ドラドラ2022 8th PERIOD
審査員コンテスト後インタビュー YAZAKI/SHINTARO/Mana PART2
※コンテスト後のインタビューは対談形式でMC ACがインタビュアーを務めました。
<AC>
それではですね、最後に私MC ACから。
Manaちゃんはプロデューサーとしてやっぱり今もやっていて子供達を出す、SHINTAROくんだったりYAZAKIさんはご自身でプレイヤーとしてもコンテストに今まで出てきたわけで。
本番前、もしくは直前踊り込みは当たり前としてそれ以外に自分達がやってきたことを、もしくは子供達に必ず、やらせるっていう言い方はあれですけど、子供達がやっていること
これ企業秘密だったらしょうがないです、答えがもらえなくても。
<Mana>
企業秘密。笑
<AC>
これはちょっとうちのそういうのはちょっとなー特殊だからなー喋れないなーっていうところだったらまだしも、プレイヤーとしてプロデューサーとしてコンテスト前に必ずというか
ルーティンワークでも良いですけど、やることっていうのをもしあればお聞きしたい。
<YAZAKI>
俺コンテスト前じゃなくて今現状なんすけど、それでも良いですかね?
<AC>
大丈夫です。
<YAZAKI>
バトルだったりっていうのをやっぱ出る時に最近やってるのは、何年か前にそれ思ってやってるのが、もう年齢もっていうのもあるので、やっぱかなり整えないとやっぱ100%の
パフォーマンスが当日出せないって感じちゃうことがあるんで。
それで後悔したくないんで前日はあんま俺やんないっす、ガッツリの練習を。
<AC>
練習を。
<YAZAKI>
とにかく休む。
睡眠、特に睡眠がすごい大事。
睡眠が大事で、あと栄養っすね。
普段そんなに食べないんすよ、夜。
朝と昼は食べるんすけど、夜はホントに丸の内のOLかっていうくらいの食事なんですよ、夜は。笑
でもチートデイじゃないですけど、ちょっと前はガッツリ結構勝ち飯みたいのを食べて栄養取って休むみたいにはしてますかね。
<SHINTARO>
あーなるほどなるほど。
<AC>
なるほど、食事と休養っていうことですsね。
<YAZAKI>
それは子供にも言えることなんじゃないかなって。
<AC>
確かに、子供達は子供だから大丈夫だろうみたいなことを言われがちだけども結局アスリート。
<SHINTARO>
人ですからね。
<AC>
うん。
<YAZAKI>
今ってアスリートの動画とかが結構バズってるじゃないですか、ブレイキングダウンのあれで。
ああいうのでやっぱ僕色々見るんですけど、そういうプロのアスリートの方もやっぱ言うのは、大人の話ですけど1ヶ月前は酒一切飲まないとか、無垢とか。
でしっかりもちろん練習するのは当たり前ですけど。
そういうのやっぱ聞くと、あーやっぱこういう人達は体資本だしなって考えるとダンサーも言うたらプロの人達なんて肉体労働者じゃないすか。
って考えたらやっぱもちろん追い込みは必要ですよ。
必要だけど直前のあれはある程度はやっぱ休まないと、うん。
良いパフォーマンスは発揮できないんじゃないかなっていうのは、それは子供にも言えるんじゃないかなって思いますね。
<AC>
なるほど。
<YAZAKI>
ただ、もちろん追い込まなきゃダメっすよ?ある程度。
<AC>
まぁそうですね。
<YAZAKI>
うん。
<AC>
追い込みもありつつ、でもその分、使った分はちゃんと体を休めて。
<YAZAKI>
そう、だから夏休みの宿題みたいに前にバーってちょっとやれば良いんじゃなくて、1ヶ月だったら1ヶ月前にバーやって3週間くらいやって残りの1週間は休むとか
休むってかちょっと軽めな感じにするとか、そういうの必要かなっていうのは思いますね。
<Mana>
受験勉強とかもそうですよね。
<YAZAKI>
そうそう。
だって眠いままやっても。
ちょっとやっぱ不安はありますよ?こんなに休んで大丈夫かなって。
<SHINTARO><AC>
笑
<YAZAKI>
でも意外に当日になったら体がすごいリラックスできてて脳もさえててとか、あると思うので。
なんかそれちょっと試しても良いかなって思いますかね、はい。
<AC>
そこまでの追い込みと休養ってことですね。
<YAZAKI>
そうですね、追い込んだらしっかり休んだ方が良いっていう。
<AC>
なるほど、ありがとうございます。
お二人いかがですか?
Manaちゃんはどうですか?
