそこのありがたみが分かるというか、今まで逆に多すぎたくらい多かったので
逆に言うとそこの大切さとか貴重さに気づけた良い機会というか。

俺としてはすごいコロナ正直みんな辛いっていう方が強いかもしんないすけど変革としては確かに良い機会だったんじゃないかなって。
絶対にこの先そういう取り組みはやらなきゃいけなかったから、ちょっと早まったって感じなんすかね。

俺の中では少しちょっと準備段階こういう未来がありそうだよね、だからそこらへんもちょっと取り入れてみようかな、みたいな、がやっと動き出したのかなって。
ダンスがそこに逆に遅れなくて良かったんじゃないかなって思いますけどね、はい。

<WAN-CHAN>
これからいっぱい先を広げていきたいダンサーにとってはそういう動画的な部分、オンライン的な部分も磨いていけばチャンスは広がるよってことですかね。

<SHUHO>
そうですね、

<WAN-CHAN>
でも現場も大事だぜ、みたいな

<SHUHO>
そうですね、確かに、そこはもう間違いなく残ってくので、だからこっちに行くから心配だっていうのは無いっすね俺は。
逆にむしろこっちが盛り上がってるんなら絶対こっちも盛り上がるはずだから、ただまぁねみんな怖い怖いっていうところの方が多分強いと思うんで。
僕はまぁ別に結構前向きにとらえてますね、はい。

<WAN-CHAN>
SORIさんオールドスクールですけど、オールドスクールって結構古き良きっていうイメージがどうしてもあるんですけど。

<SORI>
いやぁでも結構周りの人達もそうですけど今多分映像、さっきコメントでも言ったんですけど、映像っていうコンテンツが1個増えたっていうものに対して
立ち振る舞いとか自分の関わり合いを多分今試してるとこじゃねぇかなって思ってて。

僕もSHUHO君と同じで増えて良かったな、とは思うし個人的には多分生は生で追求する人が出てくるだろうし、映像は映像で追求する人が出てくるだろうし
両方やりましょうってハイブリッドな人も出てくるだろうし。
特に今日のイベントとかってハイブリッド型じゃないですか、そういう意味では。

って考えた時にじゃぁ今日のステージでどうやって見せたらジャッジにすげぇ伝わるんだろうっていう考えも出てくると思うんすね。
例えばコンテスト向けの映像だったりとか、だからそういう映像も映像の中で色々枝分かれしてくんじゃねぇかなって。

ま、あとは1人で自分のダンスを発信できるってのがすごい画期的なとこだと思うんで、しかも全世界の人に見てもらえるから、
最近聞いた話とかPOPとかもそうですけど、全く知らない国の山奥でなんか踊られてる人ウェーブがヤバいとか。

そういう発掘、人材発掘には繋がってると思うんで、すごいそういう意味では1回全部ごちゃ混ぜになる時期来るんじゃないですかね。

<WAN-CHAN>
そうですね。

<SORI>
で、その時に自分がどう立ち振る舞うのかっていうのが大事なのかなとは思うんですけど。 

<WAN-CHAN>
そういう面ではストリートダンスの今割と主流とされているジャンル、スタイルもまだまだ色々混ざったり広がる可能性があるってことですかね。

<SORI>
まだ進化の段階だと思うんで。

<WAN-CHAN>
広がるスタイルがある。

<SORI>
だってロッキンで今日のロッキンもそうっすけど、まだまだいっぱい最近すごい増えたんすよ。
その進化する要因って多分色んなとこにあると思うんですけど、多分生でも、オンラインができたから更にそれが促されたんじゃないのかなみたいな個人的にはそう思ってます。

<WAN-CHAN>
真央ちゃんはJAZZですけど、JAZZの人は割と映像として作品を残す、作るっていうのは割と積極的なイメージがあります。

<人徳真央>
そうですね、私、これあれですよね、コロナが明けた後にオンラインを続行するかしないか。

<WAN-CHAN>
続行するというか、その後オンラインはどういう存在になっていくかみたいな。

<人徳真央>
私が思うに今後、今後っていうかまぁ今なんですけど、映像ってめちゃくちゃ大事な宣材ってのもあるので、映像で踊る見せ方の分かってる人ってすごくその映像の現場では
めちゃくちゃ強いから、それがやっぱ現場に呼ばれるようになるので。

舞台でっていうよりはそういう今後映像、自分の映像でなってくっていうのが多いと思うので、今多分定点で置いてジャッジするっていうのが、まダンスを見せてるから
そういうコンテストだからしょうがないんですけど、今後オンラインをやってくんであればカメラワークを自分でこだわったりすることで自分のオリジナリティだ、個性だとかが
生まれてくるから、そういうところで自分の売り出せる力がついてくるし。

自分のセンスが踊り以外にも出てくるから、そういう映像を定点で撮る良さもあるけど、カメラワークも自分でクリエイトするようになっていける映像がどんどん発信されると
良いなぁって思いますね。

