ドラドラ2021 5th PERIOD 

審査員コンテスト後インタビュー

※コンテスト後のインタビューは対談形式で行いました。


<町田おどり場建設スタッフ=以下、おどり場>
今日はどうもお疲れ様でした。

<審査員全員>
お疲れ様でしたー。

<おどり場>
今日のドラドラ2021 5th PERIODなんですけれども、全体を通して、優勝したチームの勝因となったところはどういったところだったと思いますか?

<MEDUSA>
誰から言って良いですか?

<ATSUSHI>
適当?

<おどり場>
ではATSUSHIさんからお願いします。

<ATSUSHI>
待ってください?えっと
まぁ、全体かぁ…。うーん。

<MEDUSA>
え、いっちゃう?私。

<ATSUSHI>
うん、良いよ。

<MEDUSA>
はい、MEDUSAでーす!はーい。
全体を通して優勝したチームの勝因は、完全に音楽と同調していたというか音楽の質感をしっかり捉えて表現出来ていたチームが優勝してます。

表現のやり過ぎ感はなくナチュラル?
ちゃんと音楽と寄り添って、その音楽を感じたままを表現出来ていたチームだったりソロだったりが優勝してると思います、はい。ね!

<ATSUSHI>
まぁ付け加えていくのであれば、やっぱ最初から最後まで見飽きない流れで集中してダンスしてたかなっていうイメージですかねー。

<SAYA YAMAMARU>
で、そこに付け加えると(笑)

<ATSUSHI>
ならば!
付け加えとこ!笑

<SAYA YAMAMARU>
そこに付け加えると多分全部共通してるのがショーっぽくないっていうのが1番、私1位にしてるとこほぼほぼ1位なんですよね。
ずば抜けて1位なんだと思うんですよね、私。

多分そういう子達って確実に1位ってことだから、それだけのショーっぽくない熱量とあきちゃん(MEDUSAさん)が言った音楽性とATSUSHIさんが言ったこともそうだし、全体ひっくるめて
多分そういった意味でずば抜けてたのかなと。

<MEDUSA>
うん、トータルバランスね。

<SAYA YAMAMARU>
うん、トータルバランス。

<ATSUSHI>
スキルだけじゃなくてやっぱダンス力が高いという。

<MEDUSA>
そうです、そうですねー。

<SAYA YAMAMARU>
そこです!

<ATSUSHI>
ダンス力

<MEDUSA>
やっぱね、なんか構成が良くても「動き」になってる人達?「ダンス」じゃなくて「動き」
形を覚えて踊ってますっていう子達はホント惜しい。

もうちょっとそこにダンス力が付けば賞に入れるけど、それに気づけるか気づけないか?
今与えられてるものを踊ってます感を、それを自分達で理解してれば!

それが自分達のちゃんとものにして自分達のダンスにしていけてたら賞に入れるんじゃないかなって思いますよね。

<ATSUSHI>
そーだよね。
そこに到達するマインドを形成していくのってかなり難しいと思ってて、子供の段階で。
やっぱ先生がどうしても表情!とか、もっと手先揃えて!みたいなって言って過ぎてるとやっぱそこに気づくのはちょっと後になってしまうというか。

ちょっと先生の提示でもあるかもしれないんだけど、ま、もしかしたらこの3人だからそういう例えば切り口が見えるだけで、もしかしたら違う、例えばもうドJAZZの
先生がここにいたとしたら、もっと違う話にはなってくるのかもしれないけど。

自分達の観点で言えばやっぱそこの切り口を、まストリートダンスであるのであれば、まぁJAZZの子もミミィちゃんとかすごいJAZZだけどすごいフィットしてたと思うんですよね。
だからそこのなんかフィット感ていうか、音楽へのフィット感?っていうのをやっぱ先生も見せてあげるというか。

動きだけじゃない部分も示してあげたりとか教えてあげるとなんかまた可能性広がってくるのかなって思うかなって今の話の流れで思いますね。

<SAYA YAMAMARU>
それ間違いない。

<MEDUSA>
間違いない。

<SAYA YAMAMARU>
その先生のセンスだけでやっちゃうとその子の色っていうのが潰れちゃうからその子を理解してあげて、出来る100%で出してあげないと賞に入るの難しいのかなとも思う。

<MEDUSA>
ちゃんとね、自我を出さしてあげるとか、だから、こうやりなさい!じゃなくてもうちょっと自分達の選べる道っていうか、これとこれやってみてどっちが好き?とか
それだけでも自分が選んだから頑張ろうとか、自分、やっぱ先生に言われたからじゃなくて自分主体にさせていくことが大事なんじゃないかなって、ね。

<SAYA YAMAMARU>
だからその道筋は多分先生が作ってあげないと特にU-12の子達はやるがままになっちゃう。

<MEDUSA>
そうそう。
ね、先生頑張れー、先生の指導力やでー!笑
これヤバいかな!大丈夫?

