ドラドラ2022 8th PERIOD

審査員インタビュー

Mana

■総評

お疲れ様でした。
本日ジャッジをさせていただきましたManaです。

予選残すところ2回ということで、すごい数、レベルの中沢山めちゃくちゃ良いダンスが見れて胸がいっぱいです。
お疲れ様でした。
みんなお疲れかと思うので手短にお話しできればと思います。

今日上位に入賞されたようなチームの方々を見ていて、私も自分自身指導だったり振付をしていていつも思うことなんですが、勝負とかだと当たり前かもしれないんですが
その作品の主にステージに上がった3分、ないし90秒以内の中でこの音楽、踊り手、チーム感、オーラ、そのダンサーの所作1つ、呼吸、気持ち、振付とそうじゃないところ

っていうようなすべてのバランスがピッタリと気持ち良く合致しているっていうのがやっぱりこういう審査というか順位が付いてしまうところでは、そのバランスっていうのが
1番大切になってくるのかなと。

よく言われることですけど作品だけが飛び抜け良かったりとか踊り手だけがめちゃくちゃ良かったりとかしてもっていうのがそういうところで。
1つでも違和感に思っちゃうと、あ、もったいない!と思うところが順位の分かれ目になっていくのかなと思いました。

私が今日出場してる子達、チームだったりソロを見ていて、さっき言ったようなバランス、色んな要素をかなり必要になってくるんだろうなっていうバランスにプラス、ここの
当日のステージじゃないところ、ステージに乗ってるじゃない時間、普段のチームだったらチーム内で何を共有してるかとか、何を深めてるかとか、音楽に関してもそうなんですけど

私も例えば自分の振付のチームが入賞できなかった時に何が足りないかなっていうところが、そこかなと今日気づかされましたし、やっぱりそこが大事なところなのかなと。
全体的なバランスで見てどうしても音楽とか振付とかに頭を持ってかれがちなんですけど、じゃぁこのステージ以外のところでそれが共有しきれてるのかなとか。

チームだったらチームで踊り手の人達がどれだけ一緒に踊るメンバー達と共有できてるのかなっていうところが分かれ目になってくるのかなと思いました。

あとはJAZZだったりJAZZ HIPHOPの子達というか作品だったりダンサーの子達に、もうこれはコンテストでいつもいつも思うことなんですが、上位入賞してないような子達も
JAZZの子達ってすごい体きく子が元々というかジャンル的に体柔軟性はあるし、すごく身体きくなって思っていつも見てるんですが。

やっぱりこのオールジャンルの大会というかストリートダンスと戦わなきゃいけないっていうところをベースに考えると、もっともっと勝てていけるのかなっていうのをすごく
普段感じていて私も意識してるところなんですが。

体がすごくきいて、よく言われる技やりすぎーみたいなのとかもそれが1個だったりするんですけど、ストリートダンスの勝ってるような子達、側転1つもしてなければ
ターン1つもしてないっていうところで、やっぱり勝ち抜いてってるっていうのは、どこが強みなんだろうっていうところをJAZZダンサー達が、やっぱりどうしても畑が違うっていうのは
もう元々のところであると思うので。

やっぱりオールジャンルで戦いたいなってなった時にそういった点で音楽もしかり、別にストリート寄りの曲を使うとかじゃなく、やっぱりJAZZっていうのは出てくる時に
どうしてもあんまり王道なJAZZソングとかシアターのような曲使ってる子の方がもう最近だと少ないと思うので、その点を誰と戦ってるんだっけ?っていうのが意識できたら
もっともっと順位変わってくるのかなって思うところがあったりします。

ご参考までに、はい。

というわけでそうですね、だいぶだいぶ沢山良いダンスを見れまして、U-15のチームとかを見ていて、ホントに今日勝つためだけにやってないなーっていうのをすごく感じて
心に響きました。

すごいこういう勝負の場沢山あると思うんですけど、仲間だったり音楽だったり、その自分のダンスのスタイルだったりっていうのを1番好きな人が残ると思うので、色んな意味で
私も含めてですけど、好きでいられたらなと思います。

皆さんお疲れ様でした。
ありがとうございました。