MACHIDA CUP vol.12

審査員インタビュー

DAIKI

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■総評

お疲れさまでした。

全体的に見てどの部門もレベル差がすごい激しかったかなと正直思いました。
見ててもわかるんじゃないかなぁってくらいの差があったりするとこもあったのでそれはそれで全然チャレンジしていってその差を埋めていってこれからも頑張ってほしいです。

入賞した皆さん含め今日コンテスト、ソロ…ナンバーはちょっと別なんですけど1番思ったのが詰め込みすぎなんじゃないかなぁと思いました。
すごいこといっぱいやって変わった音取りをしていろんな表現があって…
って別にそれは全然構わないんですけども次から次、次から次、次から次でもう何がしたいのかよく分からなくなってるチームが今日すごいいっぱいいたんじゃないかなぁと思います。

やっぱり僕達は一発で出て良し悪しを判断するので伝わる伝わらないってのはすごい大事な事だと思うんですよね。
だから、技術が本番までにできるようにっていうことも大事なんですけど今できることを120パーしっかり見せ切るってことの方が優先順位は高いんじゃないかなぁと思います。

どっか別のコンテストがあって出たいコンテストとかなんかやりたいことがあって過程として出るのであれば話はまた別なんですけど、やっぱ結果を出していきたいんだったらそういうのも大事なんじゃないかなぁと思いました。

入賞した子らはそこをもうちょっとやってくれた方がコンスタントに結果に繋がるんじゃないかと思います。
特にまぁちょっとさっきも話したけど大人のコンテストとかになってくるとそういうところも大事かと思っています。

あとは伝われば良いかなは思うんですけどちょっとこう曲に対してカラオケっぽくなるというか全部取れば良いみたいになりがちなんで。
この曲があ、その聞き方良いねって思えるような振りだったりとかオンビートの中にも強弱付けて表情を出したりとか。
そういうのができるようになってくるともっと競技っぽくなくなるんじゃないかなと思いました。

ナンバーは結構面白くて舞台の使い方とかいろいろ見方はあるんですけど今日出てた5チームは須らく良い先生なんだろうなと素直に思いました。
こういうコンテストはまず出る場も結構限られててなかなかねみんなで喜びを分かち合うとか悔しさを分かち合う機会少ないと思うんですけど結果出ようが出まいが過程をね大事にしてこれからまた頑張ってほしいなと思います。

お疲れさまでした。

■優勝チーム・ダンサー・ナンバーの勝因・総評

<U-12チーム部門…FUNBURGER>
個人的には結構ミスも多かったと思うのですが振りのセンスと踊り方、音楽の感じ方が最後までナチュラルですごい見やすかったのが勝因につながったと思います。

<U-15チーム部門…H♡sistar>
ショーケースとして結構まとまってたっていうのが最大の理由なんじゃないかなと思います。
結構ほかのチームでも光るところはあったんですけどバランス的にちょっとアンバランスかなっていうところがあったのでそこが1番良く見えたっていう感じが僕にはしました。

<OPENチーム部門…Dooscy>
ここはスキルはすごい良かったんですけどもコメントでも言ってたようにOPEN部門…大人と戦っていくっていう点においてちょっと物足りなさは感じたものの尻上がりな表現力とクオリティーで最後まで説得力のあるショーができたと思うのでそれが優勝につながったなと思います。

<U-12ソロ部門…coco>
1分半の使い方、作品力、技術…
これどれが高くてもソロって結構難しいと思うんですけどもプラスで人に伝えるってことができたショーっていうのができてたかなって思いますね。
作品としてもとても良かったと思います。

<OPENソロ部門…MEI>
会場を巻き込む力ですかね。
個人的にはそこまで点数は高くなかったんですけどもやっぱり会場の空気と人を巻き込むというか引き込む魅力っていうのが選曲含め踊り方含め評価されて結果につながったかなと思います。

<ナンバー部門…NanA crew>
おそらくなんですけども最多人数であれだけの動きができるっていうのはかなりの練習量がうかがえるショーケースだったと思います。
ただ単にストリートダンサーのショーケースっていうありがちな全員が壇上にずっと5分間居続けるっていう訳でもなく見せ方、ニュアンスに工夫がいっぱいされてて最後まで見やすかったっていうのが1番ですかね。
他のナンバーはどこかNanA crewを見た後だとやっぱり足りないなという部分が出てきたところが正直なところです。

■入賞しなかったけど気になったチーム・ダンサー・ナンバー

<U-12チーム部門…KLANG>
ハウスですね。音楽に対するリズムの表現はとても面白かったと思います。
順番も多少は関係してるのかもしれませんけど僕的には結構点数がよかったです。

<U-15チーム部門…Rhythm Orchestra>
ロックダンスとしては結構詰め込みすぎてもったいないなという部分が正直多かったんですけどもあれだけ動けるんだからもうちょっと引き算ができるようになればより良いショーができるようになると思いました。

<OPENチーム部門…Brooklyn>
正直スキル的にはまだまだといった点は否めないですが…まだまだというかちょっと見づらいところも多々あったんですけど踊ってる時の表情と雰囲気の作り方、流れが見やすくて個人的にはあ、踊ってんなって感じの数少ないチームでしたかね。

<U-12ソロ部門…YUI>
結構身長もあって体がちょっとついてこない動きが出てきてるのかなて感じはしましたけど総合的にセンスも良くてこれからが楽しみなダンサーだなと思いました。

<OPENソロ部門…有希>
OPENソロの部門1番で結構ハードルを上げたかなと正直思いました。
表現力と作品力とても良かったと思いますが作品としてもうちょっと分かりやすかった方が良かったのではないかなぁていう点が何か所かあったのでそこを意識してまた挑戦してほしいなと思います。

<ナンバー部門…NATSUNO number>
セリフが入ったりちょっと舞台志向な作り方をしていて。
結構こういう形で出てくるのはちょっと勇気がいるのではないかなと思った作品の流れでしたけど結構まとまっていて5分ていう時間で最後の方ちょっと勢いでまとめちゃったかなって気はしましたけども。
そこをしっかり出来ればもっと評価につながったのかなと思いました。
あとはもう少し基礎的な部分をしっかりすることが広い評価につながるかと思います。