<Mana>
そうですね、私は大会というより今まで舞台だったりとかっていう前、子供達にはもう今おっしゃっていただいたように追い込んで追い込んで追い込んで休ませてっていうのは
もちろんなんですけど。
子供達とも自分の本番前とも共有していることが肉体的に休む、練習で追い込むっていうのは多分みんなやられてることだと思うんですけど、その当日、これも皆さん
やられてるかもしれないですけど、踊るステージ踊る舞台、イメトレの一部だと思うんですけど、そこを想像しながら、ちょっとこれは変な領域かもしれないけど
匂いと呼吸と時間とを想像して24時間前にそれをするっていうのを私は舞台の前とかはやっていて。
<SHINTARO>
へー。
<Mana>
例えば小屋入りできたりとかしたら舞台はそこの駅でそこの場所でっていうのが想像つくんですけど、例えば行けなかった、突然例えば全然知らない土地?
関東内でもめちゃくちゃ空気違ったりするじゃないですか。
<AC>
たしかに。
<Mana>
なんかそん時に意気込みすぎちゃったりすると例えばその役とかだったりと、頑張り過ぎちゃってよっしゃやったるぜみたいな、いきっちゃうみたいな部分が出ちゃったりとか
するから、家でも例えば写真を調べて。
<AC>
はいはい、見た目からだけでも。
<Mana>
ステージからの景色を想像して。
<SHINTARO>
へー。
<Mana>
音を聞きながら、例えば舞台とかだと全編10曲とかだったりとかするので、それを最初から最後まで流しながら、この時は息吐いてるかな吸ってるかなっていう確認を踊りながら
私はするようにしている。
子供達がそれを作品を踊った時に絶対ハッて吸った息の音が合うんですよ、それを気持ち良いと呼んでるんですけど、いつも。笑
<AC>
たしかに。笑
<Mana>
作品作りの時は勝負もそうなんですけど、そういう、あ、昨日もそうだったよね、1週間前もそうだったよね、1ヶ月前もそうだったよね、みんなが一気にはーて吐く瞬間は絶対
背中が丸まるみたいな、なんかそういうのを合わせるようにしています。笑
<AC>
へー。
<Mana>
参考になるかわかりませんが。
<SHINTARO>
すごい、いやいやいや。
<AC>
でも今日その呼吸の音があったっていうのが見えたチームが1チームあって。
Kalmiaの2人がスッて息を吸った瞬間がステージ上で聞こえて、うわ、気持ち良いっていうのがやっぱ今の話の中ですごい分かる。
<Mana>
あれ大好きなんですよね、ホント。
多分それがJAZZを好きな1つの要因だと思うんですけど。
ゾクゾクってしちゃうんですよ、その瞬間に。
<SHINTARO>
確かに。
<Mana>
舞台上であったりするとそれもまた。
<YAZAKI>
確かにJAZZってそういう無なとこありますもんね、サッていうのがあるから特にそれを感じる、感じやすいし感じた時がテンション上がるんでしょうね。
<Mana>
そうかもしれない。
<YAZAKI>
あーなるほど。
<AC>
ストリートには中々ない感覚ですね。
<YAZAKI>
ない、ないですね。
<SHINTARO>
あーないっすね。
<AC>
間は作ることはあっても。
<YAZAKI>
うん
<AC>
呼吸を合わせようは中々。
<YAZAKI>
うん、ない、ないっすね。
<AC>
発想としてはないですね。
<Mana>
それが私達から見ると足踏み鳴らしてるとかクラップしてる音とかが同じような気持ちで感じます、見ててかっこいいなって思うのが。
<YAZAKI>
なるほど。
<SHINTARO>
確かにそうっすねー。
<Mana>
ボンて同時に踏む瞬間が呼吸と似てるなーて思います。
<AC>
なるほどー。
<Mana>
五感を研ぎ澄ますっていうか。笑
<SHINTARO>
息合ってくるっすよね。
<Mana>
うんうん。
<SHINTARO>
確かにそうっすね
<AC>
なるほどー、ありがとうございます。
じゃぁSHINTAROくんはどうですか?
<SHINTARO>
僕はYAZAKIさんと同じで寝るっす。
<Mana>
おー。
<AC>
やっぱり休める。
<SHINTARO>
しかも本番当日ですよ?
<AC>
本番当日の言ったら舞台上がる前に?