もちろん、舞台は舞台の良さがあるけど、やっぱり舞台だけでやってくってとても難しいっていうか、ね、ありますから。

<SORI>
数限られるからね。

<人徳真央>
そうなんですよね、だから幅を広げるために今は映像がやっぱ主流になってきちゃう、ま両方できた方が絶対に良いですけど。

<WAN-CHAN>
例えば映像作品のプロデュースとかディレクションで良いものを出して、それがどっかに引っかかってそれをきっかけにステップアップするってパターンも
今後ありそうだってことですよね。

<人徳真央>
そうですね、その人が踊る側になるかもしれないし、演出する側になるかもしれないしっていうのもあるけど。

<WAN-CHAN>
確かにコロナ前からそういう映像作品で結構有名になる方も出てきてましたもんね。
ありがとうございます、個人的に聞いてみたくて。
僕も今後どうなってくかなっていうのは常に考えてたりするのでありがとうございました。
(このインタビィー記事を読んでいる)みんな参考にしてくれたら嬉しいです。

<SORI>
ただ1個だけ思うのは映像クリエイターの人に意見を聞くのが1番良いかなーとは、ここにいるんで。

<WAN-CHAN>
あーそーですね、その道の人だ!

<人徳真央>
ホントに思いますプロはプロはプロに任せた方が良いと思う。
ホントに衣装は衣装で衣装さんに任せた方が良いし。

<WAN-CHAN>
じゃぁここで聞いて良いですか?
これ文字起こししてるのでちょっと僕が解説しますけど、ドラドラのカメラマンをやってくださってる方が動画、映像系でクリエイトもやってる方で
ドラドラのPVを毎年作ってくださってるけんごさんなんですけど

けんごさんとしては今のダンスシーンとオンラインの関わり、コロナ終わってからどんな風になっていくと思いますか?

<けんご>
関わっているスタジオでもやっぱり映像今力入れてて、それを注目してくれてスタジオに来てくれる人ってのがやっぱり増えてるんで、そんだけ世の中の人が、ダンサー以外の人でも
映像っていうのは注目されてるのかなーってのはすごく肌に感じてるんで。

オンラインも去年から始まったというか主流になってきたコンテストだから、見ててまだみんな携帯で自分のレッスン動画とかをを撮ってる感覚のものを
送ってきてるのかなっていうのはやっぱり正直感じるんで、逆にチャンスというか、今そこをちょっと1歩先考えることができたら多分ものすごくチャンスが広がると
思うし、そこにいち早く気づけてやれる人がやっぱりなんの業界でも上に行けるのかなーて思うんで今はすごいチャンスだと思いますね。

<WAN-CHAN>
ドラドラだと今シーズンも去年もそうなんですけど基本的には固定カメラというか、1個のカメラで切り貼りはしないでねっていうルールがあるんですけど、今後、
今増えてるらしいっていう話は聞くんですけど、その映像の加工も含めての作品としてのコンテストってのもあるみたいなので
今後増えていくかなって思うんですけど

けんごさんとしてはダンサーには、オンラインとか映像作品について
どんなところを気にしたりとか身に付けていったらいいと思いますか?

<けんご>
あーでもー自分も撮っててKENZO(DA PUMP)とかよく撮るじゃないですか。
(※けんごさんはDA PUMPのKENZOさんの写真や動画の撮影を度々担当しています)
でやっぱり他のダンサーとそこが違うのって何に向けて踊ってるかっていうのが明確に違うなっていう。

上手いダンサーの人でもカメラの向こうをあんまり意識してなかったりするんですよね、慣れてないから。
でもやっぱりホントにカメラ映り上手い人ってカメラの向こうで誰が見てるかまで意識して踊ってるんでそこができるかできないかだと思うんすよね。

<WAN-CHAN>
それ今日にも多分通じてますよね。

<けんご>
そうですね。

<WAN-CHAN>
なるほど。
みんな参考になれば幸いです。
WAN-CHANでした。

<SHUHO>
だからCHIB!COCOちゃん良かったっすよね

<WAN-CHAN>
あーですよね!

<SHUHO>
倉庫みたいな、あそこどこなんだろうと思ってずっと気になってるんすけど。

<WAN-CHAN>
あのロケーションもカッコイイしちょっと展開して少し雰囲気変わって

<SORI>
CHIB!COCOちゃん、書いてある。

<SHUHO>
ピンク色の倉庫みたいな。

<SORI>
1番ロケーション的にはイケてた。

<けんご>
ちょっと場所確認しましたもん、東京なんだって思って。

<WAN-CHAN>
カッコイイっすね、あれ。

<SHUHO>
ちょっと気になってます、すげぇ良いとこ見つけたなぁって

<WAN-CHAN>
そういうのもちょっとポイント、ポイントというか。

<SORI>
ロケーションも関係してきますよね。

<人徳真央>
先入観ありますよね、やっぱり。

<SHUHO>
自分の踊りに合ったロケーション選びもね、結構大事なのかな。

<WAN-CHAN>
衣装も大事なのと一緒で見せ方も大事ってことですよね

<SHUHO>
だから背景とすごいトータルコーディネートですごい良かったっすけどね。

<WAN-CHAN>
あれはオンラインとして活かしてる感じがしましたね。
結構深い話になりました。
ありがとうございました。

<審査員全員>
ありがとうございました。