<ATSUSHI>
大丈夫、大丈夫っす。
やっぱだからうちらさーそういう人達にも呼びかけていっていかないと結局はなんか頭打ちになっちゃうから、なんかね。

なんか子供達だけで作ってたらそれで収まるけど、やっぱ先生がそこに携わってるんだとしたらやっぱここのコメントも一通り目を通してもらって
で、じゃぁそれは違うよ、うちはこうやってやってるんです、言うんだったら、じゃぁ自分が踊りに来てくださいって思って
良いですか?これ言って良いですか?笑

<MEDUSA>
言っちゃえ、言っちゃえ!大丈夫だ!笑

<ATSUSHI>
って思ってますよね?
だから自分がじゃぁそれを踊りで示してくださいっていう風なのはなんか常日頃やっぱ自分達もやっぱこうシーンでやってる中で色んなことを感じて色んなコンテストにも出て
そういうところに到達してたりとかしてて、ね。
そういう人達も、じゃぁね、自分の姿をそうやって見せてあげれるのであれば!

<MEDUSA>
ね、大事。

<SAYA YAMAMARU>
そうそうそう。
結局表現だから先生が背中見せてあげることが子供達が1番パンチ効くのかなと思うし。

<MEDUSA>
あとはホントに色々見ること。

<SAYA YAMAMARU>
いや、ホントに。

<MEDUSA>
なんかその狭い世界でいると多分そのままで終わっちゃうし、なんかもったいないなって思うんでやっぱ色々見て色々感じた中で自分がどうしていくかって言うところも
子供達自身も、なんかやっぱね、結果そこなのよ。

<SAYA YAMAMARU>
そうね。

<ATSUSHI>
そうだよね、そうだよね、うん。
やっぱ選択肢を与えてあげるっていうか、うん、なんかこういうのもあるよこういうのもあるよ?
私達のところだけで一生やりなさい!とかじゃなくて、ねぇ、色々見せてね

<MEDUSA>
色々見せてあげて、ここでやってみてどう?みたいなね。

<ATSUSHI>
うんうん。

<SAYA YAMAMARU>
赤ちゃんの時だってそうじゃんね。

<MEDUSA>
そういうこと、そういうこと。

<SAYA YAMAMARU>
アンパンマン好きだったらアンパンマン好きってもう脳内に入ってくるから。

<ATSUSHI>
アンパンマン。笑

<SAYA YAMAMARU>
大人になってもそれ一緒、一緒じゃないすか?
そう、好きなものやっぱり突き詰めたいって思うのはやっぱ自分が見てそれが好きになったからっていう入り口があるから。
その入口の選択肢を要は与えてあげたらもうちょっと違うんじゃないかなっていうとこなんですよね。

<ATSUSHI>
つくねが好きな人もいればレバーが好きな人もいるし、皮が好きな人もいるし。

<SAYA YAMAMARU>
みんなそれぞれ。
ただ、チームとかになってくるとね、そこは難しいかもしれないけど。

<MEDUSA>
そうね

<おどり場>
確かにつくね食べないとつくねの美味しさわかんないですからね。

<SAYA YAMAMARU>
それホントに書いちゃうのかな?(笑)

<おどり場>
多分それは書かないです(ほぼそのまま掲載しました)。

<ATSUSHI>
なんの議題かそれちゃったけど

<MEDUSA>
優勝するには。

でやっぱ遊びが必要ってさっきね、ATSUSHIさん言ってましたけど、その為にはやっぱDJ Timeとか、そこでなんか振付を踊るだけじゃなくて、その音楽が流れて遊びながら
踊る?っていうところに持っていけるとやっぱそれが振付に入った時にもカッコ良くなるし、そこにやっぱ色っていうか、その子の色が出てくると思うんで
もう1個ね、DJ Timeも楽しんで良いんだよ?ハッピー!
ピース!でしょ?先生。

<ATSUSHI>
例えば、これちょっとあれ遊びって言ってさっきもちょっとチラって言ったけどJAZZの子にそういう遊びっていうのはどう?

<MEDUSA>
あるあるあるある!

<SAYA YAMAMARU>
うん。

<ATSUSHI>
ありますか?