<SHINTARO>
そうです。
<AC>
それは例えば時間を何分とか決めて。
<SHINTARO>
1時間くらいは寝たいっすね。
<Mana>
うん。
<AC>
1時間、それは例えばじゃぁ自分の舞台出るのが18時からだったとして、言ったら体を起こす時間も必要。
<SHINTARO>
18時からだとしたら3時間前から、3時頃寝ます。
3時くらいに寝て4時半前くらい、4時すぎちょいとかに起きて30分うだうだするみたいな。
でそっから着替えたらもうエンジン入れちゃうっていう。
そうじゃないと、朝起きて場所に行って何をしてっていう時に絶対この中にトラブルがあったりとかもちろんするじゃないですか。
疲れてるんですよ、既に。
でめちゃめちゃ細部なところまで目つぶって意識とかするんすけど、ちょっと俺もうそん時集中力薄くなってるんすよね、自分で感じるんですよ。
なんか疲れたなの方にちょっと自分が無意識で移行してるっていう状態になってるんで、大体、昼過ぎくらいは。
だから本番の時はそれをたっぷり時間取って、もうそういうのがない状態、だからホント2時間とか寝れちゃったら寝れちゃったで良いんですよね。
その代わり、でも起こし方も分かってんすよ、体の。
だからそうっすね、どの大会の前でも寝てます。
だから不安あるやつは俺とは出れないです。笑
<Mana>
確かに。笑
<AC>
あー直前で合わせができないから。
<Mana>
もう3時間前だよ!って。笑
<SHINTARO>
うるせーみたいに。
3時間前まだ寝てて大丈夫、でも1時間半前そろそろガチでやばいなーみたいな。
でもステージの緊張と共にガッツリ起きてくるんで。
その緊張する間の時間も狂うじゃないですか、3時間前とか結構ガチで緊張してるはずなんで。
不安な時間帯じゃないですか。
だからそこをスキップするために僕は寝ます。
<AC>
へー。
<SHINTARO>
で、もう起きたらもう良く分かんないんすよね、イベントも始まっちゃってるし。
(一同笑)
<YAZAKI>
ちょっと浦島太郎状態だ。笑
<AC>
どこにいるんだっけみたいな。笑
<SHINTARO>
はい。笑
で、ホントに、でもデカい大会は長いからオープニングは見れるんですよ。
オープニングでテンション爆上げしてそっから1人になってその時間に入るんすけど、そうじゃないイベントだったら、どんなイベントだかちょっと分かってないっていう
その状況です。
でもそれが自分の中で良い意味のKYな、空気読んでない自分が大暴れするっていう、1個前くらいのチーム見て分かるっすよね、雰囲気も、こんなもんかーっていう。
<AC>
なるほどー。
<SHINTARO>
やってやるぞーみたいな。
あんま見てないから怖くもないっす。
結構僕はManaちゃんみたいにイメージはめちゃめちゃしていく派なんですよ、常にクラブチッタのイメージなんすけどね、僕の場合は。
僕は常にクラブチッタなんですけど、イメージはもちろんするんですけど、生で見るとオープニング以外を見るとちょっとビビっちゃうんすよ。
でわけわかんなくまだ5時間くらいあるのに靴紐とかいじりたくなっちゃって。
<AC>
笑
<SHINTARO>
全然全然早い早いってなるけど、なんかなんすよね。
<YAZAKI>
多分邪念が入っちゃうんだよね。
<SHINTARO>
そうなんです。
<YAZAKI>
俺もそうです、バトルの前、自分が出る時、ベスト16とか上がりましたとか予選もそうですけど、俺一切人の踊り見ないですもん。
<SHINTARO>
そうっすよねー。
<YAZAKI>
見ない。
<AC>
もう自分のことにとにかく集中する。
<YAZAKI>
もうアップする、ちょっと体動かすみたいな。
でもそれが誰がどんな有名な人が踊っててもちょっとこうくらいで、もう見ないように。
<AC>
あえて見ないように。
<YAZAKI>
なんかやっぱ邪念が入って。
<SHINTARO>
そうなんすよね。
<YAZAKI>
あれでわいたからっていう意識が刷り込まれると。
<AC>
あーそっちに意識引っ張られちゃう。
<YAZAKI>
そう、やろうとしちゃうというか、なんかそれがちょっとありますね。
僕もなるべく見ないようにします。
<SHINTARO>
はい。
<AC>
自分をキープするために。
<SHINTARO>
自分をキープするためです。
<YAZAKI>
そうです、そうです。
それはなんか分かる気がする。
<AC>
あー、なるほど。
ちなみにSHINTAROくんのその体の起こし方、自分独自、誰にもハマるわけじゃないしそれが誰にも有効なわけじゃないかもしれないけれども。
さっき体の起こし方分かってるっていう話をしてましたけど、具体的に言うと?