<MEDUSA>
だって全然感情表現のうちの1つだからやっぱ指先1つ出すのにもそこの自分の遊びだったりとか曲で表現には変わらないからって思ってる。

<SAYA YAMAMARU>
表現には変わらない。
うん、今だとストリートジャズってもう名前が出来てるくらいだから

<ATSUSHI>
うん。

<MEDUSA>
全然、やっぱりJAZZは基礎がしっかりしてないとダメだと思うんですけど、じゃぁそこの基礎がしっかり出来たみんな同じ、じゃなくやっぱそこのターン1つにも
個性が出てくると思うんで。

でもそこの中で基礎はしっかりしてるからこその遊び。
ある意味このアームスの出し方だったりとか、ターンの位置はここじゃなくてなんかもう1個遊んでターン、アームス上にあげてとかも、そういうので遊んではいけると思うんで

<SAYA YAMAMARU>
実際回れない人もいるからね、そう。

<ATSUSHI>
聞いてますか?JAZZの人達~

<MEDUSA>
なんかね、ね、そう、そうなの、でもスキルは大事よ~?

<SAYA YAMAMARU>
でもJAZZで1個言いたいのはそれこそ苦手なターンを一生懸命やることがJAZZですじゃないから、そこはお勉強した方が良いかもしれない。

<MEDUSA>
そうそう、そうね。
うん、色んなJAZZがあるから、シアタージャズもあるし。

だからなんて言うんだろうな、難しいよ、JAZZ、ちゃんとしたバレエからやってるJAZZの先生にちゃんと学びつつ+もう1個しなやかに伸びやかに踊れるJAZZも踊ってほしいな、みたいな?

曲によると思うんですけど、シアタージャズです!って言って踊るんだったらそのシアターを突き詰めてほしいし
JAZZです!て言うんだったらその中のなんかもう1個しなやかだったり、もう1個その曲の感情表現をしっかり出来たJAZZをやってほしいし

<SAYA YAMAMARU>
Yes!

<MEDUSA>
で、ストリートジャズです!ストリートジャズってなんだろう、ていう感じなんだけど、私
なんだけどその中でも振付でストリートジャズです、なのか、でもJAZZという名前を入れるんだったらやっぱ基礎をしっかりしないとダメですよ?
足元だったり指先だったり、もうちょっと綺麗にしましょうねっていうのはあります。
はーい。

<おどり場>
ありがとうございます。
では続きまして全体を通して入賞しなかったけどこのダンサー気になった、このチーム気になったっていうところがあれば教えていただきたいと思います。

<MEDUSA>
誰からいきます?

<SAYA YAMAMARU>
はい、じゃぁ私が

<MEDUSA>
はいどうぞ!

<SAYA YAMAMARU>
それこそあきちゃん(MEDUSAさん)とかATSUSHIさんとが、違うATSUSHI先生がね、あのこれ言っていいのかな、総評で余裕感について話された時に間違いない!と思って。

やっぱ余裕ある人って見てる方はすごい落ち着くし、それこそ乗ることも出来るし。
特に私はHIPHOPなんですけど、ヒップホッパーの人でもう音を全て取れって言うことが別にHIPHOPでは無いから、そこに対してグルーヴだったり遊び心っていうのが1個、
もう1個乗っかると、それ自分のスタイリングであるしカルチャーだしもうあなたのHIPHOP STYLEですよーて言うことになるから

それ考えるとそのNEST!

もしあれが年代で言うと90年代とかやったら、もしかしたら入ってるかもっていう。
あのー要はしなり?とかが、を大事にしてるんだったら入ってたかもしれない。

そう、でもなんかもう1個パワーと、あと見せ方と、あと個性の出し方と、まぁ色々なんですけど、あとは衣装をもうちょっと考えたら入るのかなと。

でも唯一HIPHOPでなんか笑顔で楽しんで踊ってるのもここだけだったから。
だから私はだけど純粋に音に乗れた。

あとは多分先生が音編上手ってのがあって、そうずーっとなんか結構ビートメーカーていうかインストがガーって流れてる曲ばっかわーて響いてる中でも唯一
安定感というか普通のオールドスクール1本でボン!て来たから、そう。

だから、うん、音以外もったいないかなって感じがしたけど良かったです。
ごめんなさい長くなっちゃって。

<MEDUSA>
全然良いと思う。

<ATSUSHI>
えっとー、俺はー、meimi→、12ソロ。
楽しそうだったっすねー。

<MEDUSA>
あー!はいはいはい、うん良かったよね。

<ATSUSHI>
楽しそうが1番来たかな、素材はすごく感じてて…

なんかもっと楽しそうなんだけど、この子に合ったものをもっとこう出せるかなって言うのを
可能性を感じたな、すごく見てて思って

なんだろう、なんかみんな結構技術で勝負してる人達ばっかりなんですけど、この子っていう存在で踊りに来たかなっていうのがコンテストとしての採点としてはもしかしたら
平均的にはそんな高くないのかもしれないけど、ダンスっていう部分で言ったら割と良かったかなって言う風なのは思いました。

<SAYA YAMAMARU>
この子も唯一笑顔で踊ってた子でしょ?覚えてる。

<MEDUSA>
うん良かった、確かに。

私はねー何気に3個良い。笑
1個て言われたけど。

<ATSUSHI>
俺もねぇあともう1個言いたいな。

<MEDUSA>
でもやっぱねーさっきの総評でも言いましたけどU-12のnonoちゃん?
nonoちゃんの始めの方の音の聞き方が良くて、後半ちょっとダウンしちゃったのもったいなかったけど、前半の感じはすごい良かったなーて思ったのと

U-15の妃夏ちゃん?のJAZZ。
JAZZなんですけどももう1つパワーが付くとより良いなと。
でも表現の感じはすごい良かったので結構好きでしたね。

あとU-15チームの百花繚乱?がなんか結構圧は良かった。
すごい圧で来てて圧は良いんだけど聞いてる音がみんなが、聞いてる音と表現する音が一緒になれば良いんだけど、ちょっとそこにバラつきがあるから。
なんかガッチリこの角度を合わせろ!とかではなくて音を合わせて踊ってくれたら良いのにな、惜しいなって。

あと曲のボーカルが女ボーカルが入ってきたのにも関わらずそこを取らずにずっと後ろのビートをとってた感じがあったな。

<SAYA YAMAMARU>
そうねー。

<MEDUSA>
そことかをもう1個やっぱその曲に寄り添った振付が出来ると。
なんかもったいな!みたいな、みんな上手なのに、そう、そこの、ちょいちょいそこの音のズレ?4人の、4人ですよね?4人の音のズレが見えちゃったのがすごいもったいなかったなって。

でもホントにあと今1つっていうか、あと1つそこがハマってくるとなんか戦っていけんじゃねぇかなっていう、でもオシャレだった。

<ATSUSHI>
あれだよね、テッテレテッテレテッテレテ、ふーんフーンフーンのところ?
なんだっけその曲、忘れちゃった。

あ、俺追加で良いすか?
えっとNaMiKa、U-15のソロNaMiKa、3番の。

<MEDUSA>
はいはいはい、TLC、ね。

<ATSUSHI>
うん。
あのーなんかもうちょっと、ノリはすごく、体きいてて良かったかなと

<MEDUSA>
オンラインだ、これ。

<ATSUSHI>
うんなんか暗い、暗かった、外で、外で撮ってた子。

すごい可能性は感じたので、まぁ生でも見てもすごく良く感じそうな感じだから、まぁこのご時世ですが撮る、まぁでもこのモニターだからこそ
こういう風にうつってるのかもしれないんだけど、なんか難しいとこだよね、その明るさとかそういうところは難しいとこですが、なんか良かった。

あとはばななジュース(U-12チーム部門)
チームダンスとしては良かったかなという感じですかね。

もっとそれぞれが磨いて中身をしっかりすれば良いかなーて。
作り物としては良かった。

<SAYA YAMAMARU>
あ、じゃあ私追加で良いですか?
オンラインで出たU-15のFrenemy、私良いなーて思ったんですけど1個アドバイスとしたら、トータルコーディネートはすごい良くて、ただ、そこに個性だったり、あと結構グルーヴ
グルーヴってかノリが多いから見せ場がちゃんと2、3個くらいちゃんと分かりやすく入れた方がオンラインの場合は多分見えやすいし、映えるのかなと思いました。

でも多分これは生で出たら多分もしかしたら分かんない、賞に入ってるかもしれない。
そういう見え方だとは思うけど、オンラインで出る、参加するって決めたら見え方とかまた違うから。

HIPHOPは特にやっぱそれをノリで行っちゃうとすごい難しいのかなって今日すごい、これ全体的に思ったんで。
そう、もうちょっと作り方を変えてみると変わると思います。

<ATSUSHI>
映え

<MEDUSA>
しかもグリーンセットアップでジャケットの使いかたを合わせるところがもっとあっても良いとのかなーと。

<SAYA YAMAMARU>
あー確かに、最後だけだったもんね。

<MEDUSA>
そうそう、なんか、そう、もったいなーいとか思って、結構そこが、そう、ね、出来そうなのにやらんのかーいてなったから。笑
ね、合わせてもカッコイイんじゃないかなって。
でもすごいオシャレにね踊ってて良かったですよ?

<おどり場>
ありがとうございました。
今日は1日どうもお疲れ様でしたー。

<審査員全員>
ありがとうございましたー!