<SHINTARO>
これ誰でもできるよっていうのは、起きました、おはよーってなるじゃないですか、そしたらなるべく多くの人と会話するっす。
<Mana>
あー
<AC>
おー、なるほど。
<SHINTARO>
で、みんなのそこでの温度感とかそこでの色んな情報を共有してもらったりとかしてペアリングするイメージなんすよね、みんなの空気感と。
そこからまた1人の時間に入るというか、ちょっと集中モードに入っていくっていう時に自分の踊る音で2、3回はやっぱイメージしてそれで、ストレッチはそれでやってる感じです。
で1回イヤホン取って会場とかの、見ないけど音だけ聞いてたりとかしますね。
バコンバコン湧いてる時はおーおーってなってくると自然に起きてるっす、もう。
<AC>
へー、その時点で。
<SHINTARO>
で、ちょっと足んなかったら出だしのルーティンをホントの気合いで入れるやつを4、5発踊ったりとかしてそれで起こす感じです、やっぱ出だし大切なんで。
<AC>
会場とみんなと話すことでペアリングするっての、ちょっと面白い話ですね。
<SHINTARO>
そうっすねー。
なんか自分よりも余裕な奴がやっぱいるんすよ。
<AC>
はいはい。
<Mana>
周りにいそうですね。
<SHINTARO>
はいはいはい。
それで信用し、だけどちょっと自分の中ではちょっとなーって思っててチッタの横とかパッて出るともうすごいやつら超やってるじゃないですか。
あ、そうこういう準備をしなきゃ僕はダメなんだみたいななんか、そういう。
<Mana>
追い込んでる。笑
<SHINTARO>
そう、色んな人の今の状況の中で僕が今自分自身ベストでいる状態はどれなんだっていうのを探すようにしてます。
<AC>
なるほどー。
追い込みと休養、呼吸とか匂いとか空間を想像したりとか。
<SHINTARO>
匂いありますよね。
俺同じ香水の匂い付けてくと間違いないって、俺振りめっちゃ間違えて間違える人なんすよ。
<Mana>
めちゃくちゃ分かる。
<SHINTARO>
Toyotakaにこれもうちのチームメイトに言われたんすけど、振付とかっていうのはそもそも人間が覚える時って頭で覚える時は体を使わないとやっぱちゃんと深い記憶として
残らないと。
ただもう1個そこには情景と匂いっていうのもあるらしくて、とりあえず振付を覚えるところからアウトプットするところまでダウニーだったりとか自分の香水だったり
もう全部同じ匂いにしておこうみたいな。
でもチェンジさした方が良いんですよね、新しい振りが今日から入るっていう日にやっぱ匂いを変えていったほうが良くて。
そうするとその感覚で、で本番とかも結構やってるとうわーっていって走馬灯のようにぶわーって出てきて、あ、いけるぞってなるんですよ。
<AC>
一緒?
<Mana>
全部言語にしていただきました。
<AC>
さっきのことを?
<Mana>
説明できなかったやつを。
<AC>
へー。
<SHINTARO>
3ヶ月とか半年とかするとその匂い嗅ぐだけでその雰囲気がまたフラッシュバックしてくるみたいな、そういう引き出しの使い方をしてます。
<AC>
新ネタの時は香水の香り変えたりとか。
<SHINTARO>
してましたよ、当時は。
<AC>
へー。
<YAZAKI>
へー。
<SHINTARO>
だからちょっとR&Bみたいな感じでモテたい時はやっぱちょっとウッディなちょっと濃ゆい香水の匂い付けてとか。
だけどなんかすごいライトな曲だったりとかめっちゃうわーやるときはちょっと爽やかな匂いをとか。
それはもう自分の好き好きっすけど、でも僕はそういうのやってましたね。
<AC>
トリガーとして自分の中での、へー。
<SHINTARO>
そうっすね。
確かにそれは残ったっすよね、頭に、ちゃんと残ってた気がするっす。
<AC>
なるほど、スイッチの入れ方
<YAZAKI>
なるほど、俺もめっちゃ間違える人なんで振りを、自分で作ってて。
<Mana>
えー?
<SHINTARO>
はいはいはい。
<YAZAKI>
平気でうわ!みたいな感じ、すげぇ練習してってんのに後ですげー後悔すんの、なんなんだよみたいな。
(一同爆笑)
<YAZAKI>
生徒と一緒にやっててもそう。
生徒と出て、間違えましたね、みたいな。
あ、なるほどね。
あーその時の例えばそうだ、付けてって練習でもそれを付けてってすればそうか匂いね。
<AC>
体の動きだけじゃなく別の感覚を身体に取り入れる。
<YAZAKI>
空気匂いなるほど。
<SHINTARO>
それは結構でもやりましたね。
<AC>
なるほどー、いやー、かなり面白い話が今回も聞けました。
ということで今日の第8回予選のインタビューは以上となります。
皆さんお疲れ様でした。
ありがとうございました。
<審査員全員>
ありがとうございました。